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お気楽忍者のブログ 弐の巻

ミニカー収集/お魚採取/動植物フォト/行楽記・・・趣味のごった煮ブログ

MY LIBRARY  THE GHOST IN THE SHELL

2025年04月15日 15時00分00秒 | 本の紹介

書名:攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL
著者:士郎正宗
出版社:講談社
出版年:1991年
ジャンル:コミック

サイバーパンクの金字塔、士郎正宗氏が1989-1990年にヤングジャンプで連載していた『攻殻機動隊』の第1巻です。

第3次核大戦と第4次非核大戦を経て、科学技術が高度化した日本が舞台。脳の神経にデバイスを接続して脳とインターネットを直接繋ぐ電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を使った義体化技術が普及した世界で、内務省直属の攻性公安警察である公安9課(攻殻機動隊)の活動を描いた物語でした。

これまでにもTVアニメ化、映画化もされ、その独特な世界観が好きで夢中になった作品でした。

【Youtube】攻殻機動隊オフィシャルチャンネル「攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG OPノンクレジット映像」

そして、来年の2026年に再びTVアニメ化されることが発表されましたね。

しかし、公安9課のリーダー 草薙素子の声をされていた田中敦子さんは昨年8月に亡くなってしまったので、新シリーズであの声が聴けないのは残念でなりません。。。

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MY LIBRARY オウム真理教事件

2025年03月20日 13時30分00秒 | 本の紹介

書名:オウム真理教事件とは何だったのか?
著者:一橋文哉
出版社:PHP新書
出版年:2018年
ジャンル:ルポタージュ

【内容紹介(解説より)】
平成最大の国内テロ事件を引き起こした麻原彰晃とオウム真理教、および事件の真相を総括するノンフィクション集大成を緊急発刊!なぜオウムはこれほど巨大化し、暴走してしまったのか? 事件に関わったエリート幹部をはじめ、大勢の若者たちは、なぜオウムや麻原に惹かれていったのか? 麻原の死刑当日の様子は? オウムの裏社会とのつながり、ロシア、北朝鮮との関係、そして核兵器保有の可能性。麻原の死刑執行後に出版することを前提に口を開いた元信者や捜査関係者、刑務官らの「今だから話せる」貴重な証言をもとに、オウム真理教の闇を明らかにする。この事件は教祖の死刑執行では終わらない!膨大な資料をもとにした渾身の書きおろし。

阪神淡路大震災の衝撃も冷めやらぬ1995年(平成7年)の3月20日、日本最大のテロ "地下鉄サリン事件"が発生しました。

麻原の唱える終末思想や陰謀論に心酔し、無差別殺人にまで手を出してしまった若者たち。

当時はなぜ高学歴の若者がこんなカルトに惹かれてしまうのか疑問に思ってましたが、現在もSNSなどを通じて陰謀論やフェイクニュースが発信され、不安定な世界情勢や将来不安とも相まって、カルトや犯罪者につけ込まれるリスクは高まってるように感じてなりません。

何もかもうまくいかない時、何かにすがりたいという気持ちは分からないでもないですが、カルトはいけません!

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MY LIBRARY  正体

2025年03月15日 17時57分34秒 | 本の紹介

書名:正体
著者:染井為人
出版社:光文社文庫
出版年:2022年
ジャンル:小説

【内容紹介(背表紙説明)】
埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム・・・。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は?その逃避行の日々とは? 映像化で話題沸騰の注目作!

昨年11月に公開された映画『正体』の原作本です。

先だって開催された第48回日本アカデミー賞授賞式では、出演された横浜流星さんが最優秀主演男優賞、吉岡里帆さんが最優秀助演女優賞を受賞されました。

ネタバレになるので詳細は書けませんが、切ない物語でした。。。

機会があれば映画も観たいですね。

【Youtube】松竹チャンネル/正体 本予告

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MY LIBRARY 兵士に告ぐ

2025年03月10日 17時00分00秒 | 本の紹介

書名:兵士に告ぐ
著者:杉山隆男
出版社:小学館文庫
出版年:2014年
ジャンル:ルポタージュ

【内容紹介(背表紙説明より)】
中国の調査船が頻繁に行き来し、北朝鮮の工作船が監視をかいくぐり海岸線への接近を図る―ここ10年で空気が緊迫した、対馬海峡から東シナ海へと跨る日本の領海。このレッドゾーンに点々と浮かぶ南西諸島の防衛のため、2002年3月、長崎で西部方面普通科連隊が産声を上げた。
全国から精鋭600名を集めた通称「西普連」は、米海兵隊との共同訓練を開始し、イラクへも隊員を派遣する。
冷戦後の組織改編を象徴する部隊への密着取材を通じ、米軍との際限なき一体化にひた走る自衛隊と、危うい日本の行く末を描き出す本格ノンフィクション。

