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シャーロック公式コンベンション "Sherlocked the Event" 二日目 マーク・ゲイティス写真撮影等

2015-06-21 | 2015年春、英国の旅

■2015年4月25日■

シャロコン2日目。この日は朝から雨模様。



早起きが苦手な私ですが、英国にいるときは苦もなく早起きが出来ます。
この日も朝7時前に起きて、二日目に備えてすぐに朝食を取りました。
なぜなら朝からマーク・ゲイティスとのフォトシュートが待っていたからです。



写真撮影とトーク・セッションはゲストごとに時間が区切られています。
参加者によっては会いたいゲストが重なってしまうこともあったようですが、
私の買ったチケットは運良く時間がばらけていて、全て見て廻れそうでした。
直前になってベネディクトのトークと重なっていたマークの写真撮影が朝にずれ込んだので、
完璧に重複のないスケジュールになりそう。
(朝一になってマークは大変そうですが…ファンのためにすみません)


《09:15-10:30 マーク・ゲイティス Photo Session》

写真撮影は9:15からだったので、9:00頃のエクセルへ向かい、
まずは開場待ちの列へ。9:20頃に中に入れました。
←ブレブレw

一日目の記事で触れたように、チケットにはセット券と通常券があります。
全ての入場においてセット券(例えばプラチナやゴールド)を持ってる参加者が優先されるので、
写真撮影の列も、まずはセット券保持者から並ぶ事になります。
スタッフが通常券の列を頻繁に見回りに来て
「ゴールドのチケットの人はいないー?」と間違って並ぶ人がいないように声掛けを行っていました。
私は通常券でしたので、大人しくセット券のファンが終わるのを並んで待ちました。



Photo Booth2の列はこんな雰囲気。ネット上でよく知っている現地のマーク・ファンを何人も見かけました。
(声をかけるほどの勇気はなく…)

並んでいる間、マークにどんなポーズをお願いすればいいのかずーっと悩んでいました。
コンベンションに参加するのは初めてだったので、
来る前に他のイベントのフォトシュートでゲストとファンがどんなポーズをしているのか確認してみましたが、
抱きつくとかとても無理… 嫌がられてる雰囲気が見て取れたらショックだし…等と、
色々考えてしまって実は軽くパニックになっていました。
何度か一緒に写真撮ってもらってるんだから、慣れただろうと思われるかもしれませんが、
実際にはそんな事全然ないのです。毎度同じように緊張するんですよ。



ふと近くのサイン・ブースを見ると、ルパート・グレイブスが笑顔でサインに応じていました。
(写真撮っちゃいけないことになっていましたが、これは殆ど写ってないからセーフということで。)
ルパートさんの様子を見て和みながら、どうしようどうしよう…と順番を待っていたわけです。

撮影部屋の入口まで来ると、チケットを見せてスタッフはバーコードを読み取ります。
メールで受け取ったチケットをプリントアウトしたものでも、
スマホ用チケットアプリを提示してもOK。

中に入ると、部屋の真ん中が四角くテーブルで囲まれていて、
そこで荷物を預かってくれるようになっています。
テーブルの向こう側にはマークが!


↑こんな感じ。

荷物を預けた後、ファンはテーブルの周りを並んで自分の順番をさらに並んで待機。
さながらベルトコンベアのような早さで撮影は進んでいきます。
(預けた荷物も回転寿しのようにスタッフが出口へ移動させて行きます。)
ひょろりと背の高いマークは、ファンにはお馴染みの青いスーツで、
出演中だった舞台"The Vote"の役作りのために口ひげを蓄えています。
スラリとした腕を伸ばし、ひとりひとりの肩を抱いて写真に収まりますが、
その時間はほんの数秒。皆ポーズをリクエストして写っている様子はありませんでした。

はい次!カシャっ!終わり、はい次ー!という具合で、
あまりにスピーディーな撮影にドンドン緊張も高まり、
何を言えばいいのか完全に分からなくなっているうちについに自分の番がやってきました。



見た感じ、ヒラヒラ〜とした身振りのマークですが、
肩を引き寄せる時の腕は力強くて、ドキリとします。
背丈の差から、ほとんど小脇に抱え込まれるような状態。
そうしてその後、一瞬で撮影は終わったわけですが、
こんな経緯から(シッパイしたー!)な顔の私が写真に収まることになりました。

