短答試験終わりましたね、皆様お疲れさまでした。一息つく間もなく論文式が始まります、体調崩さないように(私は一度やらかした(笑))
家を建てるとき、付近に何があるかすごく気になりますね。
その中でも嫌悪施設というものは土地の価値を減価します。
近接していたらするほどマイナスが大きいとお考え下さい。
我々が実務上住宅の嫌悪施設として列挙するものはたくさんありますが、
その中でも高圧線について
まず、高圧線の鉄塔が家のそばにあると
圧迫感
景観を損なう
倒壊のリスクなど
で減価要因として扱ってしまいます。マイナスの度合いは個別判断になりますが( `ー´)ノ
これは皆さん見てわかる範囲。
高圧線はどうなんでしょうか?
高圧線の下(高圧線下地、以下線下地とします)はいわゆる地役権が設定されている場合が多く、建物の建築が制限されています。(高さ○○Mまでとかそもそも建物禁止とか)
その分かれ目が高圧線の使用電圧
17万ボルトが分かれ目です
①17万ボルト超→
一番外側の電線の垂線下水平距離3m以内
かつ
隔離距離10.05m以内(50万ボルト)
隔離距離6.60m以内(27.5万ボルト)※東京電力資料による
は建築NG
②17万ボルト以下→
隔離距離(A)4.80m以上(15.4万ボルト)
隔離距離(A)3.60m以上(6万6千ボルト )
すなわち「離隔距離」を保てば線下でも建築可である。
このように物理的な制限もあります。
制限の内容については、地役権設定契約に内容を確認してくださいね。
登記簿に記載されていることが多いです。
また、地役権の設定範囲は地役権設定図面(法務局所蔵)にて確認することもできますので合わせて請求しましょう。
間接的には
塩害による電波障害の可能性
騒音(風が吹くとビュービューなる)
心理的嫌悪感
などの住環境に対する影響も大きいですね。
住むにあたって、高圧線下地に該当した場合には、電圧、地役権による建築制限、物理的な環境のことをよく調査したほうが良いです。
様々な天気の日に見て決められると良いでしょう。
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