たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

七草セルフリフォーム日記11~浮いてる柱補修

2020年04月15日 19時46分12秒 | 一喜一憂
前回


さて、一階の柱の補修スタートです!!
まずは土台が朽ちて浮いてしまっているこの柱の補修からです。
柱の上の梁をジャッキで持ち上げて、浮いてる部分に新しい土台を差し込みます。


水平器でみてみると…わずかに下がっているようです。


ジャッキアップの前に万が一ジャッキがちゃんと効かなかった時のことなどを考えて、保険用で柱をもう一本建てておきます。
柱を垂直に立てるのに「下げ振り」が大活躍!


自動巻き上げ機能が、とても便利です!自動といってもボタンを押して戻ったりするわけではなく、下がった状態から上に持ち上げると自動で巻かれるだけ。でもこれがすごく便利!
ほかにもいろいろ考えられたつくりで、自作で代用できないか、も考えましたが、買ってよかったです。
写真のは2千円くらいの一番低価格なものですが、自分にはこれで何の問題もありませんでした。
自作で真下を示す定規をつくりました。これって多分必須なのでは?


柱を手で支えながら、慎重にジャッキUP。ギギギギ…。ミシ…。家のきしむ音が聞こえてきます…。ドキドキ…。


ちなみに今回のために購入したジャッキはこちら。BAL(大橋産業)製。カー用品のメーカーとして自分的にはおなじみ。
ネットで2500円くらい、という信じられない破格!!ちゃんと使えるのか半信半疑でしたが、レビューに柱の補修に使った、という大工さんのコメントらしきものがありました。
説明書が説明不足で、メーカーさんに直接質問したりしましたが、全く問題なく使えました。

質問内容:オイルの補充について。説明書に記載されている補充用の穴が無い?→塗料で埋まっているけど、基本メンテナンスフリーで、オイルの補充の必要はまずないそうです。


無事にジャッキUPできてこんな感じです。


傷んでた部分を綺麗に掃除してみると、なんと、元々の柱の仕口が生きてました!!


なのでこのままここに新しい木をはめ込みます。


念のため。白アリ、腐朽菌対策で、柿渋+バーナー焼きしておきます。


コンコンとハンマーで打ち付け…


無事にぴったりはまりました!!
ここまでの展開はなかなかスムーズ。幸先のよいスタートです。

続く…

七草セルフリフォーム日記12~開かずの扉取り外し

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七草セルフリフォーム日記10~梁と補強柱の固定

2020年04月07日 21時16分18秒 | 一喜一憂
前回

※「梁の固定+補強柱を建てる」の①・②をひとつの記事にまとめました


12月8日。補強用の柱を建てる部分を解体!
普通に柱材を立てると出っ張ってじゃまになってしまうので、補強柱は厚さを半分にすることに(費用も半分に)。


丸ノコに、新たに買った丸ノコ定規をセットしてカット。


うおぉぉ!!みごとに真っ二つ!!一発では刃の長さが足りないので、裏表一回ずつ、それでも5分とかからず。もしこれを手でのこぎりで切っていたら、と考えると…。
丸ノコ定規は買うかどうか、すごく迷ったのですが、この一発だけでも十分価値がありました。


なんと綺麗な切断面…。丸ノコの利点は、早く切れるのはもちろんのこと、切断面が狂いなく垂直になる、というのが革命的です!
全体の作業効率をものすごくUPします。
あと、刃が丸いことで、板の途中から切り始められる、というのも革命なのですが…そのうち実例出すと思います。
デメリットは…


騒音と、ものすごい量の粉塵!
音は予想していましたが、木くずの粉塵は想像以上でした。厚い木を切る際はゴーグルとマスクがなくてはキツイくらい!!
刃の厚みが2ミリくらいで、その分の木を削り続けるわけですから、当然といえば当然です。
次買うとしたら、防塵タイプのものも検討したいです。あと、切込み深さの目盛りも付いているタイプが良かったです…。


