大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント極めるには総義歯から6 技工士さん、歯科医へ送る総義歯臨床の鉄則

2011年05月13日 | 日々のインプラント臨床の話
咬合床を作製するには、骨体を再現できている研究用模型が絶対に必要です。

それには下顎にアイロン掛けしたような型を取れること、そして、トレーの取っ手の設定を3次元的に合わせて採り、それを再現するように模型作りをすること。

ここまでチャンと出来るようになるまで、結構な修行期間が必要になるでしょう。

全てが見通せるレベルに到達する事が出来て初めて完璧に採れるようになりますので、基本の基本の部分は常に腕を磨いて下さい。

さて、トレーレジンによる咬合床です。

結論は簡単です。

歪まない強度を持ったモノを作製する、これに尽きます。

下手な作り方をしたものは、指で摘まんで曲げると簡単に曲がります。

こんなモノでは決して良い治療は出来ません。

なので、トレーレジンの厚みを保つ事、しかし、肝心要な所に関してはキチンとした形態に仕上げること、です。

となると、厚みを持たせて良い所は、歯槽頂になります。

部位としては小臼歯から前歯に掛けてです。

後の部位に関しては、必要以上に分厚くする事は禁忌です。

何故か?

違和感の元に成るからです。

違和感があれば、正しい顎位に設定する事が出来ないからです。

総義歯の極意は印象と咬合の安定、両輪です。

失礼ながら出来ない方は、両方があやふやです。

印象も採れなければ、咬合調整も出来ない。

これでは総義歯が解決する筈がありません。


トレーは必ず歯科医自身が作製して見て下さい。

総義歯が修得したいのなら、それ位の手間は省いてはいけません。

言い忘れましたが、印象も歯科医自身が採るべきものです。

手が動く事、これは総義歯修得の必須項目です。

さて、咬合床ですが、必ずトレーレジンだけの咬合床で患者さんの口腔内に試適する事が大事です。

その手間を省いて、ロー提を付けてしまうのはいけません。

トレーだけで安定しているかどうか、痛くないかどうか、それを良く確かめて下さい。

勿論、患者さんの口腔内を覗く時には座位です。

それで、動かす所があったら削合して調整する。

咬合床だけで動かない適合の良いものを作って、患者さんに安心感を与える、これが重要なんです。

そして、チェアーサイドでワックスを柔らかくしてロー提に仕上げる。

この時に、3次元的に模型を作製しているのが効いて来ます。

今までと違って、かなり良い状態の咬合床になることでしょう。

とは言え、模型が100%正しいと言う事はありません。

実際の臨床に合わせて、必ず修整して下さい。

咬合平面の基準は臼歯後隆起の半分前後からです。

さて、咬合関係の設定ですが、ここで流石に下顎だけでは話が進められないので上顎の話をして行きます。

と言う事で、次回に。




次代へ捧げる、即時荷重・極小侵襲・審美インプラントへの道5

2011年05月13日 | 日々のインプラント臨床の話
外科医としての心構え、”爽やかに”切る。

これらは、昔から言われる”鬼手仏心”そのものでしょう。

患者さんの体を切る、切らなければ病巣は取れないし治せない。

しかし、切り方が拙ければ命の問題になりかねない。

そのプレシャーを跳ね返して、患者さんを救いたいからこそメスを握る、それが外科医なのです。

まさしく鬼の手を持って、仏の心を実践するのが外科医です。

私自身、そう言う外科医の心構えに潰されない為に、外科手術のある日は神社、お寺へのお参りは欠かしません。

武蔵は、神仏を信ず、神仏に頼らず、と書き残されたそうですが、私は武蔵ほどの人物ではないので、神仏を崇め、頼る訳ではありませんが、見守って下さい、とお願いしていますし、どうか患者さんを守って下さい、と心底願っています。

