のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

舞台は安中(あんなか)

2019-02-27 22:34:55 | 見てきたよ


『サムライマラソン』

このタイトル、
最初に見ただけでピンとキタ。

安中城が舞台(の話)?

やっぱりそうだった。

母方の祖母の祖母(?)が、
安中城の元お姫さまだったと
聞かされてきたので、
安中城には興味があった。

が、超マイナーな城なので、
ほんの10年くらい前まで、
ネットで検索しても情報が少なく、
群馬の城跡のひとつとして、
チラッと紛れてる程度。

その安中城が
クローズアップされはじめたのは8年前、
NHK『タイムスクープハンター』で
日本に於けるマラソン大会発祥の地として、
ドラマ化されてから?かも?

その後、大河ドラマ『八重の桜』で
新島襄が安中藩士の息子と紹介されてから、
安中城情報も増えた気がする。
(新島襄を好演したオダギリジョー効果もあり?)

本作は、
その安中城=安中藩で開催された
遠足(とおあし=マラソン)大会を
テーマにしたサスペンス時代劇。

単に足と根性を鍛える目的だった遠足に、
参加する藩士たちの思惑が絡み合う。

1等を取り、姫の婿の座を狙う者。
その姫は江戸で絵の道を目指すべく、
当日のドサクサに城から脱走する。

江戸城からの隠密も紛れ、
隠密同士が揉めるわ、熊は出没するわ、
隠密が早とちりして、
江戸に密書を送ったことで、
刺客軍団もやって来て、
そのひとりが実は安中藩出身で…

と、この話、どうなっちゃうの⁉️
の連続。

安中城主は今をときめく、
まんぷく食品の萬平さん(長谷川博己)だし、
その右腕藩士は古今亭志ん生の若き頃の
森山未來(大河ドラマの話です)。

スターから若手個性派までズラリの
豪華キャスト群像劇の主役は佐藤健。
身体能力の高さ、すばしこさが光って、
さすがでした👏🏻

笑い要素のない作品なのに、
登場するたび笑わせてくれる竹中直人、
さすがでした👏🏻

野良着を着て男のふりをしても、
可愛さとモード感がダダ漏れな小松菜奈演じる、
1日で波瀾万丈を生きる姫の結末も…
ほっ。。。

なんと監督はイギリス人。

そのせいか、舞台は群馬なのに、
そこはかとなく洋画っぽい?
上州弁も1コも出てこないし。笑。

コマツナちゃん演じる姫と、
祖母の先祖の姫も、
1000%別人でありましょう。
(当たり前だよ。笑)

新宿TOHOシネマズの
いちばん小さなシアターでの上映は、
主に女性客で満席。

安中城・安中藩に思い入れがなくても、
きっと楽しめる作品と思いました。
あくまで私感ですが。

コメント (2)
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