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たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

七草セルフリフォーム日記6~床板を開けて考える

2020年03月07日 22時10分40秒 | 一喜一憂
前回

12月1日。父が見つけてきてくれた作業台付き脚立を抱えて意気揚々と現場(我が家)へ。
あ!!鍵忘れてきた!!
まさかのいきなり新居への2階ベランダ侵入…。脚立、いきなり役立った…。

ご近所への挨拶回りを済ませ、まずは押し入れの天井をよじ登り、屋根裏チェック!
太い木でがっしりと組まれていて、思ったより立派な造り。雨漏りの跡や、ネズミの跡などもなさそうで一安心!

奥さんは1階で掃除&お片づけ。
もともと取り壊す寸前だった物件なので、前の持ち主さんの私物や、自転車関係の仕事道具やらたくさんあるのです。
なにしろ安く手に入れましたので…頑張って片づけます(奥さんが)。

そして…いよいよ床開けです!
後で床板を張りなおせるように、根太(ねだ:床板を支えている横木)の位置の真上を、板の厚さだけ丸ノコの刃を出して開けてみます。(実は丸ノコはこれが人生初使用!)


出ました!うおっ!!これはひどい!!
幸いにもこの位置から直せそうではあるけれど…さて、どうやってなおしていこう?作戦を練ります。


(下の穴は、家の状態チェックの際に業者さんが1F天井を開けた時のものです。)

ーーーーー
12月2日。外は大雨。奥さんは家でクッキーづくり、雨がしとしとと降り続ける中、雨漏りの具合をチェックしつつ、一人で作戦を練り続けます。

さらに床を広く開けてみました。

写真の位置に、太い鉄骨の梁(はり)が通っていることで、広い1Fの店舗スペースを少ない柱で支えることができています。

壁の向こう側、隣の部屋の押し入れの床も開けてみました。

写真右手の位置にも鉄骨の梁が通っています。
この鉄骨三本の上に二部屋ぶち抜いて新たに梁を渡して、もともとの梁の生きている(弱っていない)部分と固定すれば大丈夫そう!
って、文字では何言ってるのかよくわからないかもしれませんが…順を追ってやっていきましょう!!

続く…

七草セルフリフォーム日記7~家を知る:参考文献集

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七草セルフリフォーム日記5~引き渡し→各部のチェック

2020年02月20日 21時00分44秒 | 一喜一憂
前回

<11月29日>

待ちに待った物件の引き渡し。よーいドン!でセルフリフォームのスタートです!!

水、ガス、電気の開通手続きを済ませ、各部のチェックから。
まずは水漏れがあやしかった2階の押し入れの壁(謎にレジャーシートが貼られていた)を勇気を振り絞ってチェック!

バールでたたいてみると、意外と簡単に穴が。薄いベニヤのようです。
ええーい!!バリバリバリ!!

やりはじめてみると、壊すことへの罪悪感が、次第に快感に変わってゆく…。
これが理性の先、人間の本性というやつか!?


というわけできれいさっぱり壁が剥がれました。
確かに雨漏れによって傷みが出ている。けど、思ったほどはひどく無い?早めの雨漏り補修と、湿気が中に入ってこないような方法を考えよう。


さてこちらでは、部屋の角っこの壁がなぜか壊れている。ちょうどよいので、ほじくって壁の構造を見てみよう!


ふむふむ。どうやら木の下地に石こうボード+砂壁、というシンプル構造のようです。


2階の畳を持ち上げて、例の朽ちた梁の部分の場所の確認。
おおっ、どうやらこのすぐ下が問題の箇所で間違いなさそう。と、よーく調べると…


ああっ!!大きなヒビが!!外の光が思いっきり入ってきてます。
おそらくここから水が漏れて下の部材を傷めたのでしょう。


すぐ裏のベランダにはエアコンの室外機、そして排水ホースが、ちょうどヒビの上に垂れ下がっています…。
察するに、夏場のエアコンの排水も、このヒビを伝って一階に降りてきていたのでは?
腐朽菌の喜ぶ夏場の気温で一気に傷んでいったことが想像されます。

なにはともあれ、次回は開けた畳のさらにその下、床板を開けてみましょう!

