ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

コロマンデル5回目行:センチメンタル獣道

2022年03月29日 | 北島:コロマンデル

2019年10月のコロマンデル


カセドラルコーブを出た後は
山側からハヘイに戻ることに
しテクテク登り始めました。



遊歩道の中央に1本の木🌳

人のために切り倒すのではな
く、木のために人が避ける。
共存とはこういうことかと


山中なのにNZパインの並木



第一次大戦の戦没者慰霊林



下から見ると並木がよく判り
いつまでも生き続ける慰霊



ここに差し掛かった時はハっ
とし、家族4人で一緒に来た
8年前の光景が蘇りました。

子どもたちが一段高い通路を
歩き、親は下を歩きながら、
「獣道だろうから、獣と一緒」
とたわいもない話をしながら
4人で笑って歩いた道でした。


我々一家は2004年の移住後
2005年にロトルア、2006年
にウェリントンに行って以来
重い糖尿病の飼い猫がいたた
め、家族旅行は断念し、だい
たい私が猫と居残りました。

(※高台から見たニャン子島)


そのチャチャが2010年12月に
虹の橋に行ってしまったので

(※享年18歳)
2011年1月の4人揃った夏休み
家族旅行が急に実現しました。


コロマンデルを選んだのは、
当時13歳だった次男でした。




(※泳いでいる男3人衆)


私は横浜生まれの横浜育ちで
親の両親も横浜にいたので、
田舎というものがなく、家族
旅行も年に1回、2泊3日の駆
け足で、子どもながらに毎年
退屈な夏休みを送りました。


「自分の子には楽しい思い出
をたくさん作ってあげよう」

と思っていたのに、大切な家
族である猫の看病優先で、子
どもには長い5年もの間、家
族旅行ができなかったことが
ずっと申し訳なく、この道を
歩きつつ切なく思いました。



コロマンデル旅行以降、立て
続けに旅行に行きましたが、
翌年には長男が大学進学で日
本へ行ってしまいました


いつか、いつかと思っても、
そのいつかは来ないかもしれ
ないと思うと、年齢とともに
今できることは今のうちに
という思いが強くなります。

(※ハヘイビーチの2人)



林の中放し飼いのヤギに遭遇

番でメスに食事させてるの


と思ったら母子。子を守る母



オスはこっちだった

みんな角があって難しい


珍しい鳥絶滅危惧種の
ニュージーランドチドリ💦



いやいや違うズアオアトリ

山で見るスズメに似た赤い鳥


さらに歩いていたら出てきた

カンムリウズラ


ヒトをまったく恐れず踏んじ
ゃいそうな近さまで来ます💦

思わずこっちがあとずさり
なんて可愛いのぉ


クルマを停めていたハヘイに
戻り、唯一開いていたここで

(※現在はすでに閉店)


コーヒーをげっと

貴重で美味しかったです。



ニャン子島はモトゥエカ島
ごはんボウル島はポイケケ島

というマオリ語の名前でした。



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