撮影後、1分程度で写真がプリントされて出てきます。
スタッフの手でテーブルの上に並べられるので、自分の写真を受け取って外へ。
こそこそ抜け出て、撮ったばかりの写真を盗み見ます。



ちょっとはにかみ気味な微笑みですよね!?(同意を強要)
実物はもうちょっと明るい表情に見えるンスよ。

数日はリクエストしたことを思い出しては(恥ずかしー)と凹んでいたのですが、
(あと、匂い嗅ぐのも忘れた、とか(笑))
後で公開された写真データを見直してみると、私の前までは固かったマークの表情が、
私の番からにこやかになっていたので、結果オーライ!と考えが改まりました。
(他に私のリクエストを実現している人もいなかったしね、男女問わず。)
マーク的にも断ったけどまんざらではなかったはず。たぶん。(希望的観測。)

少なくとも私のリクエストを受けて居心地悪そうにはなってなくてよかった…。
それより何より…可愛いっ!!!
今見ても、こっちまで微笑んでしまう…。


《10:30-11:15 スティーヴン・モファット&マーク・ゲイティス トークセッション》

そしてその後は、マークをそのまま追いかけるようにトーク・セッションへ。
メイン・ステージに入る際も、チケットの種類によって列が分かれています。
会場のあるブロックの隣のブロックに列が出来ているので、スタッフにチケットを見せて、
どこに並べばいいのか指示をあおぎます。

中に入った後も、ゴールド以上は前のエリアで、それ以外はその後ろといったように
着席する場所も限られています。
私は通常券の参加者が座るエリアの前から2番目に座りました。

新調したカメラが故障していなければここで活躍したのでしょうが、
残念ながら予備のコンパクトカメラと携帯のカメラのみで撮影するしかありませんでした。無念。

ステージは221Bの部屋をそのまま再現した作りになっています。
司会者の紹介で入ってきたスティーブンとマークは、
スティーヴンが中心に、マークが上手側のソファーに座りました。



ソファーに座ったマークは「疲れたから横になりそう…」と一言。
実際には横にはなりませんでしたが、足をソファーに乗っけて、かなり寛いだ状態でトークしていました。
(縞模様の靴下がチラ見え。)
前日も舞台に出演して、しかもこの後も公演有なのに、
朝早くから撮影すみませんでした…(´;ω;`)

トークの内容は他のブログで紹介されていたりするでしょうし、
Sherlockologyのサイトでもトランスクリプトが公開されているので、
ここでは私が見ていて印象に残ったところをピックアップします。
(私もスクリプトを見ながら記憶を引き出すつもりです…)



会話の始まりは、例の有名なカーディフまでの列車の中で現代版シャーロック・ホームズのアイディアが生まれた後、
BBCがそれをどうやって受け入れたのかというところから始まりました。
スティーヴン曰く、アイディアが生まれてからBBC側からイエスを貰うまで非常に迅速に進んだとのこと。

最近BBCを離れてバッド・ロボットに移籍したことでも知られるコントローラーのベン・スティーブンソンからの
90分×3で同意するなら番組のゴーサインを出すという提案も議論せずに受け入れたそうです。

250人のシャーロック候補がいた中で、「ベネディクトはたった一人のシャーロック」だったと説明するマークが
マーク「僕は彼と"Starter for Ten"という映画を一緒にやって…ここ盛り上がるところ」
(観客、気付いてから拍手)
マーク「アメリカじゃ、ここで間を開けるよね。
    (アメリカンアクセントで)『僕は彼と"Starter for Ten"という映画を一緒にやったんだ』」
(観客、笑い)

笑いを取ったマークでしたが、この後、スティーヴンがベネディクトを気に入るキッカケとなった映画を思い出せず、
マーク「イミテ…じゃなくて、ええと」
スティーヴン「『つぐない』!」
マーク「『つぐない』だ!ありがとう。ごめん、早いな!
    (アメリカン・アクセントで)『僕はつぐないというささやかな映画をやったんだ〜』」

と、ちょっとした失念も笑いに変えていました。



一方スティーヴンは、惜しくも亡くなった編集担当のチャーリー・フィリップスと
ドラマ「ジキル」で出会ったことを話し、観客から歓声が上がると、
スティーヴン「あーやめてくれ、見てないクセに!」
と手をパタパタさせてました。(そんなことないですよー持ってますよDVD!)