今回丸ノコと一緒に落札した大型ドリル。こいつにロングビットをつけて梁固定用のボルト穴をガンガンあけていきます。

梁は↓の六角ボルトにて固定。ねじ締めの強度を求めるなら六角のボルトが一番です。



梁をガッツリ固定するためにボルトに加えて直径24mmのダボ(木の丸棒)も使おうかと穴あけをしてみるが、うまく開かない。
刃は買いたての新品ですが、この大きさの穴となると、ボール盤(据え置き式の大型ドリル)でなきゃ、ちと厳しい様子。


やったことある方ならわかると思いますが、ダボの位置を正確に穴あけするのは、なかなかに大変!
普通はダボマーカーを使うのですが、直径が大きいので画鋲を背中合わせでくっつけてやってみました。これなら穴の大きさに応じたマーカーがいらない!?
↓ダボマーカーってこんなのです
※クリックで拡大


うまく刺さったけど、なんかこのままこの方法でうまくいく気がしない。
ただでさえ貴重な元々の梁に大穴を開けるのもなんなので、ボルトのみでいくことに作戦変更!
ノミ忘れてきた…。ホゾ加工は次回に。

さっさと買っときゃよかった道具シリーズ(1)

『ラクダ 2×4定規』これ、ものすごく便利です!
材木を切る時には、ほとんどの場合、切る水平面だけでなく垂直面にも墨線を引きますが、それがこれがあると一発なのです!
目盛りもついているので、深さを測ったり厚さを測ったりとっても便利!これでお値段500円~700円位。過去の自分ドンマイ。


12月9日。固定前に、柱のホゾ加工微調整。


ボルトはこの長さでも、そのままでは強度が足りないので埋め込みます。


無事に梁の設置完了!!


下では奥さんがシートなどの片づけ。


12月10日。補強用の柱を、ダボとボルトで固定して、ようやく2階の梁の補修完了!!
これでやっと、一階の柱の付け替えに安心して取り掛かれます。
ちなみに壊した押し入れの壁は、あとで格子状の棚をつくって、弱くなった分の補強をするつもりです。


<2階梁の補修にかかった費用>

【材料】

3寸(9センチ)角材 3メートル 1925円×2本
六角ボルト 6×135ミリ 20本入り 700円位? ※レシート紛失
六角ボルト 6×70ミリ 10本入り 234円
金具 99円×2個
ダボ用丸棒 24ミリ 627円 

小計 5375円

【新たに購入した工具・道具】

中古丸ノコ・ドリル(+電気カンナ2台のセットで)送料込み5000円
中古業務用掃除機 送料込み16000円
レーザー付きメジャー 3980円
カケヤ 1500円
丸ノコガイド 2852円
ドリル用 座ぐりボアビット 24ミリ 660円
ロングビット 5.5ミリ 1131円
防塵マスク 3個入り 1405円 

小計 32,528円

ーーーーーーーー
合計 37,903円


続く…

七草セルフリフォーム日記11~浮いてる柱補修

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七草セルフリフォーム日記9~壁面ヒビ補修+押し入れ解体

2020年03月25日 21時25分52秒 | 一喜一憂
前回


12月5日。とりあえず仮設のハウス完成!畑の脇に干しておいた小豆の脱穀。

12月6日。外壁の補修箇所の確認、かなりあるうえに、それぞれ程度がいろいろで、それぞれに違った直し方が必要になりそう…。順に少しずつやっていくしかない。

シャッター上の雨漏りを防ぐべく、まずはその上のベランダの隙間を何かで埋めてみることに。


雨漏り補修用のグッズを、近所のホームセンターに見に行く。補修用の商品がめちゃくちゃいろいろある!!!どれがなんだかさっぱりわからない…。ひとまず最初に使ってみたのは「マルチパテ」。
セメントのゆるいやつみたいな感じで、思ったよりサラサラしていて粘度がなく、大きな隙間を埋めるには保持力がありませんでした。
接着剤は、別の場所の剥がれた壁を付ける用に購入。
「マルチパテ」時間経過後の写真↓
※クリックで拡大
柔軟性が無いので、動きやすいところに施工するには不向きでした。