読売新聞記者からノンフィクションライターに転身した著者が、そのライフワークでもある自衛隊を取材して書き上げた「兵士シリーズ」の第4作目でした。

本書が上梓された当時とは自衛隊の状況が変わっている部分もありますが、南西諸島や尖閣諸島は今もかの国の恣意行為が続くレッドゾーンです。

かの国の台湾への野望、先が読めない日米安保など国防に関する危機感は今後も高まるばかりなのに、今の政権は国民の命や領土、国体を守るよりも、税金中抜きチューチューの方が大事みたいですね~

国を守る気概のある政治家・政権の登場を望みます。

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MY LIBRARY  悪魔の飽食 三部作

2025年02月06日 16時00分00秒 | 本の紹介

書名:新版 悪魔の飽食
著者:森村誠一
出版社:角川文庫
出版年:1983年
ジャンル:ルポタージュ

内容紹介
日本陸軍が生んだ“悪魔の731部隊”とは何か?世界で最大規模の細菌戦部隊(通称石井部隊)は日本全国の優秀な医師や科学者を集め、ロシア人・中国人など三千人余の捕虜を対象に、非人道的な数々の実験を行った。歴史の空白を埋める日本細菌戦部隊の恐るべき実像。本書は極限状況における集団の狂気とその元凶たる“戦争”に対する痛烈な告発の書である。

太平洋戦争当時、中国大陸の満州ハルビンにあった日本帝国陸軍の関東軍防疫給水部(通称 731部隊)。

給水や衛生管理を任務とする部隊でしたが、日本国内から集められた優秀な医師・化学者が軍属となり、細菌戦や化学戦の研究にも従事していたとされます。そこでは、捕虜を丸太(マルタ)と呼び、マルタを使って様々な人体実験が行われていたとも言われます。

本書はその731部隊の実像に迫ったルポタージュでした。

掲載写真に誤りがあったり、赤旗に連載されていたこともあって、全てを鵜呑みにするわけにはいきませんが、戦争が人を狂気に駆り立ててしまうことはよく解る1冊でした。

悪魔の飽食 三部作

終戦後、アメリカ軍は731部隊の貴重な細菌戦や化学戦の研究記録を入手するため、石井四郎軍医中将率いる731部隊の幹部たちを戦争犯罪に問わなかったとも言われています。

管理人は今から30数年前の学生時代に元731部隊の幹部だった老医師にお会いしたことがあります。

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MY LIBRARY  アルルカンと道化師

2025年01月30日 14時00分00秒 | 本の紹介

書名:半沢直樹 アルルカンと道化師
著者:池井戸潤
出版社:講談社文庫
出版年:2023年
ジャンル:小説

内容紹介(背表紙説明より)
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとに風変りな案件が持ち込まれる。大手IT企業が、業績低迷中の美術系出版社を買収したいというのだ。半沢は大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗するが、やがて背後にひそむ秘密に気づく。半沢の推理が冴え物語が反転する、国民的大人気シリーズ「エピソードゼロ」。

単行本が発行されたのは2020年でしたが、文庫落ちしたので読んでみました。半沢直樹シリーズとしては第5作目ですね。

今回も最期に半沢直樹の痛快な「倍返し」が繰り広げられ、スカっとしました ww

本作に登場する東京中央銀行の杉田人事部長の「サラリーマンの人生は人事で決まる。故に人事は公正でなければならない」と、半沢を左遷させようと目論む行内の悪い奴らに一喝するシーンも爽快でした。

ただ、半沢直樹を読んでると、頭の中では完全にドラマ半沢直樹シリーズの堺雅人さんに変換されちゃいますね(爆)