続く…

七草セルフリフォーム日記6~床板を開けて考える

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七草セルフリフォーム日記4~全体のリフォーム&修繕プラン③

2020年02月01日 21時31分13秒 | 一喜一憂
前回

まず、外壁に数々のヒビがあります。

上の写真のような、かなり大きめのものもあります。このレベルの大きさになると、雨水が染み込み、家の寿命をどんどん縮めるそうです。リフォームの業者さんから、住み始めたら、まず直した方がいいね、と言われました。

そして、そのヒビによる雨水の侵入によって深刻な被害を受けたのが、先程の「構造上の致命的なダメージ」の箇所。それがこちら…↓

通りに面した壁の柱が、かなり朽ちています!!窓枠の土台も!


柱が浮いてます!!アメイジング!!


壁が剥がれて中がむき出しになっているのは、2階のリフォームの見積もりに来た工務店の方が、「1階の構造部分の状態をチェックしてからでないと、2階のリフォームもなにも無い!」ということで、壁の中を開けてみてもらったものです。
下から覗くと、柱の上の重要な構造部位である「梁(はり)」も一部朽ちていることがわかりました。

そして1階の柱と梁を直すのにかかる金額が、ゆうに100万円を超えるということを聞いて、正直一晩はかなり凹みました。

どん底気分の翌朝、目がさめて冷静になってみると、心の奥からふつふつ、メラメラと湧き上がってくるものが。いくらなんでも、そんなに大げさなことなのか?

自分の中では、ここをこうすればこう直せるんじゃないかなー、というプランもあったし、もちろん自信があったわけではないのだけれど、他に方法は無いし、調査だけで3万円もかかったので、じゃあ自分でやるしかないっしょ!と夫婦で決めました。

というわけで、まず、なにより最優先で直すのは、この危うい状態で立っている柱、とその上の梁!「2F梁&柱の補修編」からスタートです!!

続く…

七草セルフリフォーム日記5~引き渡し→各部のチェック

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七草セルフリフォーム日記3~全体のリフォーム&修繕プラン②

2020年01月05日 20時19分06秒 | 一喜一憂
前回

続いて二階を見てみましょう。
※手つかずの状態の写真を撮り忘れていたため、すでに少しはじめてる状態です…申し訳ないですm(_ _)m。

階段を登ると、右手にまずフローリングの洋間が1部屋



その奥に和室が2部屋、





手前に浴室があって、



そして中央にダイニング・キッチンがあります。
実はこの物件、1階と2階の両方にキッチンがあるのです。



これをはじめてみたときには、そりゃあたまげました。
なにしろ七草にとって、「店舗用と自家用の2箇所のキッチン」は、保健所的な意味での新居に求める必須事項だったのです!
が、まさか(自転車屋さんなのに)その条件をクリアしているとは思いもよらず、嬉しい衝撃を受けました。

そしてこのキッチン横の扉、この扉を抜けると…


なんと、室外の室内に(?)「干場」があります。

これをはじめて見た時には、そりゃあたまげました!!
なにしろ、七草にとって「干場」というのは小麦とか小豆とか、様々な収穫物を洗って干すのに絶対必要な、新物件に求める必須事項だったのです。
最初、外から物件を見た時には、干場どころか、そもそも洗濯物を干す場所もない?
まさか飲食店の入り口の真上のベランダに生活感あふれる洗濯物を干すわけにもいかないし…と、思っていたのです。

ところがそこはやはり商売人の家!考えることは同じです。通気用の窓までついた理想的な干場が、すでにそこに用意されているではありませんか!!
まさかこの条件さえもクリアしているとは、思いもかけず、衝撃を通り越して運命を感じてしまいました。

奥さんも同様の衝撃を受けているご様子。そりゃそうです。
今まで何年も前から、あれが必要これが必要、と話し合ってきて、いつまで経っても条件に合った物件にお目にかかれなかったのに、今まさに、いろんな意味で奇跡的に条件の合った物件を目の前にしているのですから。「THIS IS IT!?」と、甲高い奇声を発してしまいそうにもなります。
その後、構造上の致命的なダメージと対峙することになるのですが、それさえも、自分が乗り越えるべき運命に感じてしまう始末…。


