2023年2月ウェリントン3日目
今回宿泊したQTウェリントン
なんとも落ち着かない場所で
立地は抜群でもチェックイン
早々に再訪ナシ決定でした。
落ち着きの反対が緊張だとし
たら、ナゼなのか。それはこ
こがウリにしている(というか
QT以前の内装を引き継いだ)
アートのせいでしょう
アートといえば無条件に賛美
すべきありがたいもので、理
解できない方が無粋で無教養
と一方的になりがちですが、
最終的には好き嫌いのはず
(※猫好きですがこれはパス)
それがジャンルを問わず所狭
しと、単に大きな大作が並ん
でいると目のやり場がなく、
それが緊張を強い落ち着きを
奪っているのだと感じます。
個々には力作であっても脈略
なく並べた時の不協和音か
仮にアートが絵画や彫刻では
なく、音楽や映像だったら
訴えるものが視覚か聴覚かの
違いはあっても同じなのでは
朝から晩まで演歌やクラシッ
ク、民謡、ロック、ラップが
絶え間なく流れるホテルがあ
ったら、営業できるだろうか
私には絶対に耐えられない💦
瞬間的な面白さや話題性はあ
っても、宿泊のための場所で
アートの押し売りはいらない
アートホテルなるものには2度
と泊まるまいと思いました。
小学生のとき、初めてマネの
『草上の昼食』を見たときに
「なぜ女の人だけ裸か下着」
と思ったものです。成長する
につき裸婦像というジャンル
があり、美しい女性の裸体は
芸術の対象なのだと教えられ
ても「なぜ女の人だけ」とい
う疑問は拭えませんでした。
19世紀にマネがタブーを破っ
たことに価値があったとして
も、裸である必要はあるのか
21世紀の今、違和感しかない
チェックアウトして帰路へ。
有名なホテルだと思うのですが、独りよがりが強すぎ(あまり人のことは言えませんが(^^;)
確か、テ・パパの向かいでしたね。
私のように木賃宿を渡り歩く身には、無縁のホテルでした(^.^)
故玩館のように館長の美意識と丹精が隅々にまで行き届いてこそ、さまざまなジャンルが共鳴しながら共栄できるのだと思います。
そうでないと畳1、2畳の作品に囲まれる圧迫感だけでも相当です💦