いつかは誰でも死んでいくのだけど、先に行くのか後に行くのかで、実は残される方も結構辛いな、と感じています。
私は、恩師である故今間司先生を、今間先生享年41歳、私は36歳の時に失いました。
私は、今間先生に本当に惚れ込んでいて、この人に一生ついて行こう、この先生の仕事を支える仕事をしよう、と決めていましたので、その喪失感は凄かったです。
そして、これからの自分はどうしよう、と本当に悩みました。
結局、私が法人勤務を辞し、独立開業の道を選んだのは、今間先生を失ったからです。
その理由は、今間先生がいなくなって、法人の中の統制が駄目になってしまったこと、そして何よりも、私自身が今間先生ほどのリーダーシップがなく、リーダーとして力がなくて、とても苦労していたことがあります。
これは私自身の問題で、私には今間先生の後を継げるだけの器がない、と言うことで、具体的に言ってしまうと、色々と問題があるので言いませんが、それぞれのDRがなかなか法人の方針に従ってくれなかった、と言うことです。
そして、自分は今間先生の夢、残された道を継ぐ仕事をしようと考え、それには自分の仕事だけに専念した方が良い、と判断して独立、開業しました。
それが今にと繋がり、私を一番知られるようにしてくれたのは、即時荷重インプラント、特に部分欠損症例への適用拡大を業界の中でもいち早く始めたことだと思います。
今間先生がご存命であらせられたなら、マッチャンやるじゃん!と言ってくれたんじゃないか、と思います。
今間先生を失って、本当に辛かったですが、それが契機になり今に到っていることを考えると、残される辛さを乗り越えて、残された者は何をなさねばならないのか?どうしたら良いのか?と真摯に問い続けるしかないんでしょうね。
それは、私が逝ってしまう側になってしまう時、次代にどんなバトンを渡せるのか?この世界を良くする為に何を残していけるのか?にも繋がると思います。
ボヘミアンラプソディを見て、自分に残された命の時間は?と考えさせられましたし、何を残したいのか、残すべきなのか、も真剣に考えて置かないと、とも思いました。
2020年には還暦になりますし、会社勤めなら定年も見えて来る年齢になり、ビジネス社会の中では、一般的には第一線から退くことも視野に考えないといけないお年頃なので・・・
でも、やっぱり今間先生が生きててくれたならなー、といつも思ってしまう私がいるんですよね。
本当に凄い先生でしたから。 腕、人柄、リーダーとしての資質、風貌、何もかも一流中の一流、超一流でした。
少なくとも、インプラントのことに関しては、私はその道を継ぐことができたのでは、と自負できているので、そこは自慢ですね。
あちらの世界に行った時に、再会して、悔しがらせたい、と秘かに思っています。
と言うことで、即時荷重インプラントが私の代名詞と私自身自負している訳なんですが、この度ゆかりあるIOMの2019年2月2日の会で、又お話させていただけることになりました。
即時荷重インプラントのお話を最近の話題絡めて、私にしかできないお話を時間一杯務めさせていただきます。
有志の先生、是非聴きに来て下さい。
絶対に、後悔させませんよ!