ちょうど膝枕の夢を見たとこ
ろなので夢の中のシンボルに
ついて再び取り上げます。今
回は『象徴』についてです。
(※前回の話はコチラで)
「私」は最初から膝の上の男
性が知人であることを判って
いました。彼は「私」にとり
身近な企業経営者で『象徴』
としては打ってつけでした。
シンボルは夢のようなあやふ
やで瞬間的な体験を記憶とし
て留めるためには重要です。
「彼だ!」と認識したとたん
本人を取り巻く状況(経営者、
家族持ちなど)が実際と同よう
に認識され、傍観者の自分が
見ていたぼんやりとした状況
に焦点が定まるようでした。
瞬時の状況把握による夢の記
憶の固定化が、象徴の果たす
役割ではないかと思います。
象徴の重要性をはっきりと理
解したのは、2年前に見た夢
コロナは背中からやってくる
でした。NZの新型コロナ対策
を率いて国民的英雄となった
医務技監が出てきたことで、
「コロナは背中からやってくる」
というメッセージをしっかり
受け止め、覚えていました。
別の誰かが同じことを言って
も、特に注意も喚起されず、
メッセージどころか、夢その
ものを覚えていたかどうか
夢を見た後に知ったことに、
医務技監が示していたのは東
洋医学で風門と呼ばれる風邪
を引き起こす邪気の進入路で
した。私は背中の冷えに敏感
で、以前から体調を崩しそう
になると、肩にショールをか
けて背中を温めていました。
なので医務技監のメッセージ
にも、コロナがそこから入っ
て来るという説明にも、夢の
中でさえ大いに納得し、それ
ゆえ起きてからも思い出せる
鮮明な記憶となったらしく、
夢の中の『象徴』の重要性
に気づく一件となりました。