優しい先生、厳しい先生。
よく、こういう言い方をします。
Sちゃんによると、私は優しい先生だそうです
以前にも書いていますが・・・
私は、いつも一人一人との対話を大切に考え、個性に応じた指導を心がけています。
生徒たちの成長にじっくりつき合う、それが大切だと思っています。
手取り足取り(足はペダルの時?)わかりやすく教え、できた瞬間を逃さず、いい所を伸ばします。
愛情深く、暖かい心を持っているという点でも優しい先生でしょう。
言葉使いもフレンドリーで、いつもニコニコ楽しくメロディを口ずさんでいて、めったに声を荒げることはない。
では、厳しい先生とは?
Sちゃんに先生とこも泣く子もいるよ、と言うと、
「えー?どんな風に怒るの?こうしなさいっとか?」
すぐ怒る、高圧的、顔が怖い・・・
違いますね?!
本当の厳しさとは、芸術への追求だと思うのです。
私は美しい音で演奏できるよう、どんな小さい子にも教えます。
鍵盤をただスイッチのように押すのだったら美しい音は出ないし、芸術ではありません。
電子ピアノだとなかなか思うように反映してくれないのですが、うちのグランドピアノの感触を少しでも掴んで帰ってもらいます。
少し前に入会したS君は、家の電子ピアノは中が見れないと言って、非常に熱心にピアノの機構を調べていました。
音の出る仕組みをとことん訊いて、だからこんな風に演奏しないと、と納得。
あーでも、教本も進めないと!
来週は、前置きなしですぐ弾く約束をしています
コンクールを受ける生徒さんには、じっくり曲を分析し、とことん追求します。
毎回のように感情が高まって、涙が出てしまう生徒さんもいます。
家に帰って泣いたという話も聞きました。
自分が悔しくて、思うように行かなくてであって、怒られて怖いから泣くのでは(多分ね)ないですから、やっぱり優しい先生かな?
ステップ受験の生徒さんも、それに準じます。
普段のんびりしてる生徒さんも、PTNA期が迫ってますよ
ちなみに、Sちゃんは「先生でよかった。先生じゃないととっくに辞めてる。」と言ってました