前回、最近“家で”見た映画について書けなかったので、
改めて書いておこうと思います。
若干ネタバレ。微妙~!
●『グロリア』
これは二枚で2500円のセールで『恋人たちの予感』のDVDを買うときに
もう一枚をどうするか?…で、買った一枚です。
もちろんオリジナル版。今まで何度も観ています。
リメイクは観ていないけど、多分観たとしてもこちらの方が好きなはず。
だって、このジーナ・ローランズほどかっこいい女はいません。
守ってあげる男の子は全然かわいくないですが
(この子は演技も出来てないけど、初め見たときは
子供はこのくらい可愛くないものなんだろう
と思ってみてました。)
そのみなしごを全身全霊で守ろうとする覚悟が、
おばさんをどんな女より美しく見せます。
●『ベスト・フレンズ・ウエディング』
友達に観ろ観ろ言われてやっと借りてみました。
長年のキープ君がいざ結婚するとなると急に恋しくなって、
二人の仲をあの手この手で壊そうとする女の話。
このジュリア・ロバーツのめげない復讐っぷりがどんどんエスカレートして、
どうなっちゃうのか、かなりハラハラさせられます。
ですが、一番目立ってるのは、何かと主人公の相談に乗る
素晴らしい親友でゲイのジョージでしょう!
あれ、ジョージの映画だったっけ?と思えるくらい美味しい役です。
そりゃあ、こんな男友達欲しいよ!
マイケルという彼が、取り合うほど素敵かどうかはともかく、
キャメロン・ディアスが潔く演じるおバカな感じの女子大生お嬢様と、
ルパート・エバレット扮するジョージの出てくるシーンは爽快な気分になります。
●『ニューヨークの恋人』
出ました、ヒュー・ジャックマン!
こないだ見たトニー賞授賞式の影響をモロに受けてる感じですが、
実は前々から観たかったんです、密かに。
19世紀のハンサムな伯爵が間違って21世紀のNYに迷い込んで
現代の女性と恋するお話ですね。
聞いた感じはとっても耳障りがいいですが、
このタイムトラベルの仕組みについてはもっといい設定があったんじゃないかと思います。
ちょっととってつけたような設定なのが気になります。
それでもヒュー・ジャックマンが出てるんだから
それだけで細かいことはぶっ飛びますよね(笑)。
彼だけではありません、
主人公ケイト(メグ・ライアン)の元カレ役・リーヴ・シュレイバー
(そう! 今年のトニー賞で演劇助演男優賞をとった彼ではないか!
髭がないからわからなかった…)、
弟役のブレッキン・メイヤーもいい味出してます。
彼らの演技を見るためなら何回でもみたいかも…。
それにしても、レオポルド伯爵の恋愛の手ほどきは素敵です。
昔の殿方は女性の喜ぶものを心得ていらっしゃったんでしょうかね。
是非世の男性方にも心得ていただきたい部分です。
ただ、彼の現代社会への適応速度はちょっと速すぎだと思うのですが。
伯爵には21世紀の世界をもっと驚きの目で見て欲しかったです。
エレベーターの発明家なんだし、もっと面白がってもおかしくないと思うなぁ。
もっと言うとエレベーターをストーリーに利用してもよかったのでは。
タイムマシンにしちゃえばよかったのに。
そういえば屋上に肩の出たドレスを着てきたメグ・ライアンを見ても
伯爵は未来だから動揺しないんでしょうか。
色々納得いかないところはあります。
●『彼と彼女の第二章』
こっからはビリー・クリスタル特集。
これはトニー賞の影響(笑)。
B・クリスタル本人の監督・脚本のラブ・ストーリー。
キャッスル・ロック=『恋人たちの予感』を否が応でも思い出すし、
実際彼も『恋人たち…』のその後を書きたいと構想して誕生した本作品ではありますが、
これはもっとシビアな話。
パリで出会った恋人達が結婚し、夫婦になったことで生まれる主張と妥協と孤独。
恋をしては別れ、またお互いを求める彼らの言い分は
どっちも正しいし、どっちも勝手なんだけど、
それが男女、そして結婚。
そこで踏みとどまるかどうかは、
彼らが本当に全てを放り投げてでもお互いを必要としているかどうかで決まるんですね。
一つのカップルの物語としては、映画として平凡だけど、見ごたえのある作品です。
彼らのなれそめを、友達が集まって語るところから始まるのですが、
その中の友達の婚約者がいちいち泣いたり騒いだりするのはちょっとムカつきました。
騒ぎすぎ!
