大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント治療 エビデンスと最先端治療の狭間で

2012年05月25日 | 日々のインプラント臨床の話

医療に置いて何よりも重視されるのはその治療をする根拠、それをしても大丈夫なのか、チャンと成果、結果が出るのか?と言う科学的データの積み重ねから得られるエビデンスと言うものです。

インプラント治療は、始祖ブローネマルクに始まり40年以上の歴史を持って、今世間一般的に受け入れられているものとなりました。

しかし、ブローネマルクの発見した骨とチタンがくっ付くオッセオインテグレーションと言う現象は、広くそれがチャンと正しい現象である、と証明されるまでには10年以上の基礎データの積み重ね、原著論文が世に出ることで初めてエビデンス足り得たのです。

そして、現在では即時荷重と言う直ぐに歯を入れてしまう治療も臨床上沢山行われるようになり、もう直ぐエビデンスと言えるものが確立するのではないか、と私などは期待しています。

かようにエビデンスと言うものは、医療現場では治療方法の指針となり、影響力の多大なものがあるものなのです。

 

しかし、インプラント治療自体が実はエビデンスを持っている、と見做されるまでにはかなりの年月が必要であり、即時荷重に到っては現在論争中、確立中で本当にチャンとしたルール造り、法則性が確立出来るのか危ぶまれているものです。

つまり、エビデンスは常に積み重ねて来たデータから得られるものなので、初めてこの世界に出て来た全く新しい治療方法、概念には判断することが出来ない、と言う弱点も持っているのです。

ここにエビデンスと最先端医療の大きな壁、隔たりがある、と言えるでしょう。

 

そして、現実の世の中には、法則エビデンス通りに治そうとしていたら救えない患者さんが出てしまうのも事実です。

特にインプラント治療では、近年富に即時性、低侵襲性、治癒時間短縮、審美性を患者さんから求められるようになって来ました。

その時にどうするのか。

それは出来ないんですよ、と言って患者さんを諦めさせるか、それとも、患者さんと2人3脚で何とか解決して行こう、と頑張れるのか、ではないでしょうか。

私は、運に導かれて後者の道を選ばざるを得ず、2000年から即時荷重、その直後から抜歯即時植立と絡めての即時荷重インプラント治療に取り組んで来ました。

正直に言うと、私は好き好んでこの道に来た訳ではありません。

私も従来の歯医者同様、エビデンスの根拠を求め、その少し先程度の治療で頑張っているな、と言う歯医者だったのです。

しかし、運命は私にこの道を指し示しました。

2000年のAAP学会、恩師DR.ラムとの出会い。

そこで見せられた凄い即時荷重の症例の数々。

それが切っ掛けになって、本当に偶然にも即時荷重を強く求めている患者さんが来られ、背中を押される形で踏み込んだのです。

 

踏み込んで見たら、この世界、即時荷重インプラント治療の為せる技は、患者さんにとってとても素晴らしい福音となることが肌で感じて分かりました。

何処に言っても断られ、最期の最後に私の元に辿り着いて、即時荷重をすることになったのです。

 

恐かった。

本当に大丈夫なのか、それはそれは恐かったです。

 

何故なら、何処にも資料がない、学びようがない、本の虫である私が勉強する術がない、と言う状況の中で治療する他なかったからです。

今でも即時荷重インプラント治療の教科書のようなものはそんなにありません。

それを2000年当時にしなければいけない、と言う状況に追い込まれたのです。

 

その頃のインプラント界の権威、と言われる先生方は挙ってそんな治療成功する訳がない、そんな危険なことするな、と叱られ捲り、時にはどやされました。

でも、私は第1症例の患者さんから始まって、不思議と直ぐに歯が欲しい、と言う患者さんが尋ねて来られるようになり、症例数は積み重なって行きました。

そこで得た私の感触は、これは行ける、これからはこの方法が主流になるに違いない、でした。

2004年のPRD学会に発表させていただく時に、自分の統計データを取ったら、97%以上と言う従来のインプラント治療と遜色のないデータを残せました。

2007年の再びのPRD学会では同時にGBR骨造成した場合のインプラント治療の統計を取ったら、これも98%と言うデータを残せました。

だから、私にはこの道は行ける、即時荷重はルール化出来ると考えています。

 

しかし、今尚エビデンスのない危険な治療である、とんでもないことだ、と批判をされる場合も少なくありません。

現在ではかなり少なくなりましたが、それでも松元先生は何故そんなに即時荷重して大丈夫なんですか?と質問をされ返答に困る状態でもあります。

正直な答えを言えば、それは私はそれなりに苦労して来ましたから、です。

困難な壁にぶつかる度に、それを解決する方法を編み出して、何とか来れた、と言うのが偽らざる答えです。

 

端的に言えば、私にとっては即時荷重インプラント治療法はエビデンスがあるし、根拠もあって、成果結果を私の考えている通りに進めればチャンと出せるものでしかない、のです。

結局エビデンスと言う言葉は、それぞれの個人個人のデータの積み重ねでしかなく、個人データでしか語れないものなのだ、と私は考えます。

実際に今の私の即時荷重のデータは、ここ2~3年では99%を超えているものですから。

私の医院では即時荷重はルーチン化しています。

これは一つ一つの積み重ね、経験でしか語れないものだ、と思います。

その結果として、私に任せて下されれば、下顎に直ぐに歯が入り2ヶ月足らずでセラミックの歯が入る、と言う従来の半分の治癒期間で治せるし、上顎でも3ヶ月程度で治ってしまうと言う経験を出来るのです。

勿論、骨の状況が厳しい方に関しては、それなりに時間が掛かりますが、それでも普通の治療をされた場合の半分位の治癒期間で治せています。

その裏には、いつも書いていますが超音波治療器の存在、自己血を用いた再生療法の活用もあります。

 

そうやって私は自分の中で即時荷重インプラント治療を一般法則化させることに成功しました。

ですから、私には出来る、と言って憚らないのです。

その為に、生意気だとか頭がおかしいとか言われることもままあります。

でも、2000年から積み重ねて来た実績には嘘偽りは一切ないのです。

 

私は声を大にしていいたい。

即時荷重インプラント治療は可能な時代になりました。

直ぐに歯が入る喜びを患者さん達に沢山沢山提供したい。

この喜びを広く広めたい。

私は本気です。

何処にでも見せに行きます。

誰にでも志しあればお話します。

 

即時荷重インプラント治療が当たり前になる世の中を!

