のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

本物は謙虚

2011-09-21 00:40:13 | ねころびテレビ
19日(敬老の日)に録画した
NHKのドキュメンタリー番組を見る。

『群れない 慣れない 頼らない
 画家・堀文子 93歳の決意』

大磯のアトリエに独居しながら、
作品をつくりつづける堀文子さん。

作品の素晴らしさはもちろんのこと、
堀さんご自身の
みずみずしく魅力的なこと

顕微鏡で覗いたミジンコの美しさに、
童女のように大喜びする姿。
堀さんのトキメキが、
テレビを見ているこちらにまで
伝染してくるようだった

また、発するひとことひとことが、
いちいち痛快で深いのだ!

「自分のことは“絵師”とか“絵職人”と思っている。
 “芸術家”とか“アーティスト”なんて呼ばれて、
 天才でもないのに天才ぶってるって、
 恥ずかしいでしょう?」

言えてます

アーティストぶってる輩に限って、
ひと皮むけば、
売れたいのに売れなくて、
ヒガミ根性のカタマリになってる
「自称・アーティスト」だったりするもの。

堀さんのような真のアーティストほど、
自分をアーティストだなんて
ツユほども思っていないのだ。

人の世って不条理ね

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