でも最後は私も嬉しくて一緒に泣きたかった(笑)。
このテーブルトークは映画より芝居にして見てみたいかもしれない。
ついつい声を出して笑っちゃう場面もいくらかあって、
ちょっと奇をてらったけど詰めの甘い『恋人たち…』という感じですが、
それでも他のラブストーリーに比べたら得るものは多い。
身近に悩めるカップルがいたら声をかけてあげてください、
「Piece of Cake!」と。
一番楽しかったところはバスケの審判シーンです!
●『ファーザーズ・デイ』
主演はB・クリスタルとロビン・ウイリアムス。
今は結婚してしまった昔の彼女に突然
「実は16歳になる息子はあなたの子なの」
と告白されたジョージとデイル。
子供のいない彼らはついつい父親気分で家出したその息子を探し出す羽目になります。
弁護士のジョージに、もの書きのデイルは正反対の性格だけど、
子供探しの旅のなかで自然と友情が芽生えていきます。
見所は二人の見事な掛け合いですかね。
ジョージがデイルを「チップ」と呼び間違えるところのタイミングだけでも
普通の5割増しぐらいで笑えます。
すごくハッピーな映画ですが、
うまくまとまっちゃったがために逆に印象に残らない映画ともいえます。
フランス映画をリメイクしたということで、「スリーメン&ベビー」を思い出しました
…見てないけど、見たくなりました。
ほかに『アメリカン・スウィートハート』も途中まで見ました。
ジョン・キューザック、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、
あとB・クリスタルという豪華な出演陣ではありますが、
どうも面白くなく、下ネタで笑わせようとするところが鼻につき、
レンタル期限の関係で最後まで見られませんでした。
テレビでやってたら見返そうかどうしようかってところです。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズのワガママ女優っぷりが素晴らしいです。
ちなみに「モンティ・パイソン ドイツ版」も安くなってたから買っちゃった。
やっぱ190cmを越える身長の赤頭巾ちゃんと
馬鹿オリンピックが最高にアホ!
耳の聞こえない補聴器係と、周りのものがよく見えないコンタクトレンズ係のスケッチは
ケンブリッジ組っぽいロジックがたまりません。
あと笑いの他に可愛い動物が楽しめるという見所を発見しました。
(赤頭巾ちゃんに出てくる犬(←オオカミ役)、
シェークスピア『ベニスの商人』を演じる牛(←医者の演技も出来ます))
改めて書いておこうと思います。
若干ネタバレ。微妙~!
●『グロリア』
これは二枚で2500円のセールで『恋人たちの予感』のDVDを買うときに
もう一枚をどうするか?…で、買った一枚です。
もちろんオリジナル版。今まで何度も観ています。
リメイクは観ていないけど、多分観たとしてもこちらの方が好きなはず。
だって、このジーナ・ローランズほどかっこいい女はいません。
守ってあげる男の子は全然かわいくないですが
(この子は演技も出来てないけど、初め見たときは
子供はこのくらい可愛くないものなんだろう
と思ってみてました。)
そのみなしごを全身全霊で守ろうとする覚悟が、
おばさんをどんな女より美しく見せます。
●『ベスト・フレンズ・ウエディング』
友達に観ろ観ろ言われてやっと借りてみました。
長年のキープ君がいざ結婚するとなると急に恋しくなって、
二人の仲をあの手この手で壊そうとする女の話。
このジュリア・ロバーツのめげない復讐っぷりがどんどんエスカレートして、
どうなっちゃうのか、かなりハラハラさせられます。
ですが、一番目立ってるのは、何かと主人公の相談に乗る
素晴らしい親友でゲイのジョージでしょう!
あれ、ジョージの映画だったっけ?と思えるくらい美味しい役です。
そりゃあ、こんな男友達欲しいよ!
マイケルという彼が、取り合うほど素敵かどうかはともかく、
キャメロン・ディアスが潔く演じるおバカな感じの女子大生お嬢様と、
ルパート・エバレット扮するジョージの出てくるシーンは爽快な気分になります。
●『ニューヨークの恋人』
出ました、ヒュー・ジャックマン!
こないだ見たトニー賞授賞式の影響をモロに受けてる感じですが、
実は前々から観たかったんです、密かに。
19世紀のハンサムな伯爵が間違って21世紀のNYに迷い込んで
現代の女性と恋するお話ですね。
聞いた感じはとっても耳障りがいいですが、
このタイムトラベルの仕組みについてはもっといい設定があったんじゃないかと思います。
ちょっととってつけたような設定なのが気になります。
それでもヒュー・ジャックマンが出てるんだから
それだけで細かいことはぶっ飛びますよね(笑)。
彼だけではありません、
主人公ケイト(メグ・ライアン)の元カレ役・リーヴ・シュレイバー
(そう! 今年のトニー賞で演劇助演男優賞をとった彼ではないか!