その後、Paul McGuiganがこのドラマで提案した携帯スクリーンを画面に映し出す手法は
「ハウス・オブ・カーズ」のデヴィッド・フィンチャーまで利用しているという話に。

スティーヴン「"Cucumber"の打ち上げに行ったら、ラッセル・T・デイヴィスに
       『ごめん、ごめんなさい、画面にメールを映してしまいました!』って言われたよ。
       君は許されるよと言ったんだ。協定だね。歓迎するよ。10ポンドもらったし」
(観客、笑)
スティーヴン「彼から10ポンドもらったんだ。すごいよ。デヴィッド・フィンチャーから10ポンド? 彼に電話を。」
マーク「10ドルでしょう。同じじゃないから」





そして、脇役についてということで、司会者の方が「ハドソン夫人やレストレード…」と切り出すと
マークが勢いよく「レストラード!」と言い直していました。
「小学生の間違いだよ」
日本人の多くも「レストレード」読みをしているから怒られそうですね(苦笑)。
その直後も、再び言い直そうとして「レストレード」と言ってしまった司会者に
「レストラード!」と突っ込んでいました。

その警部については原作での描写がそれぼど多くないため、
「六つのナポレオン」から手がかりを得ているとスティーヴン。
彼はシャーロックに魅了されていて、当のシャーロックはそれに気付いていない、とも。



モリアーティの存在については、ヴィクトリア朝時代に組織犯罪が新しかったことから、
現代では現代での恐怖、自爆テロを顧みない男として作り上げたらどうか?と考えたとのこと。

「でも天才たちは狂っていられますか?
 屋上での彼らの対面ですが、悪役は狂人であると同じように賢くありえると?」

という司会者の問いにスティーヴンは
「警察に意見を訊かれる素人探偵なんて実際いるだろうか?
 つまり、僕たちはシャーロック・ホームズ世界にいるわけで、
 現代の英国を正確かつ緻密に描写したと主張したことはありませんよ(笑)」


また、モリアーティとモリーがベッドを共にしたか?という司会者の疑問には、
スティーヴン「わからないな。ただシャーロックにちょっと恋してる素敵な女性が
       モリアーティとうっかりセックスするなんてことを考えるのは恐ろしいと思うよ」
      「『あなたの宿敵知ってるでしょう?』『あなたの方がいいわ』
       そんなことをやるつもりはないから、安心して」


マイクロフトについては、彼が感情的な繋がりを排除することに成功した一方で、
シャーロックは成功しなかったとマークは語ります。
でも本当は私達の一人(つまり金魚の中の魚ということかもしれませんが)になりたいのだとも。
他のインタビューでも語っていますが、マイクロフトは元々冷ややかな人間なのではなく、
自分の感情を懸命にコンロトールしてこれまで生きていると考えながら演じているようですね。



後半の客席からの質問では、
続くエピソードで誰を出演させたいかと言う客席からの問いに、
マークが「アンジェラ・ランズベリー」と答えたのが嬉しかったですね。
つい先頃、4月12日に行われたオリヴィエ賞授賞式で、
マークはアマンダ・アビントンと一緒にプレゼンターとしてアンジェラに主演女優賞を贈っています。



私にとってはアンジェラ・ランズベリーといえば「ジェシカおばさんの事件簿」のミステリー作家ジェシカ・フレッチャーで、
「シャーロック・ホームズの冒険」とともに子供時代親しんだドラマ。
そのフレッチャーさんがシャーロックに登場したら最高の探偵対決になりそう!

