次代へ捧げる、即時荷重・極小侵襲・審美インプラントへの道7です。
前回は石川先生の新著「これでバッチリ! インプラント治療のアシスタントワーク」をご紹介して、激賞致しましたが、その気持ちは今も全く変わりません。
実際に手にして、ページを捲っているだけで、素晴らしい出来で、これがあればもう何も要らないのじゃないか、と思える位の内容です。
実際のオペに関しての詳細に関しては、この書籍の写真が実に詳しく綺麗に載せており、それ通りにできるのかどうかのの訓練が求められるだけ、と断言しても良いです。
そんな中、私はこの文章を通じて、石川先生の書籍で書いていない所とか写真では伝え切れない感覚的な所に関して書いていこうと思いますし、概念的に全く違う即時荷重・極小侵襲・審美インプラント治療、手術内容に関しての解説を綴って行きたいと思います。
まず、この頃私が好んでするビフォーインプラントのお話です。
ビフォーインプラントとは、インプラントする前にこれだけは出来るようになっていないと拙い、と言う最低限修得しておくべき歯科治療、外科治療レベルの事です。
こんな事を書くと又怒られそうですが、今はインプラントは誰でもがする治療と成っていて、こんな先生がインプランとしているのか??と困惑する場面が少なからずあります。
その代表的な例が、全体的な患者さんを将来的に守る為のデザイン、治療とメインテナンス計画の事です。
他にも、歯周病治療が分っていないんじゃないのか?とか補綴計画がバランスが取れていないんじゃないか?とか外科の基本的手技・知識で問題があるんじゃないのか?と言う点も目立ちます。
その他にも色々とありますが、気付いた時点で書き込んで解説をして行きたい、と思います。
残念ながら、歯科医は”歯しか診れない”感覚の方が凄く多いのが大きな問題点です。
その部分だけ、細かい所だけしか診ない、20年以上の患者さんの長い人生を予測して全体的な計画、守る為の心構えが全く出来ていない歯科医が実に多いのです。
嫌な言い方をすると、インプラントを埋める事だけに関心があり、その後の口腔内の移り変わりに余り関心がないんじゃないのか?と思える方ばかりなのです。
これは患者さん側に厳しい、責任を求める話にもなりますが、インプラントしたらそれは永久で何ともない筈だ、もう弄られないようになる筈だ、と言う思い込みが強くあるのではないか?と言う事なのです。
しかし、自分の元々の歯ですら、色々な理由で失ってしまっているのに、インプラントだったら大丈夫と言う理由は全く当て嵌まりません。
人の作ったものが神様が創った歯に勝る、と思える方が危ないのです。
となれば、自然とインプラントになったからにはもっと歯を大事に守ろう、手入れをちゃんとしようと意識改革をしていただかないといけないのです。
この事をまずしっかりと認識し、患者さんに伝えている歯科医が少な過ぎます。
インプラントをする事を切っ掛けに、歯を大事に考える意識改革を患者さんに求める、今までの人生を切り替える、と言う話を出来なければいけません。
そうでなく、安請け合いをする、主訴の所、そこしか診ない、今はインプラントは安全なんです、と言うスタンスの歯科医は絶対に避けるべきです。
口腔内全体を1つの世界、と見立てて、20年以上責任を持てる治療計画立案を少なくともするべきです。
勿論、患者さんが受け入れるのかどうかは別問題です。
しかし、歯科医自身は専門家として理想的な計画を立てられる、この患者さんを守るにはこう言う治療をすべきである、と言うのが見えてこないとお話に成りません。
ところが、そう言う見通しの仕方を考えていないんだろうな・・・、と嘆きたくなる相談、プレゼンを見る事が本当に多いのです。
具体的に言えば、隣の歯が駄目になるのはすぐに分りそうなのに、歯がない部位にインプラントする事だけに意識が行き、その相談しか出来ないような歯科医がいるんです。
隣の歯だけではありません、インプラントと噛み合う歯、歯の並び方を全く診ていない話は暇もない位良く聞きます。
そしてこう言う先生の決まり台詞は、患者さんがそこまで希望していないから、なんです。
これではいけません。
逆に、患者さんの言いなりで治療して、ゆくゆくインプラントまでが問題を起こしてしまったら、患者さんは本当に困ってしまいます。
医療不信を招く行為にも成りかねないのです。
インプラントが将来にわたって問題を起こさないようにするには、周りの歯だけでなく、全体を診る、バランス、対称性、美しさを見れないといけません。
これが肝要なのです。
予後を見通して、何処まで治療計画をキチンと立てられますか?そう言うトレーニングを積んで来ましたか?