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MY LIBRARY 神戸新聞の100日

2025年01月17日 05時46分00秒 | 本の紹介

書名:神戸新聞の100日
著者:神戸新聞社
出版社:角川ソフィア文庫
出版年:1999年
ジャンル:ノンフィクション

【背表紙解説より】
1995年1月17日、午前5時46分。阪神・淡路大震災の激震は、神戸新聞本社を新聞発行不能な状況に陥れた。だが大災害のなか、神戸新聞社は社員一丸となり、新聞を発行し続けた。ジャーナリストとして、企業人として、一人の人間として、彼らはいかにして危機に立ち向かったのか。大震災をめぐる地域ジャーナリズムの戦いを克明に描く感動のノンフィクション!震災後の神戸と神戸新聞の5年間を綴る「被災地の1826日」も収録。

1月17日午前5時46分になりました。

1995年のこの日この時間に発生した阪神淡路大震災。

1995年は滋賀に移り住んで2年目でした。

夢うつつの中、ゴーッという地鳴りの音を聞いたような気がします。揺れで目が覚めたのか、地鳴りで目が覚めたのか、今となってはさだかではありませんが、さすがに飛び起きました。

揺れがおさまり、すぐテレビでNHKを見ると、大阪放送局の宮田アナウンサーが冷静に各地の震度や各支局からの情報を伝えていました。

仕事に出掛けるまでは、そんなに大きな被害の報告はありませんでした。震源の淡路・神戸方面は壊滅的な被害で、その被害を伝えるすべも無くなっていたなんて、この時は知る由もありませんでした。

スマホもPCも無かった当時、仕事の昼休みになって、休憩室のTVに倒壊した阪神高速が映っているのを見た時は愕然としました。。

その翌年に、友人の結婚式で神戸を訪れた時、電車の車窓からは、1階が押しつぶされたアパートなどがまだそのままになっているのを見ました。。。

今年で阪神淡路大震災発生から30年、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致します。毎年1月17日は、あの朝のことを思い出します。

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MY LIBRARY  ガンと戦った昭和史

2024年11月19日 01時00分00秒 | 本の紹介

書名:ガンと戦った昭和史 塚本憲甫と医師たち
著者:塚本哲也
出版社:文春文庫
出版年:1995年
ジャンル:ノンフィクション

内容紹介(背表紙説明より)
ガンの放射線治療の世界的権威で、第四代国立がんセンター総長塚本憲甫。飾らない人柄と公平な態度で誰からも敬愛された塚本の生涯をたどりながら、様々な医師の活躍、池田勇人、高見順、市川左団次ら患者たちとの心温まる交流を通して、日本におけるガン征圧の苦闘の歴史を描いた大河ノンフィクション。

ガンの放射線治療の世界的な権威で、"臨床の鬼"と言われ、日本におけるガン征圧の最前線で戦ってきた塚本憲甫(けんぽ)医師の生涯を描いた本作は第8回講談社ノンフィクション賞を受賞しました。

東大、癌研、放医研、がんセンターでガン撲滅に尽力した塚本医師の生涯は読みごたえがあり、感銘を受けました。

著者の塚本哲也氏は憲甫氏の長女の夫で、毎日新聞記者や防衛大学校教授を務めたそうです。

その人柄から、患者や医師に敬愛された塚本医師も最後はガンに侵され、がんセンター総長に在職のまま亡くなってしまうという結末は衝撃的でした。。。

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MY LIBRARY 新幹線がなかったら

2024年10月12日 03時00分00秒 | 本の紹介

書名:新幹線がなかったら
著者:山之内秀一郎
出版社:朝日文庫
出版年:2004年
ジャンル:ドキュメント

内容紹介(背表紙説明より)
世界一と言われる新幹線。しかし、その誕生までの道のりは決して易しくはなかった。新幹線の計画段階から、設備トラブル、労使間の対立や事故を乗り越えてきた歴史を、海外の鉄道事情も絡め、自身の経験と豊富なデータや写真で、JR東日本会長(執筆当時)の著者が綴る。

この10月1日に開業60周年を迎えた東海道新幹線。

新幹線はこれまでにのべ70億人(世界人口の85%くらい)を運びました。開業当時は新幹線でも4時間かかった東京~新大阪間も、車両・インフラ技術の進歩で、現在は最短2時間21分で結びます。

本書は必ずしも新幹線だけの話ではありませんが、国鉄の歴史や鉄道技術者の奮闘など、幅広く国鉄の鉄道史を眺めるにはちょうど良い本かと思います。

【Youtube】JR東海CM/60年分の会いにいこう

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MY LIBRARY 成瀬は天下を取りにいく

2024年10月05日 20時00分00秒 | 本の紹介

書名:成瀬は天下を取りにいく
著者:宮島未奈
出版社:新潮社
出版年:2023年
ジャンル:小説

2024年の本屋大賞を獲得した宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を読みました。

内容紹介
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが・・・。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、大津市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!