次にためしたのは「モルタルパテ」今度は粘土みたいな感じで、隙間に埋めても抜けていかない!これなら大丈夫かも?
時間経過後の写真↓
※クリックで拡大
このタイプは時間が経ってもずっと粘土状で固まらないものなのですが、ずっとベタベタしているので、ゴミや汚れがついて汚らしくなってしまいました。見えるところには不向き。

→その後畑で小豆脱穀→またもどってきて、補修続き→シャッター上の一番大きなヒビも「マルチパテ」が残っていてもったいないので、試しに埋めてみる。この時点では何をやっても頭の中は、?マークばかり。
→その後また畑で翌日の雪予報対策。ハウス補強用の竹の柱を切りに真っ暗闇の森の中へ。ヘッドライトの明かりでなんとか設置完了!→また家にもどって柱の寸法とったり、今後の計画を練る。なんともバタバタな一日だった。

12月7日。雨。壁のヒビに施工したマルチパテはカチカチに固まっている!水漏れチェックするも、やはり染みてくる…。付け焼刃じゃダメでした…。


壁をぶち抜くために、まず押し入れを解体。


薄いベニヤをめくると、すぐ裏が、隣の部屋の壁です。


壁の断面。石こうボードに砂(京?)壁が塗ってあります。
壁を切るのには、枝木を切るような剪定ノコをむりくり使用。
ドリルで穴をあけて、そこからノコを入れて少しずつ切っていきます。
切るのは結構簡単に切れるけど、これだけの面積があるとなかなかしんどい。砂ぼこりがすごい。そしてびっくりするほどゴミが出た!!!ガラ袋に入る大きさに切ってどんどん入れる。8袋くらい?かなり重い!!

調子よくズカズカ切ってたら、あれ?なんだこのコード?
いつの間にか100V電源のコードを切っていた!!
よもや砂壁の中に電源コードが一緒に塗り込んであるとは…。
片線ずつ切れたので(?)ショートはしなかったものの…冷や汗。
少しでも怪しげな箇所を切るときはブレーカーを落としてやりましょう。


すっきり壁が無くなって、となりの部屋が丸見えです。あーさっぱりした。
お次は補強用の柱建てです!

セルフリフォームの必需品第二弾。
防塵マスクと防塵メガネ。

このマスクいいです!!呼吸用の「弁」がついていて、密着度が高いのに苦しくないんです!
メガネは…曇ります。かさ張ります。これは実家にあった安物なので…、もっといいのがあるはず?ちなみにメガネonメガネ可(妻談)。

続く…

次→七草セルフリフォーム日記10~梁と補強柱の固定

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七草セルフリフォーム日記8~新しい梁を入れる

2020年03月19日 21時40分34秒 | 一喜一憂
前回

12月3日。台風で半分吹き飛ばされたハウスの仮補修途中まで。
幸いにも骨組みの大部分は使えそうだった!
ほんとは小屋を建ててしまいたいけど、まるでそんな余裕はないので、ひとまずは今まで使っていたものより薄くて安いビニールを張ってしのぐことに。
次の台風の時期までに…とにかくなんとかするしかないのだ。

新居で、奥さんと今後の計画と方針の打ち合わせ。

今後どういうふうに補修していく予定なのかの説明と、補強用の柱を立てるために、隣の部屋の壁をぶち抜く旨を確認。
壁を鉄ノコで切ってみる。


12月4日。竜ケ崎のホームセンター「ビバホーム」にて、梁+柱用の9センチ角のヒノキAD材購入。柱材を買うのなんてもちろん人生はじめて!
3mの材を30センチほど切ると今回必要な長さがギリギリ軽バンに積めました。一般的な家の天井の高さが2m40センチなので、マイカーで運べるのはとても助かった。
AD材ってなんだ?=エアドライ、つまり自然乾燥材ということらしい。じゃあ、それ以外の自然乾燥じゃないのは何乾燥なのか、というとそれがKD材=Kiln Dried材=機械乾燥材のこと。これがのちのち話せば長いことに。


なんの役にもたっていない余分な部分を切り落とし、お掃除。オークションで手に入れた業務用掃除機大活躍!!↓


その強力な吸引力もさることながら、普通の掃除機だったら一回で紙袋がいっぱいになってしまうような量を何十回やっても吸引力が変わらない!!こいつぁすごい!!この後も、ことあるごとに大活躍!セルフリフォームの必需品です!!