他の質問では、パイロット版からどのように90分版に変化させたのかという内容で、
マークは、気に入らなかったところを省くということで、
「所有する隣の店でハドソンさんが働くというのは気に入らなかったし、
 僕が引っぱり上げたベネディクトのズボン、あれは僕の気を狂わせたけど、
 伸縮性のあるボトムで、彼は僕の思う程には賢くは見えなかった」
と明かしました。
確かにあのボトムはパンツ見えてましたもんね。(笑)
そこに、90分になることで、モリアーティやマイクロフトがいたらどうなるか?という要素が加わったということです。
でもなにより、監督のポール・マグガーガンと前述のチャーリーがもたらしたものが
「全てを映画的で卓越した映像にした、それが大きな違いだった」と語っていました。


あっという間のトークが終わった後は、221Bを再現したステージへ接近。


バッファローの頭とヘッドフォン等、展示エリアにある221Bのセットと同様に再現されてますね。
茶色いソファーの上にあるハチ柄のクッションが可愛い。
椅子の下や床には、銃器関係の冊子や本が無造作に置いてありました。

次回は2日目の目玉トーク、ベネディクト・カンバーバッチの巻。

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シャーロック公式コンベンション "Sherlocked the Event" 一日目 その3

2015-06-21 | 2015年春、英国の旅
■シャーロック公式コンベンション 一日目 続き■

会場内の展示物についての続きです。
残り2つは展示の中でも特に人気のあったものです。
※転載禁止。



(9)ジョン・ワトソン:ヒストリー・オブ・ア・ヒーロー



シャーロックに出会う前のジョン・ワトソンの活躍と生い立ちを知るコーナー。
展示パネルの前には戦車が置かれています。



最終日には人が少なくなったので写真も撮りやすかったですが、
初日はかなり混雑していてゆっくり見る事も撮る事も出来ませんでした。
最初のパネルには、戦場で活躍するジョン(の合成w)写真と、
第五ノーザンバランド・フージリアーズ連隊の仲間、マレー軍曹の回想が記されています。



内容はザッと以下のような手記。

2009年、8月14日、日曜日。ジョンの世界は変わった。

ジョン・ワトソン大尉は常に実践の男で、隊を形作る中心人物だった。
彼は我々に変化をもたらそうとする一翼を担っていた、真の兵士である。

ジョンは隊の一人であることも、品行を保つための長い巡回に出るのも気に入っていた。
軍隊にいること自体がジョンの愛していたことで、
彼は生まれついてのリーダーであったし、それゆえに尊敬されていたのだ。
攻撃を受ける中での彼は頼もしく、少し用心が必要な時に傍にいて欲しい人物だった。

14日の朝、ジョンと我々分隊はヘルマンド州サンギンへ配置に着くよう命令を受けた。
我々は道を一掃し、街をパトロールしては疑わしい建物を確認して、IED(即席爆発装置)が隠れている環境を探した。

我々の任務はIEDを発見することで、始めの2時間以内に2つを発見した。
なんとか安全にIEDを解除していたが、
我々の存在は監視されており、地元の人間は我々の配置をよく知っていた。

午後遅く、南東の方角に歩いていた時だった。私の後ろから大爆発の音を聞いた。
いくらか混乱があり、全員が地面に倒れた。
その時点で、私は部隊の一人、伍長のハットトリックが倒れ、彼の右足に重傷を負っているのを確認した。
ジョンは処置のためにはい出して行き、ハットトリック伍長の世話を引き継いだ。
私はというと、最前線に行き、安全確保のため隊を再編成した。
機関銃の音がした時も、ジョンは伍長の手当に忙しくしていた。
我々は発射元を素早く特定し、援護射撃を配備した。
そして、その場で発砲と、大勢の人間が撃たれるのを見たのだった。
その後、発砲は聞こえなくなり、グループの皆が無事か確認するために振り返った後、
ジョンが倒れ、撃たれているのを見つけたのだ。


(保存のために、その後の部分も撮影しておいたのですが、画像がぶれていたので、
 確実に読み取れないのですが、)
ジョンの右肩上部が損傷し、僧帽筋(背中の筋肉)を通過して背中から貫通していたので、
伍長と共に撤退を余儀なくされたと書かれていました。
さらに、面白いジョークが必要な時に彼が傍にいないのが悲しい、とも。




ジョンのID(写真がバスカヴィルの時のですがw)や、愛用のマグカップも飾られています。
左上はYear Bookとあるので卒業アルバム?
右上に鉛筆で書かれた名前が、実際に使っていたように紙に馴染んで見えます。