髭がないからわからなかった…)、
弟役のブレッキン・メイヤーもいい味出してます。
彼らの演技を見るためなら何回でもみたいかも…。
それにしても、レオポルド伯爵の恋愛の手ほどきは素敵です。
昔の殿方は女性の喜ぶものを心得ていらっしゃったんでしょうかね。
是非世の男性方にも心得ていただきたい部分です。
ただ、彼の現代社会への適応速度はちょっと速すぎだと思うのですが。
伯爵には21世紀の世界をもっと驚きの目で見て欲しかったです。
エレベーターの発明家なんだし、もっと面白がってもおかしくないと思うなぁ。
もっと言うとエレベーターをストーリーに利用してもよかったのでは。
タイムマシンにしちゃえばよかったのに。
そういえば屋上に肩の出たドレスを着てきたメグ・ライアンを見ても
伯爵は未来だから動揺しないんでしょうか。
色々納得いかないところはあります。
●『彼と彼女の第二章』
こっからはビリー・クリスタル特集。
これはトニー賞の影響(笑)。
B・クリスタル本人の監督・脚本のラブ・ストーリー。
キャッスル・ロック=『恋人たちの予感』を否が応でも思い出すし、
実際彼も『恋人たち…』のその後を書きたいと構想して誕生した本作品ではありますが、
これはもっとシビアな話。
パリで出会った恋人達が結婚し、夫婦になったことで生まれる主張と妥協と孤独。
恋をしては別れ、またお互いを求める彼らの言い分は
どっちも正しいし、どっちも勝手なんだけど、
それが男女、そして結婚。
そこで踏みとどまるかどうかは、
彼らが本当に全てを放り投げてでもお互いを必要としているかどうかで決まるんですね。
一つのカップルの物語としては、映画として平凡だけど、見ごたえのある作品です。
彼らのなれそめを、友達が集まって語るところから始まるのですが、
その中の友達の婚約者がいちいち泣いたり騒いだりするのはちょっとムカつきました。
騒ぎすぎ!
でも最後は私も嬉しくて一緒に泣きたかった(笑)。
このテーブルトークは映画より芝居にして見てみたいかもしれない。
ついつい声を出して笑っちゃう場面もいくらかあって、
ちょっと奇をてらったけど詰めの甘い『恋人たち…』という感じですが、
それでも他のラブストーリーに比べたら得るものは多い。
身近に悩めるカップルがいたら声をかけてあげてください、
「Piece of Cake!」と。
一番楽しかったところはバスケの審判シーンです!
●『ファーザーズ・デイ』
主演はB・クリスタルとロビン・ウイリアムス。
今は結婚してしまった昔の彼女に突然
「実は16歳になる息子はあなたの子なの」
と告白されたジョージとデイル。
子供のいない彼らはついつい父親気分で家出したその息子を探し出す羽目になります。
弁護士のジョージに、もの書きのデイルは正反対の性格だけど、
子供探しの旅のなかで自然と友情が芽生えていきます。
見所は二人の見事な掛け合いですかね。
ジョージがデイルを「チップ」と呼び間違えるところのタイミングだけでも
普通の5割増しぐらいで笑えます。
すごくハッピーな映画ですが、
うまくまとまっちゃったがために逆に印象に残らない映画ともいえます。
フランス映画をリメイクしたということで、「スリーメン&ベビー」を思い出しました
…見てないけど、見たくなりました。
ほかに『アメリカン・スウィートハート』も途中まで見ました。
ジョン・キューザック、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、
あとB・クリスタルという豪華な出演陣ではありますが、
どうも面白くなく、下ネタで笑わせようとするところが鼻につき、
レンタル期限の関係で最後まで見られませんでした。
テレビでやってたら見返そうかどうしようかってところです。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズのワガママ女優っぷりが素晴らしいです。
ちなみに「モンティ・パイソン ドイツ版」も安くなってたから買っちゃった。
やっぱ190cmを越える身長の赤頭巾ちゃんと
馬鹿オリンピックが最高にアホ!
耳の聞こえない補聴器係と、周りのものがよく見えないコンタクトレンズ係のスケッチは
ケンブリッジ組っぽいロジックがたまりません。
あと笑いの他に可愛い動物が楽しめるという見所を発見しました。
(赤頭巾ちゃんに出てくる犬(←オオカミ役)、
シェークスピア『ベニスの商人』を演じる牛(←医者の演技も出来ます))