お昼過ぎ、浴室+洗面所のリフォームをお願いした業者さんが現場の確認に来る。
リフォーム会社の現場監督さん、お風呂のメーカーさん、電気や水回りの設備業者さんなど、いろんな業種の方が共同で作業することになるようです。皆さんで計画の話し合い。
後から来た業者さん「あれ?お客さんは?」
今目の前で柱材切ってる人がそうです。


梁を切って入れる、を何回か繰り返し、なんとか入った!!
新しい木が入ると、部屋に文字通り「新しい気」が入る感じになってすごくいいです。
ボルトの位置などを決めておきます。


反対側の部屋からみたところ。


浮いている柱の土台づくり。
さて、下に新しい木を挟みこむとして、この余分なところを、どうやって水平に切り落とそう?


いろいろ考えて思いついた方法。水平に切られている角材にノコを当てて切ることに。


やったー!うまく切れた!


そして、切るのにつかった角材を少しずつ削って入れることに。これが9センチもある角材なのでなかなかうまく削れない。
悪戦苦闘をしばらく続けて、2割くらい入るようになったところで、カケヤ(木槌)でコンコン。なにしろ狭くてたたきづらい。最後は半ばやけくそでゴン!!ゴン!!!ぐおーーーー


入ったーーー!!! 
この部分に関してはどうしたらいいのか、うまい方法が全然思いつかなかったので、なんとかなってよかったです。
次からは、補強用の柱を建てる準備をします。

続く…

七草セルフリフォーム日記9~壁面ヒビ補修+押し入れ解体

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七草セルフリフォーム日記7~家を知る:参考文献集

2020年03月14日 10時46分17秒 | 一喜一憂
前回

「やれやれ、ようやくリフォームがはじまったか」と、いうところで誠に申し訳ないのですが、これから挑むことの中には大変危険なこともあれば、無謀とも思えることも多々あるかと思います。
ろくな経験も無い素人が、家の柱などの修繕をDIYのノリでやって大丈夫なのか?
というお叱りの声もあるかもしれませんが、一応こんな勉強をした上で、自分なりによーく考えた上でやっていますので…。というわけで、参考文献集です。

今回やろうとしているのは、構造体への深刻なダメージの修繕と、築年数による耐震への対策など、柱を建て直し、壁を直し、屋根を掛ける。リフォームというよりももっと根本的に「家とは何か?どのような構造で、どのような手順で造られているのか?」を知る必要があったわけです。
なので、引き渡しまでのソワソワ落ち着かない期間を利用して、セルフビルド関係の本を図書館で手に入るだけ読み漁りました!

まずはこちら。すべてはこの一冊からすでにはじまっていたのでは…


フリーライター中山茂大さん&カメラマン坂口克さんの、でこぼこコンビ「人力社」が送る、抱腹絶倒、七転八倒、てんやわんやでかなりふむふむなるほどの感動古民家再生記録!
実はこの本を見つけて読んでいたのは、今回の物件を見つけるよりずーっと前の話。
いろいろ物件を探してみて、現実を知って、我々の少ない資金で、もしなんとかなる方法があるとすれば、
「えっ!本気でこれ直して住むの?」って言われるようなところを格安で手に入れる→自分たち好みにセルフ改修←おそらくこれでしょう!と。
…まさにそんなようなことになりました。

この本を見つけた時には、もうなんかほんとに嬉しくって、こんなの待ってましたー!ってな感じでした。我々夫婦はこの人力社コンビのノリが大っ好きなのです。
表紙の「失敗したけど、どうにかなった!?」って、うちらの人生もうこれだよね!って。我が家の新たな家訓に加わりました。
やることなすこと無計画で無茶苦茶!だけど、だからこそ誰もやらないようなことまで挑んで、強引になんとかしちゃってます。
失敗こそ、人生成功の秘訣だということを、体を張って見せつけてくれる一冊。
我々も「また失敗しちまったぜ、ぐはははは!」と人生笑い飛ばせるようになりたいものだと、心のバイブル本です。


