大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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インプラント治療を正しく理解して貰える時代を!

2012年08月20日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

インプラント治療が普通の言葉として知られて来ても、その質の違い、詳しく言えば先生や医院ごとの治療の違いに関しては、まだまだ全然知られていない、と思います。

患者さんを怒らせてしまう言い方かも知れませんが、患者さんは分かってないな、と言うことなのです。

 

インプラント治療と言うと、患者さん達は特別なモノ、大丈夫なものと信じているようなのですが、、全くそう思っていない、医療側私達の責任でもあると思うのですが、インプラントだって所詮は人間が作ったモノであり限界があって、口の中に入れば歯周病の危険性に曝されている、と言うことをご存じないのです。

そして、最も大きな問題は、歯周病治療をしっかりと出来ると言うことがインプラント治療の長期的安定に非常に大きく関わって来るんだ、と言うことです。

歯冠部だって、セラミックやゴールド冠などの高価な治療をしたとしても、長い時間の中では、車のタイヤ同様に磨り減ったりして交換しないといけないものです。

 

しかし、患者さんの意識は、何かインプラントは特別な治療で、1回治したらもう一生何事もないのが当たり前、何かあったら下手な治療をされた、と勘違いをされるようです。

どうやら、歯科治療特にインプラント治療だけは、高価な治療であり、その分何事もなく長持ちしないといけないもの、そうじゃないのはおかしい、と言う意識をお持ちのように感じられて仕方がありません。

 

人が作ったモノで永遠に何事もないものはこの世界に何一つありません。

高価な車も、家電製品も、家も、ビルも、長い時間の中でメインテナンスを必要とし、買い替えの時が来るのは当然とご存じだと思います。

それと同じでインプラントだけが特別視されている時代は、誤解されている時代、まだ正しく広まっていない、未熟な時代なのです。

 

そのせいで、患者さん達は、インプラントと言うだけで特別視し、綺麗になっているとインプラントだと思い、そうなるのが当たり前、実は最先端の技術を尽くした治療が通常レベルである、と誤解されたりしているのです。

 

これでは、患者さん自身が間違いなく不幸な迷路に迷い込み、流離うこと、落ち着くことなく有り得ない理想の治療を求めてフラフラする生涯に成ってしまうことでしょう。

 

少なくとも、私は自分が関わって来た患者さん達には、そう言う迷路に入って欲しくないと願っています。

しかし、本音で告白すれば、そうも行かない、難しいなと言う現状に陥っていることが、稀ですが起きてしまっています。

技術屋としては自負する位の腕を持っていても、患者さん教育、チャンと正しく理解していただく、と言う点ではまだまだ未熟である、勉強が足りない、と反省しきりだったりしています。

 

でも、言い訳になりますが、私は少なくともそう言う問題にいち早く気が付き、患者さんに一生懸命に教えています。

しかし、現状のインプラント業界全般はどうなのでしょう?

正直に言って、物凄く不安で仕方がありせん。

 

特に歯周病治療に未熟な者が平気でインプラントに手を出す現状は、途轍もなく不安です。

ただでさえ、歯周病はサイレントディジーズで、直ぐに症状を表に出すことなく中で秘かに進行し、表に出る頃には歯茎が膿んでしまって、かなり厳しい状態に陥るものです。

インプラントの場合、骨とくっ付いている間は、患者さんはまず気が付きません。

 

何故なら、インプラントは揺れないからです。

天然歯は歯周病が進めば揺れ出して気が付けます。

その時点でも実は遅いのですが、インプラントは駄目に成る寸前まで揺れませんから、歯周病が深く静かに深刻化し骨が侵されると言う怖い状態を招きかねないのです。

 

しかし、歯周病治療に通じている先生は10分の1もいない、と言われているのです。

なのに、インプラントだけは特別に広まって、どんどんする所が増えてしまっています。

これでは何も起きない方が変です。

 

怖がらせて申し訳ないのですが、これが真実です。

 

上部冠の磨り減り等の交換は、インプラントが無事なら、然程難しいことではありません。

しかし、土台である歯茎、骨の病気は、とても難しいのです。

 

家やビルを建てる時に、土台がどれだけしっかりしているか、しっかりとした地盤まで頑丈な柱を打ち込んでいるのかが鍵を握るのは良くご存じでしょう。

それと同じで、歯茎、骨の健康を守れる、治せる実力を持っている先生にインプラント治療を任せないといけないのです。

私はこの点に関して、現在の歯科業界にとても不安を覚えて仕方がないのです。

 

忘れないで下さい。

インプラントは特別じゃない。

長持ちする土台、歯茎、骨が何よりも重要なのです。

 

追加ですが、インプラントだけ特別視し問題が生じると言い募る先生が稀にいますが、それは天然歯でも全く同じであり、口腔清掃を真面目にする気がない方は、我々がどんなに頑張ったとしても、将来問題を起こすだろう、それはインプラントだろうと歯だろうと変わりはない、と理解して下さい。

お分かりいただけますか?

最期の鍵を握っているのは、患者さんあなたご自身なんだ、と言うことなのです。

 

これはいつも真実です。

どんな名医でも、凄腕でも、患者さんが自分自身で取り組めない方は、不安が残る治療しか出来ないのです。

 

インプラントを神聖視し、高い買い物したんだからと油断をされないで下さい。

ベンツを購入しても事故を起こすのは運転手次第です。

手厳しいことを書いて、嫌われるかも知れませんが、本当のことを知らなければ道は開かれない、と心の底から真の患者さんの為を思い書かせていただきました。

 

私の誠の心が伝われば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


インプラント治療を避けた方が良い人 自己中心的な性格の人

2012年08月20日 | 日々のインプラント臨床の話

昨日はインプラント臨床技術向上講習会でした。

そして、一番最初に言われたことが自己中心的な性格で、医療側の助言を聞き入れられず、自分の言う通りに治療しろ、と言うような方はインフォームドコンセントが取れないので、避けた方が良い、と言うことです。

患者さん自身が治療に如何に協力出来るのか否か、それが非常に大きな比重を占める、と言うことを朝日大学の永原教授が話されました。

 

どうやらインプラント治療は、魔法の治療と言うような認識で、それをすれば何でも解決、と言う認識を持っている患者さんや、芸能人とかで綺麗になっている歯を見るとインプラントだとか、正しい理解、知識が広まっていないことから来るズレである、と私は思いました。

先日も書きましたが、今の時代は理性の時代ではないことは明白だと思います。

理性の時代なら、どう言うものなのかを正しく調べ、理解し、その上で議論するのではないでしょうか。

そうではない、ただ知っている言葉を振り回す、生兵法は怪我の元、と言う時代は理性が吹き飛んでいる、感性、感情的な判断の時代であることを示していると思います。

 

何となく知っているつもり、は非常に危険です。

インプラントって?と言うものをチャンと自分でも調べ、自分の口の中ではどう言う風に治すことになるのか、と言う具体的な話は、専門家でないと出来ないでしょう。

素人さんの間で、ああでもないこうでもない、と噂話するのは止めて、チャンと勉強して、専門家の診断、助言を仰ぎましょう。

 

ネットの相談では、口腔内を見ていませんから、その患者さん個人に合わせたチャンとした説明は出来ません。

必ず、専門家を受診して説明を落ち着いて聞きましょう。