「ドクター・フー」60周年を記念するスペシャル第三弾、最終回にあたる「ドクター・フー:ザ・ギグル」!
初代ドクターの時代から登場している敵役トイメーカーをニール・パトリック・ハリスが演じます。
前回の「ワイルド・ブルー・ヨンダー」の最後で、なんとかロンドンに戻ったドクターとドナがウィルフおじいちゃんと再会。
しかし、街は争う人々で混乱しドクターの力が必要な状態に。
前回のあらすじと感想はこちらから↓↓↓
↓↓↓今回のあらすじ↓↓↓
人類が自己中心的になり、地球中で暴力行為が横行していることをUNITから説明を受けるドクターとドナ。
2日前から起動した人工衛星によって世界中の辺境な土地でもネットにアクセスできるようになったことがきっかけだと言う。
ドナは人間の脳から自然発生してる7回の波動反応から、アルペジオの旋律であると発見。
そしてそれがジョン・ロジー・ベアードが世界初のテレビ放送で流した人形Stooky Billの映像に隠された笑い声であると判明する。
何者かが全ての映像にその笑い声を忍ばせ、人類の脳に刷り込み、全ての人間に広まるまで機会を待っていた…
その何者かに心当たりのあるドクターは、ドナと共にStooky Billが放送された1925年10月2日、ソーホーのフリス通り22番地に向かう。
ソーホーのおもちゃ屋で待ち構えていたのは、ドクターのかつての敵、トイメーカーだった。
The Doctor and Donna are back on Earth - but what's happened to the human race? 😨
— Doctor Who (@bbcdoctorwho) December 7, 2023
#DoctorWho: THE GIGGLE, coming Saturday 9th December on @BBCOne in the UK and Ireland, @BBCiPlayer in the UK and @DisneyPlus in the rest of the world. pic.twitter.com/J48PmHkf1p
↓↓↓以下、ネタバレ含む感想↓↓↓
特番の最終回… つまりドクターの再生…
視聴者が14代目ドクターのデヴィッド・テナントとお別れし、15代目ドクターのシューティ・ガトワと初対面する回でもあります。
別れの悲しみと出会いの喜びを同時に味わうエピソードになるのは必至…
しかし、そんな心の準備を裏切り!なんと!トイメーカーにビームで撃たれた後、
二重再生(バイジェネレーション)で14代目から15代目が分割して生まれると言う展開に!
14代目と15代目が再生直後にハグ!そして一緒にトイメーカーと対面しキャッチボール勝負!?
こんなことが実現するなんて!
SPOILERS! Watch the moment the Fourteenth Doctor regenerates in ‘The Giggle’… 🔥 #DoctorWho pic.twitter.com/FvkuM7Ud3q
— Doctor Who (@bbcdoctorwho) December 9, 2023
しかも洋服を分け合ってるのが笑える。
14代目が裸足にノーパントラウザーで、15代目がパンイチ(笑)!
60周年なのに、50周年みたいに複数のドクターが共演する機会がないことに寂しさを感じていましたが、
こんな共演シーンが控えていたなんて!最高!
ミスター”ドクター・フー”とも言える10/14代目のデヴィッドが15代目のシューティをハグすることで、
これまでのドクターたちが新ドクターを歓迎し祝福しているようで感動するし、
勝利しながらも浮かない顔の14代目を15代目が抱き寄せキスするシーンは、
これまでドナを励ましながらも、自分も慰めを求めていた14代目の傷を癒すようで…(涙)
もう一人の自分に励まされるって、ある意味、最大の理解者と傷を分かち合うことだからどんな慰めよりも効きそう。
そして14代目にもターディスが残せて本当に良かった。
でも正直、ドナの家族と平和に食事を囲む14代目を見て
「良かったね…(ホロリ)」と思うのと同時に「ズルいなー」とも思った。
11代目とエイミー&ローリーが仲良くしてた頃の時代とか思い出して、
彼らや他のドクターもこんな風に過ごせてたかもしれないのになと思ったりして。
まあリヴァー・ソングが一緒じゃあ、どっちにしろ普通の家族にはなれなさそうだけど。
トイメーカーが劇中でドクターを批判した、コンパニオンを犠牲にするスタイル?が
スティーヴン・モファット期の批判される理由の一つみたいですが、
私は今回のような「甘さ」で逃げなかったのが、モファットの偉いところだとも思う。
彼がここまでドクターに容赦なく別れを与えたからこそ、今回の設定がやっと生きてくるだろうし。
これから毎回二重再生が可能になったら、ドクターがどんどん増殖しちゃうじゃん!
10代目の人間の分身はローズと一緒にいるし、14代目はドナと一緒。
デヴィッドが人気のあるドクターだからとしても、
RTD期だけドクター複数作ってズルいよ!と言うのが正直な感想。
とはいえ、これからも14代目やドナが再登場する可能性が十分にあるのは嬉しい。
デヴィッドは70周年にも駆り出されそうな勢いだ。
14代目がドナの娘の方のローズと一緒にターディスで出かけるミニソードも見てみたい。
ドナは12万ポンドと休暇5週間でUNITに就職するのかな。いやこの条件で迷う理由がないよね。
今回のドナは特に頼もしくて、ドクターとドナがちゃんと出会えて良かったなーってしみじみ思った。
そういえば一番笑ったのは、英国首相が「国民なんてどうでもいい!」と発言する動画が流れた時のドナの一言「前からだよ」。
私も「変わってないじゃん」と思ってた!
あと、この特番が始まる前、14代目の目の下の隈がやたら目立ってて
「歳を取ったデヴィッドはドクターに相応しくない」
→「人は歳をとるもんだろうが!」「初代や12代目が就任した時に何歳だったか知ってんのか!」
っていうファンのやり取りを見かけたけど、
最後の休養中の14代目の表情はGOのクロウリーみたいにツルツルすっきりしてたし、番組上の演出のメイクだったんだろうな。
なんにしろ、ドクターをやる年齢がどうのなんて、大きなお世話ですな!
そして、私は何気に6〜7代目の時代にコンパニオンとしてドクターと旅をした
コンピューター・プログラマーで元コンパニオンであるメルの
「姿は変わっても、そんなの関係ない。だってどんなドクターも最高だもの」
ってセリフが一番グッときました。本当そうだよな!
UNITの化学部長ケイトからのガッチリハグも好きでした。
NPHのトイメーカーはキャラクターとして面白かったけど、
ストーリー的には盛り上がりに欠ける感じがした。
最後にキャッチボールってのがまた、盛り上がるにも限界がある気がするけど。
もうちょっと勝負の見せ方がなんとかならなかったのかと思う。演出の問題かも。
なので、この全三話の個人的レートは
第一話=7/10点
第二話=8.5/10点
第三話=6.5/10点 って感じ?
ともあれ、15代目としてのシューティの活躍が今から楽しみです!
今回の出演で(いつもと同様に)すでにスタイリッシュな振る舞いの15代目が大好き!
マスターについても言及されていたし、新しいマスターも登場するのかな?
Get ready to meet the Doctor and Ruby. Christmas Day 2023 🎁
— Doctor Who (@bbcdoctorwho) December 9, 2023
Watch THE CHURCH ON RUBY ROAD on Christmas Day, on @BBCiPlayer in the UK and @DisneyPlus in the rest of the world. pic.twitter.com/NnqFsgF9lq
新シリーズもディズニープラスで放送されるようなので安心しました!
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↓シューティが出演していた映画「バービー」
↓こちらの次回作でのデヴィッドの活躍も待たれる!