新しいエビデンスの確立を!

心の底から願って止みません。


備えあれば憂いなし、外科医の備え 東京タワーのようにスカイツリーに何かあっても東京タワーがあれば安心

2012年05月25日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

スカイツリーが話題になっている裏で、東京タワーも今後どうなるんだろう、と話題になっています。

その記事によると、ラジオ局の電波塔としての役目はまだまだあるし、色々な想定の中で、万が一の場合のスーパーサブとして東京タワーがあるということでした。

この話題の読んでいて思ったことが、そう言えばうちの外科器具の大さに見学の先生方は皆ビックリされているなー、と思い出しました。

うちの道具揃えは半端じゃないです。

何か珍しい道具、器具があると、私は大抵の場合買ってしまいます。

その器具、道具が本当に使えるのか否かは、実際に使ってみないと分からないし、どれが自分に合うのかも分からないからです。

更に言えば、色々な道具を複数個持っていることで、何かあったときの対処でも困らないからです。

例えば、インプラントホールを形成するインプランターと言う器械ですが、これが故障したらどうなるのでしょう。

当院では当たり前のようにもう1台を持っています。

万が一の時に故障してしまったら普通の医院では多分ユニットか何かの器械で解決をしようとするのでしょうが、私はトルクの調整とかバーのブレとか色々な事がそれでは心配なのでもう1台インプランターを持っています。

実は実際に事前点検では何ともなかったものが、施術中に動かなくなった経験もしているのです。

私位に数多くの手術を日常で行っている者の宿命なのかも知れませんが、嫌な経験ですがそう言う経験もしています。

その時に、リリーフの器械の登場で解決出来ました。

 

天災、事故等は何時何処で起きるのか何が起きるのか、不完全な存在である人には誰にも予測は出来ません。

それでも、我々は仕事に成果、結果を残さなければいけない。

 

昨年の大震災でも、さるインプラントの大家が手術中に地震に襲われた、と聞きました。

その方は、残念ながら手術を中止して患者さんをお返ししたそうです。

しかし、これはインプラント手術だから許される行為であって、命の掛かっている外科手術であったら止められないのです。

大きな病院ではそう言う事態が来ても大丈夫なように非常電源を確保していますし、それによって何とか手術を続行することでしょう。

我々のしている手術なら、そこまでのものでないので中断して次回が有り得るのでしょが、元来手術は始めたらキチンと終了させることが我々に課せられた使命です。

何が起こるのか分からないから、備えだけはして置く、このことなら我々の気持ち、心の持ちよう次第で出来ることでしょう。

ですから、私は器具、器械を複数こんなに持っているんですか?と呆れられる位備えています。

 

備えあれば憂いなし。

これは時代を超えた法則である、と言えるでしょう。

 

東京タワーが50年以上の歴史を経て、主役から脇役へ退いた。

しかし、スーパーサブの心構え、備えをしている、と言うのは実に頼もしい姿だと思います。

しかも、このスーパーサブは50年の歴史を持ち、実績、経験を持っています。

 

日本は世界有数の地震国です。

幸い東京タワーの治世では東京が大震災に見舞われることはありませんでした。

私には徳川家康の霊力と言うのか、お江戸を守る為にした力がある地に建てられていることが関係しているのかも知れない、何て思ったりしています。

それが主役を譲っても尚、健在であることを世に示していることに、非常な安心感を抱きます。

今回ツリーの建った地は東京大空襲で10万人以上の方が亡くなられている地です。

その地に21世紀を担う塔が立つ意味、意義は今後の経過の中で見えてくることでしょう。

幸い、今回も観音さまの霊地の場所でもありますから、幸運に守られて行くのではないか、と期待が持てます。

 

何かがあったら、と心配し過ぎるのも良くないことですが、備えることこれだけやっているのだから何があっても大丈夫、と言う備えをすることが重要なのだろう、と思います。

別に促販をするつもりはありませんが、器具器械には余裕を持って備える、これは誰にでも出来る備えではないでしょうか?

 

東京タワーの記事を読んで、そんなことを思う私です。

 

PS:余計な器具器械は負担になってそれなりに大変ですがね・・・

 

更に追加です。

いつも何事かがあるかも知れないと言う気持ちを持って、安心し切らないこと、誰かが何かをしても自分の所でバックアップして、確認、進んで大丈夫なのかどうかを確かめ、信頼出来る人に確かめて貰う、普段からの習慣が凄くものを言う、これも忘れてはいけないでしょう。

人は万全ではないからこそ、誰もが協力し合う、バックアップする気持ち、備えを持つことも重要です。

??と思ったら確かめる、ある意味誰も信じない、実際の事実だけを見る習慣、とも言えます。

慣れている仕事、慣れに流されないで、常に真新しい心持ちで素直にものごとを見詰め続ける。

これが重要です。

慣れは油断の元、一番恐いのは油断、日常の流れの中にこそトラブルの種は潜んでいるからです。

バックアップの体制さえあれば安心、と勘違いされるといけないので追加しました。

 


5月24日(木)のつぶやき

2012年05月25日 | Weblog
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