大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント植立手術直後に歯が入る筈がない、と言われてしまった患者さんへ 諦めるのはまだ早い!

2012年08月10日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

植立手術直後に綺麗に歯を入れる治療を、即時荷重インプラント治療と言います。

私はこのような治療を2000年当時から始め2012年現在でも成功させ続けやって来ています。

レントゲン写真の患者さんが、一番最近の治療例です。

 

この患者さんの場合は、更に難しい抜歯即時植立をして、その上で即時荷重インプラント治療をして、綺麗に仮歯を入れています。

骨の中に埋まっているネジ上の部分がストローマンSLAインプラントの本体です。

そのインプラントから突き出ている円錐形のモノがソリッドアバットメントと言う、仮歯を装着するインプラント体とジョイントしている部品部分です。

そして、良く見ると円錐形のアバットメントに周囲に、透けていますが仮歯の形が見えています。

これで、即時荷重出来ていること、手術直後から綺麗に歯が入っていることが分かるのです。

 

このような治療は、今でもかなりの勢いで危険極まりないと批判され、決してしてはならない、そのままで3ヶ月待てば良いのだから危険を冒してまでする必要はない、と患者さんに力説される先生が沢山います。

そのせいで、患者さんの中でも即時荷重に偏見を持ち、危ない治療である、と周囲の方にまで話し、噂話を広める方までいます。

 

それぞれの先生方に、色々な考え方があり、色々な治療方法があるのでしょう。

それは理解出来ますが、実際に現実に起きている現象を否定し、批判する姿勢は、科学者としての歯科医師として如何なものだろう、と私は思います。

理念、考え方で現実を規定し、無理矢理に解釈して講義する行為は、思想としては有りかも知れませんが、科学として考える時には、全く間違っている行為であろう、と考えます。

 

如何なる現象であろうと、現実に起きている現象から考察し、それを理屈付けて説明出来るようにし、再現性を持たせるに出来て始めて科学足り得るものでしょう。

百歩譲って、稀にしか成功していない現象だとしても、それが起きるにはどう言う条件が整い、仕上げることが出来るなら可能になるのか、と純粋に科学的に考察する姿こそが、科学者の思考たるべきものであろう、と思うのです。

 

そして、私自身は私独自の基準の中で即時荷重出来ると判断した場合には、全てのインプラントで即時荷重をしています。

その成功率も、即時荷重出来ない通常の植立手術の成功率97%と遜色のない成績を挙げ続けられています。

なら、私にとっては即時荷重は充分に予知性があり、安全で安心出来るインプラント治療と言えるのです。

 

私の、即時荷重出来る基準は非常に単純です。

ストローマンSLAインプラントを用いて、植立トルク、力の掛かり具合が35N以上であること、ぺリオテスト値が+5以下であること、これだけです。

 

今回の患者さんの治療でも、ストローマンSLAを用い、植立トルクは35Nを軽く超え、それどころか35Nのラインを軽々と超える状態で植立出来、ぺリオテスト値が最初から0とか+1のデータを指し示しました。

こうなれば、即時荷重で綺麗に仮歯を入れて差し上げるのに何の障害もありません。

早速、その場で直ぐに綺麗な仮歯を作製して装着しました。

 

その直後に撮影したのが下のレントゲン写真です。

良く見ていただけると分かると思いますが、サイナスソケットエレベーション、いわゆるソケットリフトもしています。

現在のインプラント治療のレベルから考えると、離れ業、危ない治療、と言われてしまうことでしょう。

 

しかし、私は類する治療をもう長く成功させ続けて来ていて、沢山の経験と長い経過を持っています。

もうこう言う治療を10年以上し続けているのです。

 

更に特筆したいのは、全く腫れたり痛んだりさせていない、と言うことです。

最小侵襲外科手術を行うことで、このようなハイレベルで難しい手術であっても1回だけの手術で綺麗に治せるのです。

 

これが真実の現在のインプラント治療です。

今現在でここまでのことが出来るのです。

 

インプラント植立手術直後に歯が入る筈がない、と言われてしまった患者さんへ 諦めるのはまだ早い!

最初から歯があることが、どれ程患者さんを喜ばせるか、私は知っています。

だから、私はくどい位言い続けるのです。

諦めないで下さい!

 

 


抜歯即時植立即時荷重インプラント治療はストローマンSLA

2012年08月10日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

抜歯即時植立即時荷重インプラント治療では、即時荷重と言うことでノーベルバイオケアインプラントがとか、カルシテックHAインプラントとかでないと出来ない、と言う迷信が日本国内では患者さん達にまで広まっているようです。

これは全くの間違いです。

海外で抜歯即時植立即時荷重インプラントの症例を沢山出しているのは、ストローマンSLAインプラントです。

海外では、逆にこう言う症例でノーベルバイオケアを使うのは危険で、成功率が著しく下がる、と判明しています。

カルシテックHAインプラントに関して言えば、HAインプラント自体が殆ど使われていないので、海外ではそう言う症例報告何てまずありません。

海外の学会とかにチャンと出れば、抜歯即時植立即時荷重インプラント治療とかではストローマンSLAインプラントが一番成功率が高く、安定して用いられているものです。

 

それなのに、何故か商業的なマーケット戦略で抜歯即時植立即時荷重インプラント治療はノーベルバイオケアとかカルシテックHAインプラントだとかに成っています。

本当に世界の潮流の中から見たら、おかしなことばかりが罷り通る日本、と言う不思議な国です。

 

長い歴史、長期的予後の安定性を考えるならば、抜歯即時植立即時荷重インプラント治療を行おうとするならストローマンSLAが選択されるべきインプラントです。

 

正しい知識を持っていかないと、騙される。

気を付けて下さい。