”Dickensian”
2015年12月26日~2016年2月21日
BBC One 20エピソード
このドラマは、チャールズ・ディッケンズの小説に登場するキャラクターが一堂に会して 新た
なミステリーを展開するという画期的なストーリーです。
一話30分という珍しい形態で製作されていますので、1度に2、3話位続けて観られますから 割と
早く観終わります。
以前AXNミステリーで放送されていた時に諸事情により一部しか観る事が出来ずに居りましたが、
Huluで配信されている事を知り、ありがたく視聴させて頂きました。
ディッケンズの作品は遥か昔に読んだきりなので、『クリスマスキャロル』以外は殆ど霧の中
で細部は覚えていないという・・・・。
ただ、このドラマは原作を知らなくても新たな視点で楽しめる様な気がします。
古典的と思われるかもしれませんが、ヴィクトリア朝を舞台にした新たなミステリーとしてディッ
ケンズの世界観を作り上げていて、兎に角面白いんです!
すっかりハマり込みました。
ヴィクトリア朝のロンドンを見事に再現しており、当時の街並み、人々の暮らしぶり、衣装等見事
に表現していると思います。
「クリスマスキャロル」、「大いなる遺産」、「オリバー・ツイスト」等に登場するキャラクター
が総動員しますので、はじめは人物関係を把握するのが少々難しいとは言え、次第に分かり納得
する事が出来ます。
軸になるのは、冷酷非情は金貸しであるジェイコブ・マーレイが殺害された事件を バケット警部
が捜査、謎を解いていくミステリー。
サイドストーリーとして、「大いなる遺産」、「荒涼館」、「互いの友」等に登場するキャラクター
が織りなす恋愛劇、家族愛等が描かれていきます。
キャストも豪華でして、
先ず、
『荒涼館』”ブリーク・ハウス”より
バケット警部 : スティーヴン・レイ
オノリア・バーバリ : ソフィー・ランドル
フランシス・バーバリ : アレクサンドラ・モーエン
『クリスマス・キャロル』より
エベニーザ・スクルージ : ネット・デニー
ジェイコブ・マーレイ : ピーター・ファース
ボブ・クラチット ; ロバート・ウィルフォート
エミリー・クラチット : ジェニファー・ヘネシー
『オリバー・ツイスト』より
フェイギン : アントン・レッサー
ビル・サイクス : マーク・スタンリー
ナンシー : ベサニー・ムラ―
『大いなる遺産』より
アメリア・ハヴィシャム :トゥペンス・ミドルトン
アーサー・ハヴィシャム : ジョセフ・クイン
メリーウェザー・コンペイ ソン : トム・マンソン=ジョーンズ
『互いの友』より
ヴェグ :ク リストファー・ファイアーバンク
ミスター・ヴィーナス : オミッド・ダジャリ
マーレイの事件を捜査するバケット警部は、”刑事”という職種が出来たばかりの状況下コツコツ
と地道に謎を解いていきます。
マーレイは情け容赦もない金貸しであった為、誰から殺されてもおかしくないという状況下、容疑
者は次々に現れバケット警部を悩ませます。
一方、資産家のハヴィシャムが亡くなり、遺言により資産の殆んどが姉のアメリアに渡ると知った
異母弟アーサーは激怒し、遺産を手に入れる為画策を始める。
コンペイソンと手を組み、姉に近づかせ篭絡する計画を立てていた。
このコンペイソンというヤツはやなヤツで隠し妻がいながらアメリアとの結婚を進める。
ダメ男のアーサー、世間知らずのアメリアにはイライラさせられながら・・・・。
このハヴィシャム家とバーバリー家はお金と恋愛が絡んだお家騒動。
スクルージとマーレイの事務所で働くクラチェットも子沢山で貧しい生活を送っていた為 やはり
借金の返済と厳しい仕事を強いられるスクルージに悩まされていた。
バケット警部はミスター・ヴィーナスの意見を聞きながら捜査を進めるも、マーレイの遺体に残され
た小さな木片を見つけ、手掛かりとして新たな視点で犯人捜しを続ける。
(このミスター・ヴィーナスというキャラクターが魅力的で、丁度ワトソンの様な立場に立ちバケット
警部を補佐しています。 監察医の様な仕事、又バケット警部の腰痛の治療等色々こなしています)
登場人物も多く、始めは戸惑うのですが、テンポよく進行するので、果たして犯人は誰なのか・・・
と興味は尽きません。
フェイギンの元で売春婦として働くナンシーは、不遇な境遇にも拘らずめげず生きいきとした魅力
的なキャラクターです。
遂に真犯人が判明するも、ホッとさせられる結末となっています。
又、最後にはオリバー・ツイストが登場したり、バケット警部が次の事件の様子をミスター・ヴィー
ナスに語っている点等からシーズン2が予想される結末になっているのですが、残念ながらシーズ
ン1で打ち切りとなっています。 これは、セットや衣装に相当な製作費用が掛かっていた為かなり
の赤字が出たとも言われ、予算の関係とも言われていますが・・・・。
兎に角、出演者が豪華で お家騒動の恋愛劇と犯罪ドラマの要素が混じり合った英国の時代劇
としては 新しい感覚のドラマとも言え、兎に角安定した内容で楽しめる作品です。
これを機会に、改めてディッケンズの作品を読み直してみようかと思いました (が、どうなりますか)
2015年12月26日~2016年2月21日
BBC One 20エピソード
このドラマは、チャールズ・ディッケンズの小説に登場するキャラクターが一堂に会して 新た
なミステリーを展開するという画期的なストーリーです。
一話30分という珍しい形態で製作されていますので、1度に2、3話位続けて観られますから 割と
早く観終わります。
以前AXNミステリーで放送されていた時に諸事情により一部しか観る事が出来ずに居りましたが、
Huluで配信されている事を知り、ありがたく視聴させて頂きました。
ディッケンズの作品は遥か昔に読んだきりなので、『クリスマスキャロル』以外は殆ど霧の中
で細部は覚えていないという・・・・。
ただ、このドラマは原作を知らなくても新たな視点で楽しめる様な気がします。
古典的と思われるかもしれませんが、ヴィクトリア朝を舞台にした新たなミステリーとしてディッ
ケンズの世界観を作り上げていて、兎に角面白いんです!
