トイレに入る度にあの黒豚に襲われたのではとても安心して用など足せるものではない。気になってトイレの裏側を見に行った。隣の塀とトイレの間にコンクリートの溝がある。通りに面して塀などはなく全く自由に出入りが出来る。豚さんどうぞ宜しくお願いしますという事か。豚がトイレの中へ入れないように何とかしろと、マネージャーに文句を言ってやろうと思ったが、インド人のことだ豚が嫌なら自分の物は自分で始末しろと言い出しかねない。裏の出入り口に豚が入られないように塀を建てたら、トイレ内には汚物が溢れることになる。ホテルだというのにトイレの処分は豚頼みか。ここは今までどおり豚に頼るしか方法はなさそうだ。ぼくは豚と再び遭遇しない為の対策を考えてみた。まずトイレに入るときドアを静かに閉めて豚に気づかれないようにする。次にホテルを替わることも考えてみたがこれは無意味だろう。町のどこでも井戸を使っている、砂漠が近いから水道はないのかもしれない。だとしたらホテルを替わってもトイレはここと同じ設備だろう。これからも度々、豚の急襲をうけるようであればこの町から逃げ出そう。折角遠くまで来たのに1週間足らずで豚に追い出される事になるのだろうか?
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- 70~90年代インド・ネパールを中心に旅をしました。当時のノートと少ない写真の記憶です。ヒンディー語やスラングが多用されています。質問はコメントでお答えします。
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