僕には心の師匠と呼べる人物が二人います。
一人は『知久寿焼』さん(exたま)。この人のライブに何度も足を運び、勝手に歌のイロハを盗みとりました。
この人の存在なくして『相沢たすく』もありえないといえます。
そしてもう一人は、やはり知久さんも出演した、アニメーション作家の『野村辰寿』さん企画のライブイベントで出会いました。
その日知久さんの出番が終わる時に「僕の音楽に多っ大なる影響をあたえました」と紹介されて登場したのが『原マスミ』さんでした。
その日の感動と、流した涙は今でも忘れられません。「上には上がいる!」師匠にも師匠がいたことを初めて知りました。
そして今回、目黒区美術館の20周年記念イベント第一弾として『原マスミ大全集!』が開催されることになりました。
なぜ美術館?というのも、原さんは絵かきさんでもあるのです。吉本ばななさんの装画などで、一般の方には絵かきとしての方が有名かもしれません。
そしてその『原マスミ大全集!』に併せて『原マスミぶんか祭』も開催されます!
これは多岐にわたる原さんの芸術活動を一堂に期するイベントで、その1は『原マスミを聴く』、その2は『原マスミ読本』 どちらもファン感涙の豪華出演陣!
だけど、当然全部行くことなど叶わないアルバイトの身なので、とりあえず僕は5/2と5/5のチケットを買いました。
5/2は「原マスミ&知久寿焼」。説明不要。
もう僕にとってこれ以上のライブはありません。
そしてこの組み合わせ、実は「めったにやらない」のです(知久さんはやりたくってしょうがないみたいですが)。
前回『たま』が解散して初めて実現した時の知久さんのはしゃぎっぷりはなかったです。僕はこのとき、運よく最前列のど真ん中で見れました。イエイ!!
そして5/5は「原マスミ&佐野史郎&遠藤賢司」。
ええっ!?佐野史郎ってあの佐野史郎さんですか?
しかも「原マスミを聴く」の方に出演するということは、歌なり演奏なりするということでしょうか?
そしてそして来ました『エンケン』さん!前々から原さんとエンケンさん(とあと楳図かずおさん)は同じオーラを放ってるな~、一緒にライブやったりしないのかな~と思っていたのですが、ここで実現!(あるいは再現?)
ちなみに佐野史郎さんは、うちのバイト先で楳図かずおさんの次によく目撃される有名人。う~ん、何かが見えない糸でつながっている…?
原さんの歌は奇想天外摩訶不思議。だけど今まで自分が聞いて来た音楽は全部この人の中にある!と思いました。
まだ原マスミ体験お済みでない方。この機会を逃さぬよう、くれぐれも。
原マスミ大全集ホームページhttp://www.mmat.jp/event/haramasumi/press.html
※写真は鶴舞kDハポンというところで行われたライブのチラシ。原さんのCDは超入手困難。ぼくもいままで探して「夜の幸」というアルバム一枚しか持ってません。