毎年12月になると、津山の仲良し4人組と鳥取の民宿へ松葉ガニを食べに行くのが恒例となっている。昨年は引っ越して遠くなったが、始発電車で2時間半かけて津山へ出向き、駅で合流してその足で鳥取へ。松葉ガニを堪能し、湯郷温泉の立ち寄り湯で一休み、その夜は友人宅に泊めてもらった。
今年は、遠方から出て来るのは大変だろうから、私の都合のいいところに決めていいよと言うので、当地から車で30分ほどで行ける赤穂温泉に決め、ネットで食事付きの日帰りコースを探してみた。
あちこち比べてみたが、写真でみるお風呂がよさそうなので「銀波荘」に決めて予約しておいた。個室での食事と温泉入浴料を含めて7350円である。
21日、いいお天気で陽射しがポカポカと暖かい。250号線を途中から赤穂御岬方面へのバイパスへ入ると、道路は広いし車が少なくて25分くらいで到着した。
部屋のベランダからみる瀬戸内の海は穏やかで、真正面に遠く小豆島が見える。
12時から食事ということにして、先ずは温泉へ。そのすばらしい景観にびっくり。食事のあともう一度温泉に入り、デジカメで撮ろうと決めた。
だれもお酒を呑まないので、食前酒で乾杯。HPの写真では豪華に見えたが「看板に少々偽りあり」、それでも一応品数はあるようだし、味付けもよかった。渡り蟹は小さいが、ズワイガニと違って味が濃い。マツタケは今年の初物で、いろんなところに使ってあるが、なにしろ感心するくらいの薄切りで、歯ごたえのないのが不満である。
太陽が真上に。青い空に白い雲、キラキラ光る海、霞む島影、わが家の前も海だが、この景色とは比べ物にならない。みんな感嘆しているのに言葉が声にならないようである。
2時少し前、食事はお開きにして温泉へ。こんどはデジカメ持参である。
写真の下方に色の違うところがあるのにお気づきでしょうか。青い空と海、温泉と並んでいて、この湯船に浸かっていると海の中に浸かっているような錯覚を覚える。寒い日や夜にはガラス戸が締められるが、晴天の日はガラス戸全部が右側の戸袋にしまわれる。横は10mくらいあるだろうか、その開放感たるやまるで露天風呂のようだが、露天風呂は別に右側の出っ張ったところに小さな岩風呂がある。
眼下は岩場で波が押し寄せている。今まで数多くの温泉場に行ったが、こんな大浴場は初めてで、この景色はいつまでも見飽きることはない。日帰り入浴で2度も温泉に入ったのも初めてこと。
帰りにわが家によって、お茶しながらおしゃべりに花が咲いた。やはり気の置けない友だちとのおしゃべりが一番、来年年明けには当地の名物“牡蠣会席”を約束した。
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