滋賀県大津市に住む中2の成瀬あかりは、勉強もスポーツもできるパーフェクトガール。でも、それを自慢することもなく、いつも飄々としたちょっと変わった女の子。将来の夢は200歳まで生きること。スケールの大きいことを口にしますが、それは日頃から目標を口に出して種を撒いておくことが大切だと信じているから。。

物語は、そんな変わった成瀬あかりの行動が周囲の人(友人、近所の人、街の住人など)の目線から語られていきます。

読みやすい話で、逆に読書好きにとっては途中まで物足りなさも感じていましたが、読了感はとても爽やかで、成瀬あかりがこれからどんな道を歩むのか目が離せなくなってしまいました。続篇の『成瀬は信じた道をいく』も読もうと思います。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが・・・。

冒頭からこんな感じで、とくかく全編、 滋賀、滋賀、滋賀で、これ他府県の人が読んでも面白いのかなと心配になっちゃうくらい滋賀感満載でした ww

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MY LIBRARY  アルツハイマー征服

2024年09月27日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:アルツハイマー征服
著者:山下進
出版社:角川文庫
出版年:2023年
ジャンル:医学ノンフィクション

内容紹介(背表紙説明より)
50パーセントの確率で遺伝し、その遺伝子変異を受け継げば、100パーセント発症する。しかもその発症は若年。アルツハイマー病の解明は、この家族性アルツハイマー病の家系の人々の苦しみの上に築かれた。遺伝子の特定からトランスジェニック・マウスの開発、ワクチン療法から抗体薬へ。名声に囚われた科学者の捏造事件。治験に失敗した巨大製薬会社の破綻。治療薬開発に参加した女性研究者の発症とその苦悩。そして家族性アルツハイマー病を患った母の人生を語った女性の勇気。幾多のドラマで綴る、治療法解明までの人類の長い道。

本書はアルツハイマー病の解明や治療薬の開発に挑んだ科学者たちの物語で、非常に読み応えがありました。

1年前、日本でもアルツハイマー型認知症治療薬(進行抑制薬)のレカネマブが製造承認されました。既に承認されているアメリカでは年間使用費が390万円と高額であり、日本では保険適用で年間298万円となりました(2023年末の情報)。

アルツハイマー患者の脳に見られるβアミロイドの沈着はこの疾患の原因なのか、結果なのか議論もありましたが、βアミロイドに対する抗体医薬で認知機能の悪化の進行がプラセボよりも抑制されるということは、少なくともβアミロイドが症状悪化に関与してることは分かりました。

この9月25日には新薬のドナネマブも承認されましたが、アメリカでの年間使用費はやはり460万円と高額。。。

若くしてアルツハイマー型認知症を発症してしまった患者さんやご家族には希望の光かもしれませんが、日本のサラリーマンの平均年収とほぼ同じこの金額はかなりの足枷になってしまいそうです。

そして、2050年には高齢者の3分の1が認知症になる時代に突入してしまいます。。。

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MY LIBRARY 昭和の時代終わる 

2024年04月29日 12時00分00秒 | 本の紹介

書名:アサヒグラフ緊急増刊 天皇陛下崩御
著者:---
出版社:朝日新聞社
出版年:1989年
ジャンル:雑誌

昭和64年(1989年)1月7日午前6時33分に崩御された裕仁天皇(昭和天皇)。

大学3年生の正月休みで実家に帰省している時に崩御されたのを覚えています。

日本の国家元首として、近代化、太平洋戦争、敗戦、高度経済成長といった激動の時代を生きた昭和天皇。その評価は後世の歴史家に委ねるとして、戦後 ここまで平和で抜群の安定感を持続している国は日本だけではないでしょうか。

個人的には、勤勉で賢い国民と、象徴とは言え、首長の上に天皇を頂く我が国の国体がその理由のひとつなんじゃないかと思います。

今日4月29日 「昭和の日」は、もともと(昭和)天皇誕生日でしたね。

「昭和の日」は、『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日』と祝日法に定められています。

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MY LIBRARY  メタルカラーの時代

2024年03月13日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:メタルカラーの時代 (1~3)
著者:山根一眞
出版社:小学館
出版年:1993-1998年
ジャンル:ルポタージュ

