2023年3月のタスマニア4日目
カスケードブリュワリーを出
て向かったのは、市の中心部
で前日の青空市場サラマンカ
マーケットのすぐ南に位置す
る、バッテリーポイント地区
面積でいうと700平米しかな
く1辺1kmもない小さなエリ
ア。でもそこは最高級住宅地
入植が早い分、ジョージアン
様式(1714~1830年)が多く
市の中心に徒歩で行ける場所
19世紀の建物がほとんどで、
レンガ以前の石造りや木造も
聖ジョージ英国国教会
街のシンボル
この時代のバッテリーとは電
池ではなく砲台のことで、い
わば砲台岬。1818年に沿岸警
備のために設置された砲台は
礼砲以外に使われたことはな
く、1878年に撤去。その跡地
は公園となり、1934年になっ
て砲台に続く火薬庫代わりの
トンネルが発見されたそう。
あまりにも地の果てのタスマ
ニア。こうした経緯に、つい
ぞ戦場になることのなかった
長閑な歴史が感じられます。
イルカ🐬のお住まい
バッテリーポイントマナーと
いう名のかつての邸宅を宿泊
施設に改装した1834年の建物
大きなテラスで、眺めは抜群
水辺の通りはナポレオン通り
敗将でも地名に残るのか~
その向こうはダーウェント川
バッテリーポイントの歴史は
ホバート港(1804年開港)とと
もに始まり、ここは1839年に
開業した造船所跡地だそう。
造船所を始めたジョン・ワト
ソンが建てた倉庫は現在、タ
スマニア木造船ギルド本拠地
ギルドは1880年頃に建造、20
08年に再建されたタスマニア
最古のヨット、テラリナ所有
NZのウェリントン、オリエ
ンタルベイによく似た風景
今でも一帯には船舶関連の建
物があり、修理工場なのか
エドワーディアンっぽい住宅
目の保養になるような可愛い家
こんな小さく簡素な家が好き
いつまでも見ていたいけれど
そろそろクルマに戻って次へ