先日、ある銀行のモニターに、その銀行が発行しているポイントの宣伝映像が流れておりました。
銀行もポイントを発行するようになったのか、と思ったと同時に、銀行がポイントを発行したら、貨幣、つまり、お金と同じじゃないのか、という疑問も湧いてきました。
お金の機能の3つ、つまり、価値の表示機能、価値の交換機能、価値の貯蔵機能を、ポイントについて考えてみます。
当該ポイントは、当該銀行で貯めることができるということなので、価値の貯蔵機能も満たしているようです。
当該銀行発行のポイントは、当該銀行の取引先企業で支払いが可能ということです。
使用範囲が限定されているものの、価値の交換機能は満たしています。
支払いができるということは、ある商品の交換ポイントの数を表示していることだと思うので、価値の表示機能も満たしているようにあります。
ただし、使用対象が限定的です。
振込や決済が、できるかは不明ですが、同じ銀行内であれば、可能なような気がします。
お金と同じ機能を果たすことができそうです。
また、1ポイントを1円で交換できるということなので、円に交換すれば、ほぼ、お金と言えそうです。
ただ、1ポイントが、1円ということですので、円というお金に従属しています。
円から、独立したお金とは言えないと考えます。
単位も、1ポイント、2ポイントと数えるようです。
1円、2円と同じです。
円の価値が、上がったり、下がったりすれば、それに連動して、上がったり、下がったりします。
でも、ほぼ、お金です。
いっそのこと、独立したお金を発行できるようにすれば、いいと思います。
単位は、1ポイントでなく、1福(ふく)、10福(ぷく)とかです。
(ポイント以外の単位なら何でも良いのです。
九州最大の都市、福岡の福、幸福の福からとってみました。例えば、の話です。)
この他にも、民間の都市銀行や有力地方銀行が、それぞれ、円から独立したお金を発行すると良いかもしれません。
これらの銀行は、発行したお金を使用してくれる人のための金融政策を行う必要があります。
何、バカなことを言っているんだと思われる方もいると思います。
今の日本の中央銀行、政府は、誰のために金融政策やっているのか分からないと考えているからです。
政府や特定の人、企業のためのような気もします。
いや、他国や世界のためかもしれません。
日本国民のためではなく、です。
民間の銀行が発行したお金の価値を維持するようになると、1福が、1円でなく、1福が、100円というように、福の価値が、円よりも高くなることもあると考えらます。
そうすると、誰も、円を信用しなくなると思うのですが・・・
そうなったときでも、絶対に、デジタル通貨のみは、しないでください。
この件は、少しずつ勉強していきます。
まだまだ、未熟です。
散歩の途中に、道端で、見つけた花です。
ほんの少しのコンクリートの隙間から、成長し、花を咲かせています。
力強さと、美しさを感じたような気がします。
ありがとうね。
会計、財務、監査、金融に関連した私の考えについて、書こうと思います。
できるだけ分かり易く書きたいのですが、難しくなるときもあるかもしれません。
会計、財務、監査、金融は分からないけど興味がある方、会計、財務、監査、金融を勉強したいと思っている方、会計、財務、監査、金融に携わっている方、何かのご縁で私のブログを読んでいただいた方、皆さんのお役に立てれば幸いです。
皆さんに、神さまのご加護がありますように。
62歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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