お次はセルフビルドを志す者で、その名を知らぬものはいないともいわれるとかいわないとか、伝説の名著「自分で我が家を作る本」。
元々の出版は2006年とのことなので、それから版を重ね、出版社を変え、多くの方に読み続けられているようです。
最初に読んだのは何年前だったのか、当時何で読んだのかわからないけど、普通の人に家が作れるの!?と、だれもが思う疑問。でもつくってしまったのです。基本一人で。改めて読んでみると、この方は書き方もとても上手い!シンプルにわかりやすく要点を押さえていて、噛めば噛むほどスルメのように味わい深く楽しめる一冊。まずはこれ!


こちらもまたすんばらしい名著!!ほんの小ぶりな小屋の様々な工法による実例から住めるような家まで、実に様々な工法やタイプの「小屋」の作り方実例集。何度借りても読み切れない…。通算何回借りたことか…。欲しいです。とても。でも借り続けるわたし。


こちらの本は、ガッツリとんこつ醤油!や濃厚味噌!な感じが多いセルフビルド本の中にあって、「あっさり塩」な感じです。
もと建築業界の現場監督だった方で、家を建てる時にかかるお金の内訳を眺めて、これ大部分が、自分でやれば削れるんじゃないか?てなことで自分で建てちゃった!という感じです。
なんというか、あまり苦労して建てたという印象がない?
なんでかなーと考えてみて、なるほど、大工のプロではないけど、家を建てるプロが建てたからなんだ!と、当たり前のことに気づきました。

素人が「自分でやる苦労」の大部分、それは作業そのものもさることながら、そこにたどり着くまでのいろんな下準備。これがものすごく時間と労力を要するのです。

素人は、何をやるにもまず勉強からはじまります。
そこから、塗料ひとつとっても、星の数ほどもある商品の中から適切な(と思われる)ものをチョイスして、トライ&エラーを繰り返しながらゆっくりと進んでいくわけです。
そういった下準備の部分を、現場監督時代にある程度終わらせていたことで、あれよあれよと、わずか6か月で家を建ててしまえたのだなーと、今、羨ましく思います。
なので、この本を読んで、同じように建てられるかといえばそれはないので、ご注意を!
塩ラーメンも好きです。


こちらは奥さんが見つけてきました。どちらかというと私にとっては現実を直視しなくてはいけない内容なので、まあ、だからこそ一番読まなきゃいけない内容なので、勇気を出して読み進めました。かなり本気な本です。雨漏り、老朽化、白蟻、腐朽菌、どんなケースでどんな壊れ方、つぶれ方をしたのか。超豊富な実例と、鬼のように細かいデータ分析、根拠と対策。いやはやもう勘弁してください…精一杯頑張りますから…。と、ひれ伏したくなるような凝縮された気合の一冊です。「決定版」は伊達じゃない!!


そしてこちら。人力社の坂口氏が、「古民家再生」の後、6年の歳月を経て完成させたマイホーム!!思い出していつでもじんわりなるくらい。感動。感動…。
ビルド開始時に生まれた子供が、ハイハイして、タッチして、おしゃべりするようになって、幼稚園へ行って、家が建つ頃には小学生になってしまいました。
坂口さんは「古民家再生」の時に、ジグソーと丸ノコの区別もつかないような本気の素人だったのです。
そんな人が、気合と持ち前の楽天心と、良い人材を集める人柄と、家族への愛とかで、ほんとに家を建ててしまったのです。
何度も何度も投げ出したくなるような失敗を重ねて…。雪に…され、玄関は…され…。
書いてて泣けてきた…。
とにかく、セルフリフォームでつらい時があっても、「坂口さんは6年頑張ったんだ」と思えば、乗り越えられないことなんてないってくらい、心の支えになっています。この場を借りて、人力社のお二人と、そしてたくさんの知識と勇気を与えてくれた先輩方に感謝いたします。そして、お疲れさまでした!
そして、私のセルフリフォームはまだまだこれからだーー!!

本編に続く…

七草セルフリフォーム日記8~新しい梁を入れる

七草セルフリフォーム日記 目次

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