たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

森のエキスで花粉症、現代病対策~ヒノキ茶の作り方

2012年03月03日 23時04分09秒 | 一喜一憂

今や国民病とも言えるほど蔓延している花粉症ですが、医学的見地から言うと根本的な治療法は無いに等しく、非常に厄介な病気らしいです。
ところが、そんな花粉症も、忘れ去られた自然の恵みの力を借りれば、たちまち緩和されたり完治したりしてしまうのです!

その方法はいたって簡単。スギやヒノキの葉っぱを煎じて飲むだけです。

花粉症で困っている人にこの話しをすると、いわゆる減感作療法(体内に花粉を取り込み、体を花粉に慣れさせる)だと思われますが、実はそうではないのです。

スギやヒノキのもつ精油(エッセンシャルオイル)には、殺菌や消臭などの強い清浄効果、アレルギー沈静作用などがあるので、その精油を煎じることで抽出し、お茶として体内に取り込むのが今回紹介するスギ茶やヒノキ茶です。
だから、別に特定の花粉だけでなく、ハウスダストや喘息、アトピーなどのアレルギーにも、現代病全般にも効果があるのです。

では早速作ってみましょう!


空気の綺麗な場所に生えている、いかにも神聖そうな感じの木を見つけて、手を合わせてお祈りをしてから葉っぱをブチっといただきましょう。
(どうやら前回紹介した写真の葉っぱは「スギ」でなく「ヒノキ」だったらしく、僕が「スギ茶」と思って作っていたのは「ヒノキ茶」だったようです(^_^;)


いただいた葉を軽く水洗いし、ハサミや包丁などで粗く刻み、鍋に放り込みます。
鍋は土鍋やホーロー鍋が良く、鉄鍋などでは鉄の成分が溶け出して化学反応を起こす場合もあるので避けた方がいいそうです。


フタをして40分~1時間くらいグツグツ煮込みます。


途中かき混ぜたりしてかまってやりながら、水が減ってきたら差し水をします。なんか、エキスは沸騰している時より、温度が少し下がっている時の方がよく出ている気もします。


すると


だんだん色が変わってきます。陰陽説でいうところの中庸(緑)から陽(赤)への色の変化です。陰性(ゆる系)の現代病にいかにも効きそうです。


上手くいくと表面に白く膜のような油のようなものが出てきます。これがヒノキの精油で、さわやかな味と効用の元です。


濃ゆーいエキスを作っておいて、そのままグイっといっても薄めて飲んでもお好みでどうぞ。

このスギ茶(だと思っていたヒノキ茶)が、どぎつい見た目とは裏腹に、ミントのような口の中がスースーするさわやかな味で、実はめっちゃくちゃ美味しいのです!!

そしてそして、噂どおり、はじめの一口を飲んだ瞬間にスっと鼻が通るようになったのにはびっくり大感激でした!!

その後は、最初ほどの劇的な効果はなかったものの、みんながヒーヒー言っている時にケロっとしていたので、だいぶ緩和されていたんだと思います。

そうしてすっかりスギ茶(だと思っていたヒノキ茶)の効果と味自体のファンになってしまった僕は、それから毎日のように様々な方法でヒノキ茶を作り続けました。

そこで気づいた注意点。素材となる木の生えている環境によって、味も効果も全然違うということです。

というのは最初に作った、某所に生えていた、いかにも神聖そうな木の葉で作ったお茶に大変効果があったので、今度は家の近くの道端のヒノキで同じようにつくってみたのですが、これが渋くて不味くて飲めた代物ではなかったのです。色も上手く変わらず、濁ったような黄色になってしまいました。
(気のせいと思ったらやっぱり木のせいでした→杉茶・杉葉精油館のブログ

だから美味しくできたら成功!と思ってよいと思います。
良薬はなんとやらといいますが、良茶は口も体も喜ぶようです。

是非、身近に空気の綺麗な場所を見つけて、良質なスギやヒノキの葉っぱを探してみてください。

立派な木を見つけるころには、ひょっとしたら治療法よりも大事な何かを見つけているのかもしれません。



スペシャルサンクス→『家伝 杉茶』ホームページ



≪3/7追記≫

スギ茶もつくってみました!


こちらがスギの葉です。お間違えなく(^_^;)


久しぶりでしたが大成功!
味も色も風味もヒノキ茶と瓜二つでした。ちなみにスギはヒノキ科スギ属だそうです。
それにしても美味すぎるー!!




コメント (6)
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