お家探しシリーズを久しぶりに
今回は角地(二方路)
読んで字のごとく道路部分に二方に面した土地。
普通の中間画地(一方路地)より価値が増分するのは皆さんご承知の通り。
日照・通風の点、土地への出入りの点、眺望の点でプラスになるのかと想像できます。
ではどれだけプラスに働くか…、ここは鑑定士の考えが反映されるところです。
角地の効用の大きさは方位と道路条件によります。
北/西であれば、上記のプラスのうち、日照の点でのアドバンテージは少なくなります。
また、道路幅員が狭ければあまりプラスになりませんね。
南/東の角地が日照・通風の点で、効用がMAXになるそうですが、昨今の猛暑ではプラスにしすぎるのもどうか…と思います(個人的に)
私的な考えですが、角地の増価割合は+5%を上限にして、あまりにメリットのない角地は±ゼロと考えます(例;農家集落の2m幅員道路と1mの里道と面した角地)。
あとは対象不動産の最有効使用と道路特性を照合して考慮します。
住宅探しの場合には、「角地で日当たり良好!」と謳っている広告を拝見することがあるかと思いますが、幅員、道路状況(交通量の多い二方路だと住環境のマイナスで相殺またはマイナスになる場合もある)等を考慮して、購入物件を見ると良いでしょう。
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