介護の度合いによって、それぞれですが、介護者の入浴は一苦労だと思います。
私の母の場合、手すりを使い、なんとか自分で湯船に入れる状態です。
しかし、湯船に入る時よりも、出る時の方が難しいのです。
ケアマネージャーさんから電動アシスト器具があるとのアドバイスを受けました。
パンフレットの写真を見ると、ちょっと大げさすぎるような気がしたので、違うものを探していると、介護用バスボードなるものを発見しました。
これで、なんとか湯船から出るのが楽になるかな、という感じがしました。
しかし、すべて湯船に対して横置きだったのです。
母が、湯船から出る状況から、縦置きの方がいいのですが、縦置きはありません。
それで、自分で作ってみました。
こんな感じです。
湯船の中には、椅子と滑り止めを入れています。
湯船には、手すりを付けています。
湯船の手前にも滑り止めを置いています。
板は、風呂場の天井を掃除するのに、脚立を置くために買って置いた板を切断しました。
湯船に縦においているのが、それです。
なんのことはない、作ったといっても、板を切っただけです。
その横にある丸い穴が開いた板は、お湯のかき混ぜ器です。
亡くなった父が、生前作成したものです。
少し割れていますが、まだ、使えます。
自作の縦置き型バスボードは、何回か使ってみました。
うまく行きました。
湯船から出るときに、湯船で立って、板にお尻を乗せてもらいます。
ここまで、できれば、ほぼ成功です。
後は、母を乗せたまま、板を引き寄せて、足を湯船の外に出して、出ます。
私は、なんでもかんでも介護保険で、という考えは持っていません。
自分で、できることは、できる限り自分でやってみようという考えです。
でも、お世話になるところは、介護保険にお世話になっていますよ。
介護をしている方、介護について迷われている方、将来、介護の不安のある方等など、何かの参考になれば幸いです。
たいへんな時代に、介護をするのも大変です。
皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
61歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。