ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ブルーマウンテンズ・シドニー2回目行:ライタノダ・シェフズ・キッチン

2025年01月26日 | オーストラリア:シドニー

2023年6月のオーストラリ
ア3日目。レンタカーを返却
したので夕食は徒歩圏内へ


私たちにしてはちょっと変わ
った場所にやって来ました。



旅行中滅多に行くことのない



和食🥢

あれ?普段もかな?


シドニーに来る機会があった
らぜひ来てみたかった店🍣

ライタノダ・シェフズ・キッチン


2014年創業のOMAKASE(お
まかせ)の専門店。今でこそ
英語化したOMAKASEながら
シドニーでは草分けなのでは



わずか8席。10コースのみ

週末はお料理とペアのお酒が
必須なので飲まない私たちに
はこの夜しか機会がなく、な
んとか席が確保できました。


貴重な1席を買って入場して
座るそこは、高級芝居小屋



NYの旅行者がブロードウェ
イのチケットを必死で買い求
るようなものかと思います。



シドニーのここでしか観られ
ない味わえないとなると、旅
行者は必然的に必死になる




調理人からが1mもない近さ
で、期待と緊張を持って待つ



目で追ってすべてを見ている
はずなのに、知識どころか想
像力も追いつかず驚く展開に



こちらの戸惑いなどお構いな
くポンと眼前に置かれる1皿



隠したいことの代名詞である
『台所事情』を包み隠さず曝
け出しながら、淀みなく流れ
るように作られ、供されて、



ホイ、来た(笑)

作り手の余裕と揺るぎない自
信が心身の滋養になります。


技と機能性を極めればすべて
が簡潔で美しくなり、余計な
装飾や迷いがそぎ落とされる

シミひとつない布巾の美意識


食通だったらすべてを見つめ
勝負を挑むのでしょう。ブロ
ードウェイでしのぎを削るの
は演者だけでなく、論者も。



こちらはただの食いしん坊。



先に中身を知った上で蓋をし
て供され蓋を開いて再び感激
と実にまぁ単純なものです。

(※写真がヘタで申し訳ない)


こうなってくると緊張もへっ
たくれもなく、みんな笑顔に

屋台のりんご飴のようです。


よく落ちないな~というスピ
ードで手際よく薬味類が載り



やっぱりお祭のりんご飴(笑)



作る美学も片付けの美学も

使った調理器具だけでなく食
器類も瞬く間に手洗いされ、
手洗い派としては感動&感激


同時進行で次のお皿が整い、



ドンとローストビーフも登場



まずは西京焼き風の魚が来て



みんなには見事なビーフ



赤身が食べられない私はコレ

食器や付け合わせまで違い、
完全に別の1品という凝り方


ここからはショータイム



みんな身を乗り出し質問も飛
んでネタや握る姿に興味津々



タネも仕掛けもわかっても

供されると手品のようです。


デザートの用意が始まって



この通り

シンプルな素晴らしい器


冷たさを包み込む白の温もり



80~90年代のシンガポールで
アジア圏の和食シーンを席巻
した寿司懐石『野川』の野川
さんが「板前にならなかった
ら役者になりたかった」
と言
っていたのを思い出します。


野田さん親子オン・ステージ

ぜひ、またいつか。



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