シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン
2024年に本屋大賞を受賞
舞台は滋賀県大津市
最初の話は西武大津店が閉店する話から
西武ライオンズのユニフォームを着て
大津店の前でカウントダウンを伝える
テレビの映像に映り込むのは
この話の主人公 成瀬あかり
頭脳明晰
運動神経抜群
その上絵もうまい
達筆という中学二年生
そして緊張したことがないという
ものすごい強心臓
さぞかし人気者かと思いきや
ちょっと人とは変わっている
第二話は
数少ない友人島崎みゆきと
ゼゼカラというコンビ名で
M-1に出演
ゼゼカラとは膳所という地名から来たという意味
膳所と書いてぜぜと読むのは関西では難読漢字らしい
西武大津店などいろんな所が実在するので
M-1に一緒に出たオーロラソースなるコンビ
検索してしまいました
実在しませんでした
三話の階段は走らないは
中年男性の西武大津店への思い出やらの話で
成瀬が出てこないので
おもしろくない
でも後でこの男性たちが関わってくるのだが
四話では成瀬は高校生になった
なんと入学式に坊主頭で登場
しかも新入生代表の挨拶が成瀬
どうして坊主にしたかの理由がまたユニーク
レッツゴーミシガンの話では
成瀬は
全国高等学校小倉百人一首
かるた選手権大会に
滋賀県代表で出場
その独特のフォームを見た
広島県から来た西浦航一郎なる
男子高校生が
成瀬に一目惚れ
彼に目標を聞かれ
二百歳まで生きること
なんて答えてる
この話で成瀬はスマホを
持っていないことが判明
周りに流されないところが成瀬らしい
最後のときめき江州音頭で
前に登場した中年男性たちと
夏祭りをする
実際にいたら
とんでもなく注目の的で
目が離せない存在で楽しいかも
裏表紙の西武大津店
検索すると同じ画像が出てきます
相変わらずの
青山美智子さんの心癒されるお話しが5話
備忘録としてざっくりと・・・
話の中心は「日の出公園」にある
アニマルライドのカバ
古くなってあちこち剥げている
怪我とか病気とか
自分の体の治したい部分と
同じところを触ると回復するという
都市伝説がある
第1話 奏斗の頭
中学校でたいして勉強もしないのに
いい成績を取り
進学校に進んだら
落ちこぼれになりそうな成績
奏斗はカバヒコの頭をなでる
第2話 紗羽の口
娘の幼稚園でのママ友との付き合い
一つ一つうなずきながら読んでしまいました。
子どもを人質に取られているような感じ?
子ども同士仲が良ければ
嫌な親ともつき合わなければならない
紗羽はカバヒコの口をなでる
思っていることが、言えますように
第3話 ちはるの耳
ストレスで耳の病気になり休職
好きだった同期の男性の結婚報告
客からの感謝の手紙
第4話 勇哉の足
駅伝に出たくないから
仮病で足を痛めたと嘘をついたら
本当に足を病んでしまった
整体師から言われ
目の前のことに集中する生活で
足から意識を飛ばす練習をする
ごはんを食べる時
何が入っていてどんなふうに調理されているか
歯をみがく時
歯のことだけを考えて
一本づつていねいにブラシを当てる
授業中
黒板に書かれていることを
ノートに写すとき
なるべくきれいな字で書くようにしたら
内容を覚えやすくなった
第5話 和彦の目
前の四つの話に必ず登場した
サンライズ・クリーニングのおばあさん
一人で切り盛りしている
リカバリー・カバヒコの生みの親かも
その一人息子和彦と母親との気まずい関係
釘を引っかけて
穴が開いたコートに
素敵な刺繍で穴埋め
ダーニングという
人間の体って
病気や怪我のリカバリーのあと
まったく同じようには戻らないと
和彦に教えてくれるのは
4話の勇哉
整体師からの受け売り
同じようには戻らないけど
経験と記憶がついて
心も体も頭も
前とは違う自分になると
老いた体と母親との関係・・・
老眼に悩む和彦に
若い部下の話
この数年でコンタクトレンズが
すごい進化していると
それぞれの目の状態に合わせた