メタルカラーの時代は、山根一眞氏が1991年から週刊ポストで連載していたルポで、日本が優れた技術を有していると考えられている分野について、現場のルポや技術者へのインタビューで構成されていました。

内容紹介
1:貿易黒字の原因として、米国から攻撃され続ける日本の「工業」。この古びた言葉の中身が、これほど驚きにあふれ、チャーミングなものだったとは。「ホワイトカラー」の背後で日本を支え続けてきた技術者「メタルカラー」たちの衝撃の証言集。
2:史上最小の道具「LSI検査針」実現の頭と手、たった1回の実験で成功したリチウムイオン電池、大震災で緊急停止した神戸製鋼炉の復活。先端工業国日本を支えるメタルカラーたちが日本の秘密を明かす44話。
3:純国産のH-2ロケット、世界一の明石海峡大橋。日本には未来に誇れる技術がある。創造的技術者「メタルカラー」たちが、その秘密を余すところなく語った。〃底冷え日本〃に元気を取り戻すモノ作り奮戦記。

メタルカラーとは、現場職のブルカラー、事務職のホワイトカラーでもない、創造的工業技術者を指す、山根氏の造語。

ちょうど、管理人が研究者として仕事を始めた頃に出版された単行本シリーズで、当時はワクワクしながら読みました。

それからおよそ30年、様々な技術開発の現場での不正や捏造が日々、ニュースで取り沙汰されるようになってしまいました。あの頃の技術者魂はどこへ行ってしまったんでしょう

久しぶりにこの本を手にして、そんなことを考えてしまいました。

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MY LIBRARY  僕はしゃべるためにここへ来た

2024年03月11日 06時00分00秒 | 本の紹介

書名:増補版 僕はしゃべるためにここ<被災地>へ来た
著者:笠井信輔
出版社:新潮文庫
出版年:2016年
ジャンル:ノンフィクション

内容紹介
2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災発生。翌日から笠井の現地取材は始まった。目の前で発見される遺体と泣き崩れる家族。どう言葉をかけたらよいのかわからなかった。「水がない」と訴える人の声を聞きながら、取材車に積んである水を配るべきか悩んだ。何のためにここに来たのか--- 報道人としての葛藤や失敗、今も続く被災者との交流を綴る渾身の震災ノンフィクション。

元日に発生した能登半島地震のショックも冷めやらぬうちに、今年も追悼の日がやってきました。

東北地方を襲った東日本大震災から13年が経ちました。死者は1万5,900人、未だ 2,500人を越える行方不明者がいることを思うと、心が痛みます。

本書は元フジテレビの笠井アナウンサーが東日本大震災の取材体験を綴ったルポで、初版は2011年11月に発行(産経新聞出版)されました。その後、笠井アナは2019年に悪性リンパ腫で活動を休止し、闘病を続けていましたが、2020年に寛解し、活動を再開されました。

2月末から発生している千葉県の地震も気になります。伊予灘から四国、和歌山北部の中央構造線沿いでちょくちょく起こっている地震も非常に気になります。

今日は、万が一の時の備えについて今一度考えてみる日でもありますね。

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MY LIBRARY 甲賀を繙く 

2024年02月09日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:甲賀を繙く(ひもとく)
著者:甲賀市教育委員会
出版社:甲賀市教育委員会
出版年:2006年
ジャンル:歴史

地元、滋賀県甲賀市の文化財をまとめたムック本です。

この地に住んで今年で31年、まだまだ知らないことがいっぱいあります。

甲賀は県内でも有数の仏像の多さを誇ります。

右の写真は櫟野寺の秘仏 十一面観音菩薩坐像で、像高は3m12cmと、日本でも最大の坐像になります。御開帳は33年に1度で、管理人も拝観したことがありますが、下から見上げた時の慈悲深い目が今も印象に残ってます。

平安期の仏像が多いことも甲賀の特徴。古来、仏像を作る工房が甲賀にあったのではないかという説を唱えている研究家もいるようです。

甲賀の祭りの数々・・・

甲賀市では国、県、市が指定する有形文化財や無形民俗文化財が276もあり、まだまだ文化財巡りが楽しめそうです

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