こちらはジョンの生い立ちのパネルですね。
ちょいちょいThe Officeやドキュメンタリーで使われてた写真が引用されてますがw
ジョンは1971年4月20日生まれ…マーティン自身より5ヶ月程早い誕生。
エセックスにある、チェルムスフォードの「キング・エドワード6世・グラマー・スクール」で学んだとあります。
もちろん実在する進学校です。やはりグラマースクールに通っていたのか。
そしてロンドン大学・キングス・カレッジで医学を学び、
修了すると医学士の称号を得ています。内科と外科も両方!
ユニバーシティ・カレッジ病院に移る前は、一時チェルムスフォードのブルームフィールド病院でドクターとして勤め、
その後、英国陸軍軍医として聖バーソロミュー病院へと向かったわけですね。

ジョンの若い頃を想像するのは楽しいですが、
この展示自体は、無理くりスペースを作った雰囲気で、
ちょっと期待外れだったかなー。


(10)シャーロック・コスチューム&プロップ・ミュージアム



衣装と小道具の展示部屋。ここも常に長蛇の列。
毎回終わるギリギリの時間が空いていて、慌てて入って見たりしたのですが、
すぐに時間切れとなり「レディース、明日もあるからもう出てねー」と追い出されるのでした。
そんなわけで写真は慌てていて殆どブレブレです(苦笑)。



入ってすぐにレストレード警部とモリーの衣装があります。
警部の衣装の説明には「オール・シーズンで着用」とあって、
もちろんS1でもS3でも着てました、という意味ですが、
いつもこの恰好してますという意味に捉えてしまいそうw
モリーの衣装は「空の霊柩車」でシャーロックと調査に出掛けた時のものですね。



「ピンク色の研究」で登場したThe Timesの一面。
警部の煙草の銘柄はホワイトチャペル・ライトのようです。
あとは「ライヘンバッハ・ヒーロー」で使っていたというメモ帳と、身分証。



こちらはシャーロックのガウンと、ハドソンさんのドレス。
ガウンはもっとネイビーっぽい色かと思ったら、青と緑のチェックだった!
実際に見てみないと意外と分からないものですね。



ガワー・ストリートで使われていたベイカー街の標識と、
「空の霊柩車」で出てきたスマトラ・ロード駅の看板に爆弾も。

話数順になっているわけでもないようで、
この次は「ベルグレービアの醜聞」の展示に続きます。



英国大使館の文書と、アイリーン・アドラーの携帯電話、そしてそのレントゲン写真。
'Bond Air is go.'の航空券はBritish Airwaysかと思いきや、Flyaway Airwaysという会社です!
続いて、アイリーンの衣装3連発!



Battle Dressを物色中に着ていたガウンに、真ん中はプロモ用の衣装でしょうか。
右はマイクロフトの部屋で着ていたドレスですね。



ガウンは思ったほどスケスケではなかったw
黒いドレスはぱりっとした質感が上品に見えます。襟のデザインがエレガント。
やはり女性の衣装は見ているのが特に楽しいですね。

お次は時間を遡って「ピンク色の研究」へ。



ピンクの人倒れてた! ジェフの服装の地味さと比べてピンク色が目出しますね。



そして「死を呼ぶ暗号」。
セブの会社のオフィスにあった肖像画と暗号に使われたスプレー、ジョンが撮影した暗号の画像。
サーカスの"のぼり"にシャーロックが予約したチケット、そして簪。
事件のその後を伝えるThe Sunday Telegraphの記事では、
「貴重な骨董品は同僚に贈られていた!」という見出しになっていますね。
右上に「大いなるゲーム」で被害者になった司会者コニー・プリンスがTV Choice Awardsを受賞した写真が載っています。
そういえば、本編の中でも、コニーの自宅の暖炉の上にトロフィーが乗ってましたね。芸が細かい。



221Bの(セット制作用の)模型もありました!
右がシャーロックの寝室。隣り合っている小さい部屋はバスルームで、
通路を隔てて左側がキッチンと道に面したリビングですね。

さて、次は「三つの兆候」の結婚式で使われた衣装&小道具。



ジョンとメアリー、シャーロックとジャニーン、4人揃って並んでいて特に人気のコーナー。



上は、披露宴会場の模型と、ゲスト用のコサージュ。




ショーケースに入っている小道具は左から、メアリーのブーケ、披露宴のメニュー、シャーロックの作曲用五線譜、
そして「忘れられない付添人スピーチを書く方法」。
一世一代の大捕物を前にしたレストレード警部に助けを求めたシーンを思い出しますね(笑)。




4人の衣装の近くにまで着たら、メアリーのドレスをじっくり観察。



レースは真っ白ではなくてベージュがかっていて、クラシックな雰囲気のウェディング・ドレスですね。
ちょっとアンティークっぽい。シューズもシンプルです。



ショルトー少佐の軍服も。9つも並ぶ勲章が眩しい。

お次はやっとマイクロフトのスーツが!



