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これから最も必要なのは想像力なのかもしれない。

2011-06-28 | twitterまとめ
先日、久しぶりにチャゲ&飛鳥の「on your mark」用に宮崎駿が制作したアニメを見返したら、
放射能汚染された世界が出てきてびっくりした。
今までそんな世界が舞台であったことを忘れていた自分自身にもびっくりした。

On Your Mark 投稿者 _Nessim_

「on your mark」に関するまとめページを読んで見返すと、
警官2人がいる居酒屋のメニューが「塩鯖(合成)」「バイオ蛸」とご丁寧に書いてある!
さらに、警官のジャケットのワッペンにはNEO 高円寺と書いてある。
未来の杉並署なのかも(?)。



これは1995年の作品であるが、現在の予言でもなんでもないんじゃないか。
つまり、想像力が未来を映した結果なんだろうな。
恐怖に対峙するイマジネーションを持っていないということは、
「想定できない」、危機に対していつでも「想定外」のままであるということだ。

今回の原発事故を受けて、敏感に反応した人や、中傷を恐れず避難した人たちは
皆アーティスティックな仕事や芸術に対する強い意識を持っている人たちである印象を受けた。
それに比べ、自分の周囲の会社員たちは、その後もいつもと変わらない日常生活を送っている。
私も、その中で完全に感覚が麻痺してしまっていた。
仕事における思考ではなく、心に素直になるための感覚だ。

私が「on your mark」の舞台がどんな世界であったのか忘れていたのは、
放射能の恐怖に対面してなんとなく無意識に拒否していたためかもしれない。
しかし、恐れを抱いて想定することが未来を見通す力になるのではないかと、今は思う。

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