今日も雨の日 世界は終末を迎えでもしたかのよう
薄曇りの暗い空では 明日のことも占えずにいる
うっかり水たまりを歩いて 濡らした僕のスニーカー
家に帰れば 彼女の笑顔
いつも いつでも 迎えてくれると思っていたけど
たまに 彼女が言い返すとき
たいてい 僕が悪いのに
最後に彼女のほうが「ごめんね」って言うのは
僕のことを諦め切ってるってことなんだろうけど
彼女が家にいない
この梅雨は いつになったら明けるの
世界の終わりが来たかのように
僕は 家の周りを歩くだけ歩いた
彼女が家にいない
この梅雨は いつまで待ったら明けるの
世界の終わりが来たかのように
僕は 家の周りを歩くだけ歩いたけど
どこにも彼女を探せなかった
リビングのテーブルにメモが置いてあった
彼女の筆跡で一言
「覆水盆に返らず」
時々ため息をつくように言っていた言葉
本気だったんだね
彼女が家にいない
この梅雨は いつまで待ったら明けるの
世界の終わりが来たかのように
僕は 家の周りを歩くだけ歩いたけど
どこにも彼女を見つけられなかった
見つけられなかった…