レンズが増えている
もっと後に生まれていれば・・・
今さら面倒
今回も人情あふれる
長屋のお話が四話
その壱 あやつり
黒石藩藩主 高宗
正室は玉姫
十歳で正室となり
今は十七になったのに
いまだ寝所をともされることがない
このままでは世継ぎができないと
周りの者たちは
側室を迎えようとする
それが李枝という美しい女
しかし李枝には
悲しい過去があった
まるであやつり人形のような
それとは別に
高宗がおけら長屋にお忍びで
出かけたところを
玉姫の奥女中
志桜里に見られていた
それを女子(おなご)に会いに行っていると
思った玉姫はひどく傷つく
そんな側室問題に力を貸す
おけら長屋の住人たち
その弐 たけとり
暴力亭主、六蔵から逃げてきたお竹を
おけら長屋でかくまうことになった
亭主をダメにしたのは
お竹自身だと気づいたお染
あまりにも優しすぎると
それに気づいたお竹は
強い女になり六蔵に
しっかり物が言えるようになる
その参 さいころ
松吉の義姉 お律に惚れたのは
薬種問屋の主で
聖庵堂で医師として働くお満の父でもある
木田屋宗右衛門
そしておけら長屋の大家
徳兵衛もお律に惚れていた
しかしそのお律自身は
聖庵堂での仕事に生きがいを感じていた
さいころは
宗右衛門と徳兵衛が
酔っぱらって
サイコロを振り
どちらから好きな相手を白状するか
勝負したから
その四 きんぎん
ちょっとおつむが足りない
八百屋の金太
握り飯をあげたことから
なついてきた犬に銀太と名付けて
一緒に住むことになった
野犬狩りにあい
銀太をかばって大怪我をした金太
野犬狩りをさせたのは
油問屋 黄金屋
三男が野良犬に襲われたから
似たような犬を懲らしめさせていたということ
その三男が襲われたとき
付き添いをしていたのが
お克
それで黄金屋から暇を出され
首吊り自殺をしようとしていた所を
助けたのがお満
そして黄金屋の娘お晴が
かどわかされる
無事連れ戻すことができたのは
お克と銀太のおかげ
16歳のおいち
江戸深川の菖蒲長屋で
医者である父松庵の仕事を
手伝っている
おいちはこの世に思いを残して
死んだ人の姿が見え
その声を聞くことができる
母は早くに亡くなり
その姉 おうたが何かと面倒を見てくれ
今回は生薬屋(きぐすりや)鵜野屋の
跡取り息子 直介との縁談を持ってきた
しかしその鵜野屋では
奉公人と内儀が相次いで亡くなるということが
起きていた
おいちはその声が聞こえた
2024年の9月に
NHKでドラマ化されています
おいちを演じたのは葵わかなさん
父松庵は玉木宏さん
伯母のおうたを財前直見さん
サイキックとは超能力や霊能力というような意味
そんな力を持つ中学生のキヨカ
気の汚れを目で見ることができる
両親の離婚
父親の自殺未遂
そんなことを経験しているのに
なんだか常に前向きなキヨカ
父親の弟 友おじさんが経営する自習室での
掃除のアルバイトをしている
思春期に入ると
霊的なもの
しかも暗いものを見ることが多くなった
変な場所へ行くと
つい変なエネルギーを拾って帰ってきてしまう
誰かが轢かれたであろうスーパーの駐車場など
友おじさんと自分の関係
その組み合わせの言い方がなんかいい
例えば水星人と金星人が
お互い地球では宇宙人
と言い合って仲良くしているような距離感
そしてパートナーと
その愛犬との出会い
妊娠出産は書かれてなくて
突然の子持ち
ここが ちょっと不満
もっとそうなった状況
知りたかった
下町文法
下町ルール
個人的にウハウハになるくらいの
ご近所さんからの
お祝い金
それは模合とキヨカが言ったら
違うと友おじに否定された
模合とは
気の合う仲間と毎月集まり
飲み会を行い
ついでに資金積み立て
旅行や事業に役立てる
古くからある
庶民金融
やっぱりちょっと違うと思う
気になった部分
お母さんというものは
息子が近くにいてくれることが
人生の最大の喜びで
だんなさんに関しては見送ると
案外すんなり納得するもの
同感同感
「無限の住人」