それを私は皆さんに問い掛けたいと思います。
私の提示する答は、次回に書きましょう。
では又。
前回は石川先生の新著「これでバッチリ! インプラント治療のアシスタントワーク」をご紹介して、激賞致しましたが、その気持ちは今も全く変わりません。
実際に手にして、ページを捲っているだけで、素晴らしい出来で、これがあればもう何も要らないのじゃないか、と思える位の内容です。
実際のオペに関しての詳細に関しては、この書籍の写真が実に詳しく綺麗に載せており、それ通りにできるのかどうかのの訓練が求められるだけ、と断言しても良いです。
そんな中、私はこの文章を通じて、石川先生の書籍で書いていない所とか写真では伝え切れない感覚的な所に関して書いていこうと思いますし、概念的に全く違う即時荷重・極小侵襲・審美インプラント治療、手術内容に関しての解説を綴って行きたいと思います。
まず、この頃私が好んでするビフォーインプラントのお話です。
ビフォーインプラントとは、インプラントする前にこれだけは出来るようになっていないと拙い、と言う最低限修得しておくべき歯科治療、外科治療レベルの事です。
こんな事を書くと又怒られそうですが、今はインプラントは誰でもがする治療と成っていて、こんな先生がインプランとしているのか??と困惑する場面が少なからずあります。
その代表的な例が、全体的な患者さんを将来的に守る為のデザイン、治療とメインテナンス計画の事です。
他にも、歯周病治療が分っていないんじゃないのか?とか補綴計画がバランスが取れていないんじゃないか?とか外科の基本的手技・知識で問題があるんじゃないのか?と言う点も目立ちます。
その他にも色々とありますが、気付いた時点で書き込んで解説をして行きたい、と思います。
残念ながら、歯科医は”歯しか診れない”感覚の方が凄く多いのが大きな問題点です。
その部分だけ、細かい所だけしか診ない、20年以上の患者さんの長い人生を予測して全体的な計画、守る為の心構えが全く出来ていない歯科医が実に多いのです。
嫌な言い方をすると、インプラントを埋める事だけに関心があり、その後の口腔内の移り変わりに余り関心がないんじゃないのか?と思える方ばかりなのです。
これは患者さん側に厳しい、責任を求める話にもなりますが、インプラントしたらそれは永久で何ともない筈だ、もう弄られないようになる筈だ、と言う思い込みが強くあるのではないか?と言う事なのです。
しかし、自分の元々の歯ですら、色々な理由で失ってしまっているのに、インプラントだったら大丈夫と言う理由は全く当て嵌まりません。
人の作ったものが神様が創った歯に勝る、と思える方が危ないのです。
となれば、自然とインプラントになったからにはもっと歯を大事に守ろう、手入れをちゃんとしようと意識改革をしていただかないといけないのです。
この事をまずしっかりと認識し、患者さんに伝えている歯科医が少な過ぎます。
インプラントをする事を切っ掛けに、歯を大事に考える意識改革を患者さんに求める、今までの人生を切り替える、と言う話を出来なければいけません。
そうでなく、安請け合いをする、主訴の所、そこしか診ない、今はインプラントは安全なんです、と言うスタンスの歯科医は絶対に避けるべきです。
口腔内全体を1つの世界、と見立てて、20年以上責任を持てる治療計画立案を少なくともするべきです。
勿論、患者さんが受け入れるのかどうかは別問題です。
しかし、歯科医自身は専門家として理想的な計画を立てられる、この患者さんを守るにはこう言う治療をすべきである、と言うのが見えてこないとお話に成りません。
ところが、そう言う見通しの仕方を考えていないんだろうな・・・、と嘆きたくなる相談、プレゼンを見る事が本当に多いのです。
具体的に言えば、隣の歯が駄目になるのはすぐに分りそうなのに、歯がない部位にインプラントする事だけに意識が行き、その相談しか出来ないような歯科医がいるんです。
隣の歯だけではありません、インプラントと噛み合う歯、歯の並び方を全く診ていない話は暇もない位良く聞きます。
そしてこう言う先生の決まり台詞は、患者さんがそこまで希望していないから、なんです。
これではいけません。
逆に、患者さんの言いなりで治療して、ゆくゆくインプラントまでが問題を起こしてしまったら、患者さんは本当に困ってしまいます。
医療不信を招く行為にも成りかねないのです。
インプラントが将来にわたって問題を起こさないようにするには、周りの歯だけでなく、全体を診る、バランス、対称性、美しさを見れないといけません。
これが肝要なのです。
予後を見通して、何処まで治療計画をキチンと立てられますか?そう言うトレーニングを積んで来ましたか?
それを私は皆さんに問い掛けたいと思います。
私の提示する答は、次回に書きましょう。
では又。