さて、この2階のリフォーム計画は、というと

洋間…ひとまずそのまま。今のところ収納専用の部屋として使う予定です。

和室…壁と天井を塗り直し、押入れを使いやすいようにクローゼットや、収納棚にアレンジしようかと思っております。

ダイニングキッチン…壁と天井を塗り直し、床のあからさまな沈み込みなどを直し、あこがれの無垢材フローリングが敷けたらいいなーと妄想しております。
シンクや調理台は、木を生かした感じのものを自作できればと思っております。スケジュール的にこれは後回しになるかも…。

浴室…さすがにセルフリフォームは無理なので(※)、リフォーム業者さんに、ユニットバスへの交換と、謎のデッドスペースになっていた空間に新たに洗面設備を置くための配管を通してもらうなど、最低限自分にはできないところだけやってもらう、というわがままをきいてもらって、なんとか費用を抑えました。とはいえ、おそらく今回のリフォームで一番、そして圧倒的にお金をかける部分(で、あって欲しい)です。
2階で業者さんにお願いするのは、いまのところこの部屋だけの予定です。

(※…そもそもユニットバスはメーカーさん以外組ませてもらえないしくみになっています。
リフォーム業者さんの手配した大工さんが壁や下地などの”置き場所”を整え、そこにメーカーさんがユニットバスを組む、という流れです。施工の不備による商品へのクレームを防止するため?)

他にも書ききれないくらい、いろいろやることはありますが、おいおい書いていきます。

ところで、今回の住居スペースのリフォームにはタイムリミットがあります。
実は、今住んでいる取手の物件の売却が、ありがたいことに、ものすごくスムーズに進み過ぎて、1月中頃には引っ越しが完了していたいのです。
なので、1階部分は後回し!まずは2階を住めるように、というか、引っ越しの荷物が運べる状態にするのを最優先にします。
正直、スケジュールはかなりカツカツです…が、とにかくやるしかないのだ!


と、おおまかないわゆる「リフォーム」のプランはそんなところで、ここからは向き合わねばならない現実、「修繕」のプランです。

続く… 

七草セルフリフォーム日記4~全体のリフォーム&修繕プラン③

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七草セルフリフォーム日記2~全体のリフォーム&修繕プラン①

2019年12月26日 20時56分19秒 | 一喜一憂
前回

それでは、どこをどんなふうにリフォーム&修繕していく予定&必要があるのか、を順に見ていきましょう。


1Fフロアは、壁の仕切りの殆どない、広々とした店舗スペースがあります。


耐震的な意味でも、柱と壁を増設して、この空間を「居住部への入り口となる玄関(新設予定)から2Fへの通路&土間スペース」と「粉挽き部屋&調理場スペース」「売り場+α」とに分ける予定です。
ブリジストンの壁紙が貼ってある現時点では、とても食品営業をするお店になるような気がしませんが、なんとかするつもりなのでしょう。


その奥には、ちょっとしたキッチンスペースがあります。その横にはトイレがあり、キッチンスペースの奥には謎の外空間があります。ゴミの一時置きとかに使えそう?

予定では、キッチン設備は取り払い、ガス、水道管は調理スペースまで延長し、この部屋は事務所&更衣室みたいにする計画です。

ちなみに家の裏には後付で増設した感の簡易倉庫があります。前の持ち主さんはマイ自転車とか置いていたよう。こういった外倉庫が実は大変役立つ!さすが、自転車にやさしい!!
この物件、土地としてはそれほど広くないのですが、その中でとても様々な工夫が凝らされています。


そして、通りに面した店舗としてのメインスペースの入り口横には、ガラス張りのショウウィンドウスペースがあります。
これをはじめてみたとき、そりゃあたまげました。
私がいつか店舗を構えるなら、と心に思い描いていた「電動石臼を置くスペース」のイメージどおりの空間が、なんと、すでにそこに用意されているではありませんか!

ちなみに、ここに置くための電動石臼(二代目)は、まだ手動石臼の状態です…。

2Fに続く…

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