2023年6月のオーストラリア
4日目。シドニーは2日目。
フェリーに乗る前に、シドニ
ーの水上交通の起点サーキュ
ラーキー周辺を歩きました。
高層ビルがないと見ない光景
都会にいるのを感じます(笑)
こんな自販機が普通にある
シドニーやメルボルンのアジ
ア化はオークランドから来る
と如実に感じられ、それだけ
アジア人の数、消費力、影響
力がある証拠なのでしょう。
カモメもながら私たちもお腹
がすいてきたのでランチへ
さらに歩いて向かったのは
(※これはビビッドの展示)
ロックス。シドニー発祥の地
サーキュラーキーのすぐ西側
観光地化していて店が多く、
営業時間も長くなにかと便利
古色を打ち出したこの店に
どの店も広いテラス席があり
ヒトもトリも普通に共存(笑)
ホッとするこんな1杯
夫はもちろん挟み物系
私はサラダで
この時は知りませんでしたが
この店ベイカーズオーブンカ
フェは直後に閉店しました。
創業41年の家族経営。父親が
開業した店を子どもたちが引
き継いでいました。しかし、
史跡ロックス全体を所有する
ニューサウスウェールズ州が
賃貸契約を更新せず、立ち退
きを余儀なくされたのです。
州としては最高の立地の歴史
的建造物にさらに投資し、よ
り賃貸利回りのよいテナント
を入居させ、州の財政に貢献
させようというまっとうな商
業的決定を下した訳ですが、
(※高い賃料を払えそうな大手)
親子2代41年間の生活の糧を
奪われる店子には死活問題。
特に2年半に及んだコロナ渦
を乗り切った直後のこの打撃
さすがにこの件はテレビ番組
でも取り上げられ、立ち退き
期限は4月下旬から6月のビビ
ッド終了まで延期され、私た
ちが立ち寄ったのは終了前日
(※ビビッドは6月17日まで)
ロックスのアイコンのひとつ
が静かに消えていきました。
前回2017年にも来ており最
後の最後に偶然とはいえ再訪
していたのは感慨深いです。
他にも立ち退かされた店があ
り今頃はどうなっているのか