のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

今年はじめて小三治の…

2011-09-11 20:29:05 | 落語会に行ってきた
独演会に行ってきました。

と書きたいとこだけど、、、
今日は落語じゃなくて歌。

噺家・柳家小三治が
オーケストラをバックに歌う
音楽会に行ってきました。

【うたあそび
 小三治、僕、ちょっと歌いに参りました】

9月11日(日)午後2時~
於・池袋 サンシャイン劇場

昨年、はじめて小三治師匠の生歌を聴き、
その情感たっぷりすぎる歌唱にお腹いっぱいになり、
もう師匠の音楽会はいいや…と思っていたのに、
またチケット取っちゃいました

しかも無駄に(?)良いお席の、
前から2列目

(独演会でこんなにいい席、
 取れたためしがないぞ)

白シャツ、黒ストール&パンツ、
赤フレームの眼鏡で登場した師匠の歌は、
あいかわらず、うわずったり、感極まって詰まったり…
ヘタウマ(失礼!)なんだけど、
聴いてるとクセになる。

歌への言葉への思い入れの深さに、
「ほだされる」のかなぁ。

実らなかった初恋バナシ、
リウマチ仲間の死…
せつないエピソードで
客席をしんみりさせきった瞬間、
笑いのオチをつけるところは、
さすが噺家! 滑稽噺の巨匠!!

「やりたいことがあったから、
 どんなにつらいことも頑張れた」

という、
前座修業時代の話が心に響いた。

そう、
人間、本当にやりたいことのためなら、
努力を努力とも、
苦労を苦労とも思わないもんね。

ただ、自分自身に置きかえてみると、
好きな仕事をつづけるために、
頑張ってきた自負はあるものの、
とことんツラい苦労もして来なかったような…

自分のやってることに、
良くも悪くも「凄み」がないのは、
そのへんに原因があるんだな
(わかってるのよ自分でも)

思いがけず、そんなこんなを内省させられた、
師匠のトークと歌でした。

指揮 坂本和彦
演奏 としまユングフェスタオーケストラ 
共演 オペラ娘

小三治師匠の曲目
『あなたのすべて』
『おぼろ月夜』
『初恋』
『山のけむり』
『風に立つライオン』
アンコール『風に立つライオン』



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