自分を助けて下さい、と言う願いをしている訳ではありません。

直向きに患者さんを守って欲しい、救って欲しいとお願いしています。

そして、その代わりとして、私は手術する者として限界以上の努力をします、現在の限界と信じられているレベルを超えてでも救う、助ける努力をします、と誓っています。

幸い、その願いは聞き届けられているな、と自分でも思える成果を上げ続けて来ています。

即時荷重でも12年以上、極小侵襲でも8年経ちましたから。

なので、今日私が皆さんにお伝えしたいことは、神仏を崇め、必死で努力をして下さい、と言う、日本人として当り前のことです。

私のようにほぼ毎日のように神仏にお参りする必要はないかもしれませんが、折に触れお参りはして欲しいと思います。

元来、日本人は自然と供に生き、神仏を敬愛し崇め生きて来た民族です。

その伝統を守る事が、日本人としてのアイデンティティであり、神仏、ご先祖様からのご加護を得られ、成果を残せる礎になるのです。

ハーン?と思われる方が、今の日本人では多いことでしょう。

しかし、海外に出れば分りますが、日本人は基本的に尊敬を集めている民族です。

それに対して、何と日本人自身が無知であり、しかも己の国に対する知識、歴史、文化を説明できない、と言う恥ずべき事態が進行しているのです。

それどころか海外の事なら、向こうの人が知らないような事すら知ってたりする。

どうなっているんだ?と言うのが素直な外国の方々の反応なのです。

その歪みを意識し、補正する生き方を自分自身で選び取って歩まないと、日本と言う国で仕事するなら、ご加護を得ることは難しい、と私は感じます。

私のように学生時代から問題児で、どんな歯医者になるんだ、と言われていた人物が、何故か世界最先端領域の仕事ばかりを次々と成功させている。

私には、神仏、ご先祖、そして故き恩師達のご加護がある、としか思えません。

実際に手術している最中ですら、この指は自分のモノなんだろうか、と錯覚する事が良くありました。

最近、漸く自分のものに出来ているかな、と感じる位です。

こう言う経験上、私が真面目に皆さんにお伝えしたいとこは、誓いを立てて下さい、神仏に、ご先祖に、そして恩師達に、です。

そのご恩に報いる生き方、考え方が鍵を握る、と私は信じます。

下半身の人格が疑われるような事ばかりしている暇はありません。

誰も見ていなくても、天は見ているのですから。


更に一言、現状の最高レベルに到達する事で満足してしまって、それで学ぶことがない、と言うふざけた心境に成る愚か者には決して成るな、と言うキツイ事も明言します。

真に世界レベルでのインプラント治療を望むなら、求道者の如くあるべし、です。

例え、他人から”鬼”と呼ばれようとも。


厳しい事を今日は敢えて書きました。

まずは出来る範囲内で構いませんから、今までの自分から脱却を目指して1歩踏み出してください。

歩いた後にしか道は出来ませんから・・・

立派な患者さん1 インプラント治療の事を良く勉強され、正しい選択をされました。

2011年05月13日 | 日々のインプラント臨床の話


嫌な話を書くよりも建設的な話を書くのが誰でも好きでしょうから、早速立派な患者さんの実例を紹介をします。

下の写真が術前で、上の写真が術後です。

因みに、この患者さんは最終的なセラミックの歯が手術後3ヶ月で入っています。

この患者さんは、上顎の大臼歯を破切して失いました。

そこで、治療方針として、ブリッジ、インプラントと説明を受け、後ろの綺麗な歯を削られる事が嫌でインプラントにしたいと希望されたそうです。

そうしたら、前の先生は当然の如く骨が凄く薄いのでサイナスリフトをして、半年後にインプラントを植立して、そして又半年待って、歯が入ると言う説明だったそうです。

これは最短スケジュールで、もう少し時間が掛かるかもしれないと説明を受けていたそうです。

そんなに時間掛けているのはとんでもない、と言う事でインターネットで色々と学び、検索し、私の所に来られました。

私は歯科用CT3DXで拝見し、残念ですが、手前の歯の状態も良くなく、後ろにインプラント入れても噛む力が掛かれば一気に割れたりして、せっかく植立したインプラントが危ない状況に追い込まれてしまうのですが、と説明をしました。