あんなすごいマンガは
未成年は読んじゃだめ
と友おじさんに言われてる
早速調べてみると
「不老不死の身体を持つ男が、
両親を亡くした少女の用心棒となり
少女の仇を討つため戦う冒険活劇」
だそうです
またこんなことも
世の中には
「キャンデイ♡キャンディ」や
「ハチミツとクローバー」
みたいなこともある
いろいろありながら
年上の保護者のような人を
愛するようになる乙女の話
懐かしいキャンディ♡キャンディ

その壱 かえだま
二十年以上前に別れた母親を探しに
江戸にやって来たのは
三河にある木綿問屋に奉公している作吉
今度薩摩に店を出すことになり
そこへ出向くことになったので
もう二度と江戸へは来れないと
この機会に母親に会いに来た
母親探しを手伝うことになったおけら長屋の連中
さんざん捜しまわった結果
母親はすでに亡くなっていて
さらにその母親と思われていた女は
本当の母ではなかったことがわかる
それを知った長屋の連中は
もう二度と江戸には来ないのだからと
ある女に母親の身代わりを頼むことにする
その女は息子が悪さばかりすることに
手を焼いていた
なんとその件も解決してしまう
作吉は笑顔で旅立っていった
「お江戸日本橋七ツ立ち」といって
旅人はこの刻限に旅立つ
七ツとは
夜明け前ころらしい
その弐 はんぶん
長屋に住む浪人島田鉄斎が
回船問屋の後家が命を狙われているというので
用心棒として泊まり込むことになったのだが
鉄斎がその後家と一緒になり
回船問屋の主になると噂になる
それを聞いた長屋の連中は
そうなったら
鉄斎は幸せになるのだから嬉しさ半分
寂しさ半分だなというのと
噂は話半分にと
他にも半分という言葉が何度か出てくる
その参 げんぺい
おけら長屋の連中のたまり場になっている
酒場三祐
その主晋助の息子源助は
母親の死は父晋助のせいだと思い込み
母親に立派な墓を建ててやると言って家を出ていた
うまくいかず八年ぶりで帰ってきた源助
そこに偶然やってきたのは
常陸国から
江戸に出てひと旗揚げると
大口たたいて村を出てきた三平
その二人のやり取りに
大笑いした万松は
源平合戦として
見世物小屋に立たせることを思いつく
その四 みなのこ
長屋に住む久蔵とお梅の子
亀吉が
一緒に遊んでいた忠吉にケガさせてしまう
自分の子はやっていないと信じる二人
長屋の連中も亀吉はやっていないと信じる
真実を探し回る久蔵
そしてそれは
忠吉の住む寒天長屋とおけら長屋の対立に発展する
それが南町奉行所まで話がいく
目安箱に訴状が入っていた
とかなんとか言って
南町奉行の桑原肥前守樽紀
(くわばらひぜんのかみたるのり)も
実はおけら長屋が大好きだったのだ

その壱 くらやみ
連続する夜鷹殺しを捕えるため
自ら囮(おとり)になったお美弥は
南町奉行所の密偵(てのもの)だった
どうしてそうなったか
お美弥の悲しい過去は
十年前の髪切り魔と関りがあった
その弐 ねんりん
神田一帯を縄張りにする
博徒の元締め 三津五郎
草履屋 飯田屋の馴染み客
飯田屋の跡取り息子の弥太郎が
品物を届けた時に説教され
三津五郎に憧れる
その参 せいひん
おけら長屋に住む
万松こと万造と松吉は
記憶をなくした貧相な老人を
貧乏神に仕立て
見世物小屋で拝観し
賽銭を投げ入れた者の家には
貧乏神はやってこないと噂を流して
金儲けをたくらむ
その四 あいぞめ
十年ぶりに現れた
髪切り魔
聖庵堂のお満も襲われる
助けに行ったのは万造・・・のはずが・・・
コントか喜劇か?

その壱 はるざれ
津軽の黒石藩
ここ数年不作が続き
百姓の娘は女郎屋へ売られたりしていた
それを避けるためになにか策はないか
思案するのは徒目付 尾形清八郎
清八郎の家の下男の娘お葉も
女郎屋へ売られていたが
清八郎が身請けし
お葉の母親が作っていた味噌漬を
藩の名物として売り出すことになった
材料集めに協力するのが
おけら長屋の連中
その弐 なつぜみ
これは江戸時代のロミオとジュリエットみたいな?
