どんな小説か?
お弁当?食の話?
家庭環境に恵まれない少女の話か?
内容は予想とは少し違っていました
小鳥とは飼っている鳥でも
野を飛び回る鳥でもなく
主人公の名前
そしてリムジンとは車のことではなく
理夢人
小鳥の恋人になるお弁当屋さんの名前
幼児虐待から
どうしても「52ヘルツのクジラたち」を思い出し
イメージは
杉咲花さんと志尊淳さんになってしまいました
小さい時から性依存症の母親の元で
目の前で男女の営みをみせつけられ
なおかつその母親の相手に乱暴されそうになる
児童相談所に駆け込み
養護施設に預けられると
そこでも性暴力の餌食に・・・
親友の美船も
性に対する知識のなさから
安易に体を許し中学生で妊娠してしまい
自ら・・・
そんな過去を持つ小鳥だけど
素晴らしいパートナーに出会う
そして性の素晴らしさを知る
この話の中では凹凸(おうとつ)と表現
この物語
中高生かもっと若い年代に読ませたい
性への無知が生む
いろんな悲劇を避けるためにも
理夢人が作るいろんな料理も
魅力的
以下
気になったところ抜粋
不治の病に侵された
父親だと名乗る男性コジマさんの言葉
絶対に胃ろうと人工呼吸はせず
植物が朽ち果てるように
人生を終えたい
これは私も理想です
コジマさんの存在は介護は大変だったけど
小鳥の生活をいい方へ導いてくれた
奈良の宝生寺の弥勒菩薩
如意輪観音
とろけそうなほどの優しい笑み
今度行ってみよう
仏様が一本の木の中から
彫り出されたということが
すごいことだとコジマさん
このステーキの牛は
牧草牛って言って
牧草だけを食べて育った
これは当たり前ではない
実際の食用牛は
特に日本の牛肉は不自然なことを
いっぱいされている
変なものばっか食わされて
幸せじゃないと理夢人
「むしやしない」
虫を養うと書く
お腹の虫をなだめすかす
京都のことば
啐啄 そったく
卵の中にいる雛が生まれようとする時に
雛が卵を内側からつっつくことが啐
それに合わせて
同じ場所を親鳥が
外側から破ろうとするのが啄
このタイミングが合わさることで
ちゃんと割れて雛が誕生する
これは美船から教えてもらった
社会全体で子どもを育てることを
社会的養護と呼ぶ
社会的養護は
家庭養護と施設養護に分かれて
児童養護施設は施設養護
施設養護は他に
乳児院や自立ホームなどがある
家庭養護は生まれた家ではなく
新しい家と家族が
子どもの養育に携わること
特別養子縁組
里親
ファミリーホームという三つの形がある
児童養護施設だと大人数なので
家庭の姿を知らずに成長する
その弊害が大きいので
ファミリーホームという
少人数の施設で
疑似家族の形で共同生活する
モヤシ炒め
強火でガンガンやる必要ない
ザーザーという大雨みたいな音が
したら火が強すぎる
中火より少し強いくらいの火加減が理想
サラサラと小雨が降っているような音
フランス語では
オルガズムのことを
「小さな死」と表現する
サーファーとかダイバーは
納豆アレルギーになる人が多い
納豆のネバネバ成分と
クラゲの触手が共通らしい