そうしたら、やはり患者さん自身が予定していた治療よりも費用が2倍に成ってしまう、と言う難しい状況に成ってしまったわけですから、考えますと言う事で帰られました。

その次の来院時、先生将来的に安定するのが望ましいので、2本します、と決断を下して下さいました。

そうなれば、インプラント医としては患者さんの心意気に絶対に応えないといけない、凄く気合が入ります。

とは言え、レントゲン写真が示すとおり非常に難しい状況です。

引き受ける私も物凄く緊張しました。

そして、結果は大成功!でした。

患者さんの心意気にお応えできて、私もホッと胸を撫で下ろしました。

更に、この患者さんは真面目に通われ、お願いした事もチャンとして下さったので、何と僅か2ヶ月後には安定している数値を示しました。

そこで仮歯を入れ、大丈夫なのを確かめました。

2週間以上大丈夫なのを確認して、最終的なセラミックの歯に変える型を取りました。

そして、3ヶ月後、無事にセラミックの歯が入り終了できたのです。

1年以上は掛かる、と言われていたのが3ヶ月、4分の1で治せたのです。

これは、何よりもご本人がチャンと取り組まれた事、勉強をされどうしたら良いのか迷われなかった事、に尽きるでしょう。

私の言い分としては、人の体、生体には本当はこれだけ早く治せる力が本来あるんです、それを充分に活かせば、こう言う治療方法は誰もが受けられる、インプラント医なら出来る治療なんです、と言う事になります。

生体の持つ力を充分に引き出す、生体に無理を強いない、だから痛くもないし腫れもしないし、驚異的に早く治る。

私もサイナスリフトを否定する訳ではありませんが、生体にとってどれだけ負担が掛かる、辛いことを強いる治療方法であるのか、を考えるべきであろうと思います。

手術自体の大変さ、術後経過の辛さ、しかもそれが長い事による患者さんが味わう苦労。

インプラント医がやり易い治療方法であり、外科医のような大きな手術で、外科医に持つコンプレックスを跳ね返せる感じがする、ステイタスが高い、そんな患者さんにとってどうでも良い理由でなされているとしたら、それはとんでもない事ではないか?と私は思ってしまって仕方がないのです。

しかし、現状はそう言うセミナーが大流行です。

今後は、苦労される患者さんが凄く増えるだろう、と私は悲しい預言をします。

そうなると、救われるには、この患者さんのように自分で学び、自分で選択し、救いを求めるしかないのです。

昨日ご紹介した患者さんは、残念ですが、ご自身が理解できていませんでした。

私はサイナスリフトは99%しないで治せる、と断言を10年前からしています。

勿論、私もサイナスリフトは8回ほどしています。

その理由は、サイナス内に迷入したインプラントをチャンと取り除く為で、それと同時にサイナスリフトを同時に施術し、インプラント再植立をする必要があったからです。

その経験上、私がしたサイナスリフトは腫れもしないし痛みもしませんでしたが、チャンと歯科用CT見ながら施術すればサイナスリフトは99%避けられる、と言う事でした。

他にも学問的にサイナスリフトを避けるべき理由があるのですが、それは又後日説明をします。

今日の立派な患者さん報告を良く読まれ、写真を良く見て、皆さんも正しく学ばれて、より良い治療を受けられますように、強くお勧めします。

チャンスの神様には後ろ髪はありません。

チャンスに対する感覚を磨くには、学ぶしかないのです。

何も知らないでヤマカンで行っては駄目です。

女性に勘で行く、と言う傾向が強いのでご注意下さい。

案の定、昨日の患者さんは40歳の女性でした。

知らない世界にもう少し謙虚になることを強く強くお勧めします。

今日の患者さんは30代の男性です。

世の中を見る姿勢、謙虚さを凄く感じる素晴らしい人柄の方でした。

40歳の女性に関しては、コメントを控えます。

教師とすべき人、反面教師とすべき人、人生色々です。

こう言う本音の情報も私は包み隠さず後悔して行くつもりです。

と言うのも、ネット内は腕を棚に上げて、理想論ばかり、奇麗事ばかりを公開している所ばかりだからです。

そなもんじゃない、奇麗事ばかりじゃない、そんな100点満点ばかり求めていたら、決して救われない。

それどころか、逆に無間地獄に引き込まれるであろう、と悲しい預言をします。

納得するには充分に勉強すること、これしかありません。

今日の患者さんは、300以上サイトを読んで来られたそうです。

それぐらいは最低必要でしょう、と笑っておられました。

昔から本物に出会うには千三つ、と昔の方は言い残されています。

つまり、本物は1000のうち3つしかない、と言う事なのです。

そうすると300見て1つと言うのと不思議と符丁するでしょう。

こう言うことを知っているのが謙虚、と言う事なのです。

生意気なことを書いている、と思われるでしょうが、本当のことです。

どうぞ、耳を傾けて下さい。

5月12日(木)のつぶやき

2011年05月13日 | Weblog
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残念な患者さん、実例 #goo_noritsugumatsumoto-implant1dr http://blog.goo.ne.jp/noritsugumatsumoto-implant1dr/e/5dc62d265ea2f65874073b32997d34eb
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