犬猿の仲の菓子屋同士だった
嘉助とお喜代
相思相愛ながら
結ばれず
時は流れ
お喜代からその話を聞いた
長屋の連中は
嘉助探しを始める
その参 あきなす
これは長屋の万造が奉公する米屋の
嫁と姑の話
二人の争いに加え
食中毒事件が発生
その四 ふゆどり
長屋に住む浪人
島田鉄斎に真剣での勝負を挑むのは
鳥居涼介
修行の旅をしながら
剣の腕を磨いていて
鉄斎を仇と誤解してのこと

その壱 まつあね
松吉の姉だからまつあね
そのまつあねことお律
夫に死なれ江戸へ出てきて
聖庵堂で働く身
そこへ全身傷だらけの男が担ぎ込まれてくる
その男新吉は
斬られて持っていた二十両を奪われた
大恩ある人に恩返しをするため
どうしてもいるお金だったと
その話を聞いたお律は
持っていた二十両を渡してしまう
それは亡き夫が持っていた田畑を
売ったお金だった
松吉たちは騙されたと言うが
お律は彼を信じる
その弐 かたまゆ
お里と一緒に成戸屋に奉公しているお多喜
彼の亭主竹五郎は酒乱気味で
お多喜や娘のお智を困らせていた
そしてもう一人の酒乱の男が登場
阿波国徳島藩の藩士 若芽錦之助
彼は以前酒で失敗しているので
今は禁酒の身
貧乏旗本の三男坊と称して
長屋にやってきている
黒石藩藩主 津軽甲斐守高宗と
遭遇
その場で錦之助は
長屋の連中に酒を飲まされ
剃刀で高宗の片方の眉を剃り落してしまった
おけら長屋の万造と松吉は
錦之助と高宗を利用して
竹五郎を改心させようとする
その参 きれかけ
おけら長屋の裏手にある
金閣長屋
そこに住む権三郎とお清夫婦の娘
お菜美は権三郎と口論し
家を出ていた
そのお菜美が二年ぶりに
お腹を大きくして戻ってきた
どこで何をしていたのか
お腹の子の父親は誰なのか
何も話さない
そこでおけら長屋の連中が
動き出す
お腹の子の父親は
お店(たな)に奉公していた佐久助
今で言うパワハラにあい
店に行けなくなってしまった
佐久助に新しい仕事を見つけてきたのは
お菜美と幼なじみの
八五郎の娘お糸
お糸もまもなく子が産まれる予定
はたして佐久助は新しい仕事がうまくいくか
佐久助とお菜美は一緒になれるか
無事子は産まれるか・・・
その四 おみくじ
この話はお糸の子が産まれるまでの話
長屋の連中が本人たちより
浮足立つ
そんな中何かをしてあげたいと
辰次や金太が神社に安産祈願に行き
おみくじを引いて
お守りの中に
大吉のおみくじを入れてあげようとするが
なんと入っていたのは大凶のおみくじだった
そこには出産難ありと書かれているではないか
もらって落ち込むお糸・・・
そして子どもは逆子
さて無事産まれるか
これは少しファンタジー的要素あり

その壱 とりもち
だるま長屋に住む瓦職人の栄太郎は
万造の幼なじみでありながら
二人は相性が悪く
顔を合わせれば喧嘩が絶えない
その栄太郎が
今で言う仲人業みたいな
とりもち屋で
相手を引き合わせてもらうことになった
何度か断られ
四度目の相手お夕は
後家で子持ちで歳は上
相手はそれを引け目に感じ
断ってきたが
栄太郎は子どもの朝太とも仲良くなり
忘れられなくなってしまう
その仲を取り持ったのは
万造
なんだかんだと
からかったりしたが
ほおっておけない心優しい万造さんでした
その弐 よみうり
大店の隠し事などを
読売に書いて
商売をしている春助
おけら長屋の連中が常連にしている
酒場の三祐にその春助がやってくる
八五郎は
人は人様には言えない隠し事の
一つや二つあるもんだ
汚いまねや、人を陥れたというなら
書いてもいいが
昔のことを暴くのは野暮
知らない方が幸せなこともある
書かれた人の幸せを奪うことができるほど
おまえは偉いのかと
説教する
しかし春助は
人は本当のことを知るべきだと
読売が気に入らなければ
買わなければいいと
しかしその後
秘密を暴露された
大店の嫁が自害してしまう
その参 おいらく
おけら長屋の大家 徳兵衛
隠居の与兵衛
薬種問屋木田屋の主 宗右衛門
三人はこの世に悔いを残さないために
吉原に繰り出そうと意見が一致
しかし精力に自信がない
そこで薬種問屋の宗右衛門が
精がつく秘薬をあると
蝦夷の海にいる珍獣の
オスのイチモツを煎じて粉にした秘薬
夫の精力を増大させるので
名前は夫精(オットセイ)
笑うわ~~
さあて三人は吉原で楽しめたでしょうか
その四 ゆうぐれ
これは松吉の話
松吉は下総国の印旛の出
農家の跡取りの兄が死んだとの知らせ
兄には妻はいるが子がなく
年老いた父親は
松吉に帰ってきてほしいと頼むが
その父親も亡くなってしまう
跡取り問題
兄の嫁のお律は
早くに母親を亡くした松吉の面倒を
見てくれた
そのお律の今後のことも考えなければ
おけら長屋の連中の考えで
酒場三祐で働くお栄が
松吉の女房になる予定だという話を作り出す
それが瓢箪から駒?
