1／29柏studioWUU『弾き語りオープンマイクvol.12』 その3(最終回)

さて、本編も半分を過ぎるあたり、気付けば随分人で賑わってきました（写真は開演前ですよ）。

そして今回、個人的に肌の合うアーティストさんにも多く出会えました。

ギターやピアノの伴奏でピアニカを吹く二人組「おもいでサラダ」さん。
その若さ(20才と21才でしたっけ？)からは想像できないような密度の濃い演奏に度肝を抜かれました。

そして『中島みゆき』と『森田童子』を合わせたような、つまりは僕の大好きな感じの歌を歌う女性の方(すいません！お名前聞くの忘れてました！)。
是非是非今度共演したいですね。またライブ誘って下さい。

そして出会いました。僕と同じく『たま』に影響受けて音楽をやっている『ビック淳』さん。彼の歌はやばいです。
一曲目は「君が嫌い！」と、ひたすら悪口を歌い続け、最後に「でもホントは…スキ(小声)」と歌う究極のアンチラブソング(？)。
二曲目は、首に下げたハーモニカホルダーに『七味唐辛子』と『タバスコ』をぶら下げ、「辛い(カライ)という字と辛い(ツライ)という字は同じなのに、なんで人は辛さを求めるのか！」と歌い、サビ(？)では『七味』と『タバスコ』(本物)を口にほうり込み「カライ！カライ！」と絶叫する爆笑ソング。
ただ、断っておきたいのは『ビック淳』さんの歌が、音楽としてしっかり作ってあること。非常に凝っているのですごくおもしろいです。
「僕の歌はあんまり『たま』っぽくないと思いますよ」なんて言ってましたが、その既成概念をぶち破るパンクスピリットこそが『たま』の『たま』たる所以だと思います。
いい意味で音楽を「ぶち壊す」アーティストさんが僕は大好きです。

あとおもしろかったのは「セッションタイム」。
本編終了後にだれかがどこかで音楽を始めると、周りの人が勝手にその曲に合わせて演奏し始める。ひたすら音楽を遊び尽くす「音楽夢空間」。ジャズ畑の方もたくさん出演するWUUさんゆえの特徴なんでしょうか？
自分の音楽でガチガチに固まっている僕の歌に、足りないものをまた一つ見つけたような気がしました。

電車の時間が危ないから、と帰ろうとした僕を「まだ全然大丈夫だよ」と引き止めて、わざわざ終電の時間を調べてくれた店長さん、出演者のみなさん。ほんとにありがとうございました。また『studio WUU』さん、お邪魔させていただきます。

※写真はWUUのステージ遠景。結構広いんです。いつの日か、ここを一杯にしたいなぁ…なんて。

さて、あさってはついに『とどろっくフェスティバル』だ！！(柏で配ったチラシ、とどろっくフェィバルになってました、恥ずかしい…)
今日までの僕の音楽活動はぜんぶ「自己満足」でやってきたこと。
僕にとっては新しい一歩、大事なはじめの一歩と思っています。みなさん是非見に来て下さいね！！

1／29柏studioWUU『弾き語りオープンマイクvol.12』 その２

ついにやってきました『柏studioWUU』！
なつかしのエレベーターを上り入り口に立てば感慨もひとしお。

カウンターでほのぼのとした感じの店員さんにごあいさつ。受付を済ませ、ドリンクとWUUクッキー(100円。上の写真。)を買って、いざステージへ。
うおおっ！！こんなにキレイだったっけ？
にやけながらうろついていると、「あ、相沢翼君だね、ツバサって書いてタスクって読むんだね。」と、店長の阿部さんが声をかけてくれました。気さくでやさしそうな人だな～。

しばらく経っても人(出演者＝客)はまばら。
そのまま穏やか～に『弾き語りオープンマイクvol.12』開演。
司会進行に常連の人らしき若いお兄ちゃん二人。
自己紹介でビックリ！片方の人はあの『ゆーじん』改め『MYUSIN』(その１参照。すいません！名前間違ってました！※教えてくれたビック淳さんありがとうございます。)の橋本けいすけさんでした！うわっ、本人御対面！！

そしてゆるやか～に本編スタート。なんでも今回は予約の出演者が少ないようで(普段２０時組くらいが７組くらい？)、とにかくのんびりやっていきましょ～やという感じで、緊張感ゼロの空気(客席の照明もつきっぱなし)。
出演者さんは一人二曲で、カバー半分、オリジナル半分くらいでみんなほんとにのんびりほのぼの。
いつのまにか東京人になっていたのか、『のんびり屋』のはずの僕がついていけない！！

そしておもしろかったのが『休憩タイム』というか『歓談タイム』。途中休憩時間があって(二回も！)、出演者同士でくっちゃべるのです。
はじめての人同士でごあいさつしたり、感想言い合ったり、情報交換したり、なんか学校の休み時間みたい。
そして『MYUSIN』さんとも(相方はインフルエンザで来れなかったそうです)いろいろ話しました。
なんでも『MYUSIN』さんは、今度サンプラザ中野さん(柏出身は有名？)の立ち上げるレーベルの第一弾アーティストとしてデビューするそうです。す、すげぇ…。
でもまだ路上で歌い始めてからいくらもたっていないのに、ラジオ出演、CDデビューと、とんとん拍子に決まってしまったらしく、「もっといろいろ経験して、実力をつけてからデビューしたかった」と、正直な気持ちを語ってくれましたが、その後で歌を聞いて(本人は何度聞いても今日は歌わないと言っていましたが流れで、ニヤリ…)、衝撃！！！
こいつはすげぇ！！尋常じゃねぇ！！

僕は感動でスタンディングオベーションしたい気分なのに、みんなの反応はわりと普通。あれ？俺オーバーリアクション？
感動に打ち震えながら、もう一人の司会の若き天才ピアニスト(ホントに！激ウマ！！)TOMOFUMInさんに、「なんかみんなわりと冷静なんですけど、もう聞き慣れちゃってるってことなんですか？」と、聞くと隣で『MYUSIN』さんは「それだけ今回ダメだったってことですよ」なんて言ってる。なんじゃそりゃあ！！
少なくとも相沢翼は泣いてました。 　 その３へ続く