「最後の挨拶」で潜伏調査をしてた"シェザ"と、221Bの階段で彼を待ち構えていたマイクロフトの衣装。
マイクロフトの衣装はこの一点のみなので、鼻先がくっつかんがばかりに凝視しました(笑)。



ポケットチーフが花柄ですね!
コートのカラーがラベルと色が違ってベルベットになっています。
ネクタイの色とカラーの色を合わせているみたい。お洒落!



スーツもただのベージュかと思いきや、緑のラインが入ったチェック柄だったんですね。
靴は割と使い古している感じ。
製作の現場としては衣装担当者の力量になるでしょうが、
話の上では誰が服をコーディネートしてるのか気になります。
コーディネーターのアドヴァイスでも受けているのか、マイクロフトが自分で選んでいるのか。
自分で選んでいるとしたら、傘兄は思った以上にお洒落さんですよね。

さらに、撮影を終えたばかりのクリスマス・スペシャルのヴィクトリア朝衣装!




公式で発表されたプロモ写真と同じ衣装なので、ネタバレにはなりませんよね?(汗)
よくよく見るとシャーロックのフラワーホール(ボタンホール)に、
現代と同様の赤いステッチが! やはりこれがなきゃシャーロックの衣装にはならない!?
モノトーンの衣装に赤が鮮やかに目に止まります。

ジョンとメアリーの普段着もありました。



メアリーのグレープフルーツ?がデザインされたショルダーバッグが可愛い!
右側は「最後の挨拶」でCAMが持っていた(記憶に保存していた?)スモールウッド議員の資料。




最後はまず「ライヘンバッハ・ヒーロー」のモリアーティ・コーナー。
左は屋上で着用していたコート。
右は小さいですが、モリアーティがロンドン塔に侵入したことを報じる新聞の切り抜き、
右上のケース内は、リチャード・ブルックのエージェント・ページとCV(履歴書)、携帯電話、
警察が採取したモリアーティの指紋、IT課のジムの名刺。
ケースの中にある小さい白い丸は、チューイング・ガムとダイヤモンド。
本編と同じようにくっついています(笑)。
右下は、アンダーソンの妄想で登場したシャーロックのマスク。

そして、モリアーティと対峙するように、シャーロックの衣装が並んでいます。



おなじみのディアストーカーにコート、紫のスカーフ。
真ん中はシャーロックの七つ道具です。
携帯電話とノートブック、家の鍵にルーペ。
ニコチンパッチの箱に、"Coopers Bank"のキャッシュカード。
(ブナ屋敷の"Copper Beeches"に引っ掛けているのでしょうか?)
マイクロフトがシャーロックに送った"Bond Air"の搭乗券。
説明書きにはありませんでしたが、左側にある黒いボールは、
死の偽装で脈を止めるために使ったボールかもしれません。

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主な展示は以上でした!
一番見応えがあったのはやはり最後の衣装と小道具の部屋ですね。
以前も書いたように、初日はトーク・セッションもサイン会も写真撮影もなかったので、
それほど入場者はいないかと思っていたのですが、
私達と同じように初日のうちに展示を見てしまおうとやってきた人や
グッズを今のうちに物色しておきたい人が沢山いたので、
会場内は思ったよりも盛況でした。

そして私もまだ初日なのに思った以上にヘトヘト。
グリニッジを歩き回った後に興奮状態で乗り込んだので、疲れ切ってしまいました。

行きはロープウェイでしたが、帰りはDLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)に乗って帰りました。
次の日はついにゲストが搭乗するトークが始まります!
そしてマークとの写真撮影も!(しかも朝一番から…朝弱いのに。)
さらに興奮の二日目は次回に続く…
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