The Game is Afoot

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やっぱり英国ミステリー (3) : ”The Game" 等

2015-07-29 | 海外ドラマ
- やっぱり英国ミステリー (3) : ”The Game” 等-




AXNミステリーでは ”終戦70年特集”と銘打って 英国からみた第二次世界大戦特集
として 「刑事フォイル」を始めとして関連ドキュメンタリー、ドラマ等を放映する
様です。
「刑事フォイル」に関しては、先日チョットだけ触れたのですが開戦から冷戦まで
時系列にそって「刑事フォイルセレクション」として再放送されるとの事、又関連
ドキュメンタリーには”D-Day”、”ニュルンベルグ裁判”(これには リンリ―警部を
演じていたナサニエル・パーカーが出演している模様)、その他ドラマの中には 
”The Game"も勿論含まれていますね。
「刑事フォイル」は見逃しているエピソード、忘れているエピソードが沢山あるので
本当に良い機会ですので楽しみにしています。
”D-Day”と言えば、去年の”D-Day” 記念ラジオ特別番組ではベネディクトが当時の
ニュース原稿を読んでいましたっけ。 あーぁ1年経つのが早い事!



そんな訳で、今回は ”The Game" についてチョットだけですが触れてみます。 



製作総指揮:ファース・ペンフォール、ハーレイ・ソロモン、トビー・ウィットハウス
監督:ニオール・マコーミック
脚本・企画:トビー・ウィットハウス
制作は2014年 シリーズ1は全6エピソード構成です。




1970年代の米ソ冷戦中 ソ連のKGBとMI‐5の戦いを描いたスタイリシュなスパイドラマが
コンセプトですね。
丁度TTSSと同じ時代設定、雰囲気も似ています。

ストーリー基本は KGB幹部が英国への亡命と引き換えに明かした極秘情報「ガラス作戦」とは
何か・・・この情報の全貌を暴くためにMI‐5の長官通称 ”ダディー”が編成したチームの戦い
と、もう一つジョー・ラムの復讐の物語と2つの筋があるドラマです。
同時に、チーム内にスパイ(もぐら)が居るのではないかとの疑惑もあり(これもTTSSと同じです)
複雑な要素を含んでいる様なのでジックリ観なくては把握出来ないかも知れないストーリー展開に
なりそうです。
「人間の感情と社会問題を描 いた意欲的な作品だ」と評されているのも分かる様な気がします。
実はTTSSも最初観た時は良く理解出来ず 2回目位でやっと把握出来た経緯があるので(汗)、
今回も心して観なくてはと思っています。


今の所2エピソードだけ視聴しましたが、最初からハードな展開で息を飲んで目が離せなくなり
ました。
画面のトーンも落として冷たい美しさを感じます。



ジョーを演じるトム・ヒューズは 英国北部チェスター出身 1986年生まれの29歳。前評判通り
正に”美形”ですね。 常に”美形”に弱い私としても認めるところではありますが、個人的に好み
かどうかは未だ未知数です。 ただ、客観的に見ても 高い頬骨、ダークな画面からも見える
サファイア色(と見える)の瞳、モデルをしていた事もあるそうで クールでスタイリッシュな
外見は「第二のカンバーバッチ」と宣伝されている様に これから大ブレークを予感させられる
人材なのかも知れません。
ローレンス・フォックスと同じRADA(王立演劇学校)の出身で 以前 ”Silk” にも出演して
いたそうですが、AXNミステリーでも放映していたのは知っているのですが、生憎観る機会は
ありませんでした。
「北部英国男子期待の大型新人出現」と評されています。
ジョーを演じる際は殆ど表情を変えず(殆ど瞬きさえしていない様に感じる)冷酷で非情にさえ
見えるキャラクターを演じています。



出演者は、

Joe Lambe(ジョー・ラム) = Tom Hughes(トム・ヒューズ)

主人公のジョーはかつてポーランドで恋人のユリアを目の前で殺害されて以来復讐を果たす事
を心に秘めながらチームの一員として行動してはいるが、得体の知れない雰囲気がある。
相手の真意を 見破ることを得意としているが、謎めいた過去を持ち 心の闇を感じさせる 
本心が計り知れないキャラクターです。


Daddy(ダディー) = Brian Cox (ブライアン・コックス)

絶対的な権力を持つカリスマ的存在であるMI‐5の長官で本名は不明。 
ジョーを信頼し任務を与えてはいるが 何か裏がありそうな気配も・・・


Sarah Montag (サラ・モンタグ)=Victoria Hamilton (ヴィクトリア・ハミルトン)

MI5の情報部員の責任者。 この時代に女性でこのポジションは珍しいと言われるが非常に
アグレッシブな女性です。


Alan Montag(アラン・モンタグ) = Jonathan Aris (ジョナサン・アリス)

サラの夫で盗聴専門の技術者。 妻のキャリアと自分の立場を比較し常に 
コンプレックスを感じている。
(シャーロックS3のアンダーソンの時と同じ”髭ずら”で出演していますが シャーロック
の時に比べ当然ながらかなりシリアスな演技です)。


DC Jim Fenchurch(ジム・フェンチャーチ)=Shaun Dooley (ショーン・ドゥーリー)

警察から派遣されて捜査に参加している。
始めはMI5の捜査に懐疑的であったが、次第に理解する様になる。


Bobby Waterhouse (ボビー・ウォーターハウス)=Paul Ritter(ポール・リッター)

MI5の中で自分の立場に不満を持つ上昇志向の独身中年男性。
強力な支配力を持つ母親に頭を悩ませている。

その他素晴らしい 良い俳優さん達が揃っている様で作品に深みが出ています。

この後の展開が楽しみです。
S2の噂も出ている様です。



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それから、これも先日来何度か書いていたのですが、どうなるかヤキモキしていた
”Dr. Who” テナント版が8月ODで放映されるようです。
S1 & 2(S4に再登場するらしい?)にはローズも引き続き出演して筈ですし、これ
も楽しみ!
「ルイス警部」、「The Game 」、「ドクター・フー」 etc. 8月は色々楽しみな番組が
続き忙しくなりそうです。


他の作品リストアップも残っていますので、又続けます。




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