殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

バドミントン男

2008年11月20日 13時33分49秒 | 不倫…戦いの記録
I子と会わなくなり、Nとも別れ…

夫は何をしていたかというと、すでに新しい恋を見つけていました。


パスポートの更新時期がきて

ナルシストの夫は自慢げに写真を見せてくれました。

その時、ある記憶から

ふと最後のあたりにある緊急連絡先を見ました。


今度もやはり汚い字で「妻」と名字だけ書いてあり、下の名前は空白です。

まだまだ、妻を取り替える気満々というところです。


前の時も、同じように妻の名前が空白のパスポートで

組合やゴルフ仲間と買春旅行にでかけては

I子にはブランド品や指輪を

私には3枚1組の趣味の悪いスカーフなんぞを買って来てくれました。


いつかここに違う名前を書きたい…。

いかにも夫らしい一種の願掛けみたいなものです。

              頑張れよ…

              でも…

         おまえの思い通りにはならんわい



そういえば、家の中に○ッ○ーマ○スのキャラクターグッズが

増えているのに気がつきました。

メモ帳、タオル、クリアファイル、コーヒーカップ…。

いちいち気にしませんでしたが

確かに我が家では○ッ○ー増殖中です。

ちょっと常識的には考えられないほどの充実したラインナップ。

とある生保会社の景品です。


夫はいつからかバドミントン愛好家になり

野球はあまりしなくなっていました。

体力的なこと、チームのスポンサーである企業が経営不振で

解散が相次いだことが原因です。


巨体に小さなラケット

きつそうなリストバンドに

取ってつけたようなヘアバンドも痛々しく

張り裂けそうな短パンをはいて、いそいそとお出かけです。


合間ではなぜか、あちこちに知り合いを訪ねることが増えていました。

保険のことで…と電話がかかることもあり

中には

「派手な女性と保険を勧めに来た。今度は生命保険を始めたのか」

といぶかしがって連絡してくる人もいました。


今度の相手は、枕営業が得意なバドミントンガールのようです。


しかし、これはじきに終わりました。

気付いた頃には終わりかけていたようです。

紹介する相手が尽きた時が、別れの時でした。


少なくとも相手は、ギブアンドテイクの仲と割り切っていたらしく

こちらに害を及ぼさないので気がつきませんでした。

けっこうなことです。

さすが一流生保。

こうでなくてはいけません。


後に残ったのは、ガットの切れたラケットと元気のない夫

死亡保障だけが多額の生命保険の引き落とし二つでした。
コメント (2)
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