大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント治療に甘い夢を抱き過ぎる患者さんへ、

2010年05月12日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
今日も出張オペで1日手術手術です。

インプラント手術がこうして多数の患者さんに受け入れられ、広まって行くのはとても素晴らしい事だと思うのですが、最近はインプラント業界も宣伝力の時代に入っているようで、簡単に誰でも理想的治療が受けられるかのような誤解を与えかねないものが散見されます。

そして、非常に残念なのですがその傾向に踊らされて、インプラントで簡単に昔のように綺麗な歯が復活する、と誤解してしまう方が歯科医院を訪れる事も増えているようです。

私の医院では、HP,ブログでもそう言う甘い夢物語は始めから懐疑的な見方をした方が良い、と警鐘を鳴らし、患者さん方にも協力をお願いするスタイルを取っているので、有り難い事に軽く考えて来られる方はまずいません。

だいたいに置いて私の所に来て下さる患者さんは、ご自身でも自分は重症であると認識している方とか他ではできないと言われて来られる方ばかりです。

ある意味最後の砦的なお役目を期待されている医院と言えるでしょう。


こう言う用心深い患者さんばかりなら問題はそんなに起きないのでしょうが、現実で色々と話を聞くと、軽はずみだなーと感じる患者さんの実際のお話を友人、知人から聞かされることが増えています。

勿論そのような事態を招いている最大の責任は、宣伝を過剰にしている同業者のHPやブログにあります。

しかし、現実的に考えてそんな夢物語みたいなことが簡単に叶うのかな?と健全な疑問を持つ意識は持って欲しいのです。

15分で手術が終わりますとか、3回の通院で全て終了とか、寝ている間に痛みも何もなく終わりますとか、手術したら直ぐに噛めますとか、耳に聞こえの良いことばかりを強調しているところは怪しい、と考えてまず間違いありません。

15分で終わると言うのが実はインプラントホールを掘って植立するだけの時間で、切開を入れて植立に行くまでの時間は全く入れていないとか、最初から綺麗な歯茎がある為に植立するだけで終了しているのを過大に出しているだけとか、色々な可能性が考えられます。

少なくとも手術の日には、口腔内全体をクリーニングを徹底しなければいけないのですから、歯が残っていればその分時間は掛かるでしょうし、歯周病がある方なら30分位は軽く掛かる筈です。

抜歯してインプラント植立するのを15分としているなら、抜歯した後の処理が全く拙いとかの可能性が高いでしょう。

ちゃんとしたことをちゃんとするならば、たった15分では絶対にできません。

15分でと出しているなら、何もしていないでインプラントを捻じ込んでいるだけではないのか、それなら可能だ、と考えて欲しいのです。

そんな治療で成功率が高い筈がありません。

当然そう言う方は祝立本数自慢をしていて、成功率はいい加減です。


3回の通院で終了でも全く同じです。

歯周病がある患者さんを3回の治療で終了させたらどうなるのか、想像しただけでも空恐ろしくなります。

歯周病は日本人の成人では90%が持っているもので、歯科医に掛かる患者さんではほぼ100%持っていると言って良いでしょう。

そう言う患者さんにたった3回で終わってしまったら、間違いなくインプラントが歯周病になることでしょう。

歯周病がある方は、歯周病をチャンとコントロールできるようにしてインプラントしないといけない、は世界的コンセンサスになっています。

その常識に挑むような治療は危険である、と断言できるでしょう。


寝ている間に終わります、と言う鎮静法を出している医院も増えていますが、逆に私に言わせればそこまでしないといけない位の手術侵襲、患者さんの体の負担になる手術をしているんですか?と質問をしたくなります。

つまり、それだけ手術技術が荒い、痛みが出る、腫れてしまう手術レベルなんですか?と言うことです。

ここで大事なことは、手術したその時ではなく、麻酔が切れた後どれ位痛むのか腫れるのか、を気にしないといけない、と言うことなのです。

患者さんがインプラント手術を受けた後の感想とかを掲示板とかmixiとか色々な所で読みますが、手術中は何ともなくて楽だった、と書いてても翌日とかに腫れて痛むとか、痣が出たとか言うのが出ています。

まさしくこう言うのを私は詐称に等しい、と言いたいのです。

その時は楽、でも後が大変、が当たり前と思われているとしたら、大いなる勘違いです。

今現在の低侵襲手術手技は、患者さんの身体に優しい処置であり、手術時だけではなく、治癒期間治るまでの期間も楽に過ごせるものを指すはずです。

その時だけでは間違っている、と言えるでしょう。

手術する技術レベルがどれ位なのか、鎮静を必要としない位高ければ痛むこともないし腫れも出ないとても楽に治る時代が来ているのです。

純粋に腕の問題である、ある意味鎮静は逃げである、と知って下さい。


手術したら直ぐに噛めます、と言うことに関してもいつものように骨折して、手術して骨を繋いで、直ぐに全力で走れますか、投げれますか、と考えれば夢物語である、と理解できるでしょう。

できるかも知れませんが、後のことは知りませんよ、と言うのが本当のことです。


昔から、宣伝は耳に聞こえの良いことばかりを書き、実際にはそうではない、と言うことが繰り返されて来ました。

ネット時代になって、尚更、無責任で個人が書けるのですから、安易には信じない方が安全である、これは何度でも強調したいことです。

本物は1000のうち3あれば良い方である、これが永遠の真実です。

本当に助けてくれるのは、少々厳しい事をちゃんと言ってくれる先生である、と個人的には断言します。

残念ですが、そう言う先生を煙たがる傾向が最近の高齢者、特に女性に強いと感じます。

しかし、後で困るのは患者さん自身です。

解決できる、但しこう言うことをちゃんとしないといけないんですよ、と言う先生こそ頼りに成る、と知るべきでしょう。

どうも時代全体が甘ちゃんに成っている、そんな危惧を抱かずに入られません。

忠言耳に逆らう、と言う格言を今日の最期に贈ります。




天地神明に誓って、患者さんの為に世の為人の為に、私は信じるものを情報開示して行きます。

このブログがあなたのお役に立てれば何よりも幸いです。



KMインプラントセンター松元教貢歯科医院は、歯科医向け専門書を出版している医院であり、あなたの夢を叶える為に全力を尽くします。

お問合せは03-3777-0044、又は kmdental21_genmatsumoto@yahoo.co.jp まで。

繰り返しますが、患者さん向けにネットに書けない本音のインプラントの話、「これを読まないうちにインプラント治療は受けないで下さい」、無料特別レポートを書きました。

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