季節の変わり目は体調がよくありません。
歳のせいかもしれません。
介護・家事で、肉体的な負担に加え、精神的な負担が大きいせいかもしれません。
最近は、この季節の変わり目の不調の程度が重くなっているような気がします。
体調が悪いと怒りっぽくなります。
母のちょっとした動作に怒るように声を出して注意します。
叱っているのか、怒っているのか分かりません。
先日、ウンコのついたパットを私が目を離したスキに自分で片付けようとしたため、怒ってしまいました。
よくウンコを自分で処理したがりますが、自分で処理はできません。
かえって汚すだけなのです。
過去に、何回も、「しなくていい」「かえって、私の負担が増すだけだから、しなくていい」と言っているのに、やってしまいます。
かなり疲れて、体調が悪いところに怒ってしまい、増々、体調が悪くなりました。
精神的にも、怒って悪かったという罪悪感のような後悔の念もあり、ドッと疲れてしまいました。
落ち込んでしまいました。
そんなときに、
「そのままのお前でいいよ」
「完璧な介護じゃなくていいよ」
という言葉が頭に浮かびました。
少し気が楽になりました。
「そのままのお前でいいよ」とは、「母に厳しく注意するお前でいいよ」ということではなく、「悪いと思った行いは反省し、繰り返さないような工夫をして実施する」「失敗を繰り返しても反省・工夫をして、少しでも、冷静な状態、穏やかな状態、優しい状態を保つような自分を目指していく」という「今のお前でいいよ」ということです。
「完璧な介護ではなくていいよ」とは、「より良い介護を目指す」ということです。
この少し後も、また怒ってしまいました。
また、やり直しです。
ただ、怒り方が、「私も身体が万全でない。すごく疲れている。すごく体調が悪い。だから、日頃、注意していることを守るようにして。それを守らないだけで、ドッと疲れが増すんよ。」というように強く伝えると、母も少し心に響くのか、その後、態度が少し変わります。
介護する側も介護受ける側も、神さま仏さまではありません。
完璧ではありません。
反省・工夫を繰り返しながら、なんとか生き抜いているのです。
お互いに頑張っているのです。
努力をしているのです。
少し前になりますが、彼岸花に蝶がとまっているところを撮ることができました。
カメラを構えても逃げずに収まってくれました。
なんか、ホッとします。
ありがとね。
介護をしている方、介護について迷われている方、将来、介護の不安のある方等など、何かの参考になれば幸いです。
たいへんな時代に、介護をするのも大変です。
皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
61歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。