すっかりハマり込みました。
ヴィクトリア朝のロンドンを見事に再現しており、当時の街並み、人々の暮らしぶり、衣装等見事
に表現していると思います。
「クリスマスキャロル」、「大いなる遺産」、「オリバー・ツイスト」等に登場するキャラクター
が総動員しますので、はじめは人物関係を把握するのが少々難しいとは言え、次第に分かり納得
する事が出来ます。
軸になるのは、冷酷非情は金貸しであるジェイコブ・マーレイが殺害された事件を バケット警部
が捜査、謎を解いていくミステリー。
サイドストーリーとして、「大いなる遺産」、「荒涼館」、「互いの友」等に登場するキャラクター
が織りなす恋愛劇、家族愛等が描かれていきます。
キャストも豪華でして、
先ず、
『荒涼館』”ブリーク・ハウス”より
バケット警部 : スティーヴン・レイ
オノリア・バーバリ : ソフィー・ランドル
フランシス・バーバリ : アレクサンドラ・モーエン
『クリスマス・キャロル』より
エベニーザ・スクルージ : ネット・デニー
ジェイコブ・マーレイ : ピーター・ファース
ボブ・クラチット ; ロバート・ウィルフォート
エミリー・クラチット : ジェニファー・ヘネシー
『オリバー・ツイスト』より
フェイギン : アントン・レッサー
ビル・サイクス : マーク・スタンリー
ナンシー : ベサニー・ムラ―
『大いなる遺産』より
アメリア・ハヴィシャム :トゥペンス・ミドルトン
アーサー・ハヴィシャム : ジョセフ・クイン
メリーウェザー・コンペイ ソン : トム・マンソン=ジョーンズ
『互いの友』より
ヴェグ :ク リストファー・ファイアーバンク
ミスター・ヴィーナス : オミッド・ダジャリ
マーレイの事件を捜査するバケット警部は、”刑事”という職種が出来たばかりの状況下コツコツ
と地道に謎を解いていきます。
マーレイは情け容赦もない金貸しであった為、誰から殺されてもおかしくないという状況下、容疑
者は次々に現れバケット警部を悩ませます。
一方、資産家のハヴィシャムが亡くなり、遺言により資産の殆んどが姉のアメリアに渡ると知った
異母弟アーサーは激怒し、遺産を手に入れる為画策を始める。
コンペイソンと手を組み、姉に近づかせ篭絡する計画を立てていた。
このコンペイソンというヤツはやなヤツで隠し妻がいながらアメリアとの結婚を進める。
ダメ男のアーサー、世間知らずのアメリアにはイライラさせられながら・・・・。
このハヴィシャム家とバーバリー家はお金と恋愛が絡んだお家騒動。
スクルージとマーレイの事務所で働くクラチェットも子沢山で貧しい生活を送っていた為 やはり
借金の返済と厳しい仕事を強いられるスクルージに悩まされていた。
バケット警部はミスター・ヴィーナスの意見を聞きながら捜査を進めるも、マーレイの遺体に残され
た小さな木片を見つけ、手掛かりとして新たな視点で犯人捜しを続ける。
(このミスター・ヴィーナスというキャラクターが魅力的で、丁度ワトソンの様な立場に立ちバケット
警部を補佐しています。 監察医の様な仕事、又バケット警部の腰痛の治療等色々こなしています)
登場人物も多く、始めは戸惑うのですが、テンポよく進行するので、果たして犯人は誰なのか・・・
と興味は尽きません。
フェイギンの元で売春婦として働くナンシーは、不遇な境遇にも拘らずめげず生きいきとした魅力
的なキャラクターです。
遂に真犯人が判明するも、ホッとさせられる結末となっています。
又、最後にはオリバー・ツイストが登場したり、バケット警部が次の事件の様子をミスター・ヴィー
ナスに語っている点等からシーズン2が予想される結末になっているのですが、残念ながらシーズ
ン1で打ち切りとなっています。 これは、セットや衣装に相当な製作費用が掛かっていた為かなり
の赤字が出たとも言われ、予算の関係とも言われていますが・・・・。
兎に角、出演者が豪華で お家騒動の恋愛劇と犯罪ドラマの要素が混じり合った英国の時代劇
としては 新しい感覚のドラマとも言え、兎に角安定した内容で楽しめる作品です。
これを機会に、改めてディッケンズの作品を読み直してみようかと思いました (が、どうなりますか)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます