12月14日は私の誕生日です。
今日で51歳になりました。
南国鹿児島の北薩、出水市に1960年昭和35年12月14日膝まで積もる雪が降ったそうです。
昔のこととて、藁葺き屋根の重厚な松元の家で私は産まれました。
そして今、私は歯周病外科治療、インプラント外科治療を主にする専門医として仕事をさせていただいています。
この道に進んだのに強く影響を与えたのは、何と言っても恩師故今間司先生だった、と言えます。
その後、故添島先生、船越先生、故筒井先生、内藤先生、山道先生、水上先生、と学び、2003年今の私の礎に多大な影響をいただいているサンフランシスコのDR.ラムの薫陶をいただき決定的に手術方法が変わりました。
勿論、それからも勉強し続けFSAの福西先生、CEの月星先生、5-Dで船登先生、北島先生、石川先生、南先生、福西先生、再生歯科の児玉先生、早春塾の林先生、武田先生、IOMの白鳥先生、と学んでいます。
これからも、患者さんの為になるより良い情報、知識、手技を求め学んで行こう、と思っています。
しかし、私も50代に本格的に突入したのですから、今まで得たこれは良いと思われる情報を下の世代、次を担う世代へと伝えて行く仕事もしたい、と思います。
一番伝えたいことは、やはり即時荷重インプラント治療、低侵襲外科手術が主な2本柱になるでしょう。
即時荷重インプラント治療は、やはりまだまだ一般的になっている、とはい言い難い現状です。
低侵襲外科手術も、言葉だけは多く出るようになっていますが、現状は伴っていない、クラッシックな手術方法を多少改善して小さく、拡大鏡とかでしているから、と言うレベルで平気で使われています。
どちらの分野も、失礼な言い方になりますが、殆どの先生方は本当の本物の実際を知らなさ過ぎる、と私は感じられて仕方がありません。
もっともっと先がある、凄いレベルがあるんだ、と声を大にして言いたいです。
今日挙げた写真で紹介している症例は、そのごく一部の実例です。
もうこう言う治療を、私自身は2003年DR.ラムの薫陶を賜ってからし続け、成果を上げ続けています。
3回前でしたか、インプラント学会が大阪であった時に、同じ症例をプレゼンさせていただきましたが、聴衆の先生方の反応は危ない、危険、怖い治療だ、と言うのが大半でした。
私自身にとっては5年以上の臨床経験があって出しているモノなんですが、業界一般の反応はそんな感じなのです。
そして、残念なことにインプラントの死亡事故始めとするマイナス情報が世間に知られることになり、安全安心重視がより求められる状況になり、私のような手術方法、治療方法は物凄い逆風と言える状態でしょう。
しかし、それでは患者さん達は、大きな辛い手術、痛い腫れる大変な手術、何回もされる手術、何時になったら終わるのと言う長い治療期間、何回もの手術に伴う費用負担、と言う可哀想な状態から抜け出せません。
それで良いのでしょうか?
私はそうは思いません。
楽に、早く、1回限りの手術で救われる道を求められている患者さんは沢山沢山いる、と信じています。
だから、私はその方法の正しい伝道師として臨床の現場で頑張り続けたい、と心の底から願っています。
当然ですが、安全安心への配慮も怠りません。
安心安全に充分配慮して、それでも楽に早く綺麗に、1回限りの手術で治せる、新しい時代の本当の本物のインプラント治療。
それを広める。
礎となる、と誓います。