先日、関西ローカルニュース情報番組を見ていたら、『琵琶湖八珍』なる話が出てきました。
早速調べてみると、『琵琶湖八珍』は2013年に滋賀県立安土城考古博物館が来場者に行った湖魚料理人気アンケート結果と供給量などを考慮して選んだ琵琶湖を代表する湖魚だそうです。
管理人がガサや釣りで採取したことあるのは六珍までですが・・・。

スジエビ(筋蝦)
国内で最も広く分布している淡水性のエビですが、滋賀ではこのスジエビと大豆を甘辛く炊いたえび豆が郷土料理として親しまれていて、管理人宅でもたまに食卓に出てきます。
かつて、滋賀のスーパー平和堂には地域限定のえび豆味ポテトチップスもありました(笑)

コアユ(小鮎)
普通の鮎は海に降下して、豊富なプランクトンを食べて大きくなって再び川へ遡上してきます。
琵琶湖内に留まる鮎は10cmほどにしかなりませんが、それでも成魚です。
琵琶湖周辺では釜揚げや甘露煮、佃煮で食されることが多いですね。小さくても味はしっかりしています。

ニゴロブナ(似五郎鮒)
ニゴロブナは琵琶湖固有種で、琵琶湖名物鮒寿司の材料ですね。
塩漬けしたニゴロブナのお腹にご飯を詰めて発酵させたなれ寿司で、その食味や匂いは好き嫌いがハッキリ分かれるんじゃないでしょうか。
子持ちの卵部分は美味しいけど、すっぱいご飯は苦手です。。
一時期は漁獲量が大きく落ち込みましたが、稚魚の放流事業などで今は回復の兆しを見せているそうです。

ビワコホンモロコ(琵琶湖本諸子)
銀鱗が綺麗なビワコホンモロコは琵琶湖固有種で、コイ科の魚の中では最も美味しいと言われてます。
京都の料亭などでは高級食材として提供されてます。
このブログでも毎年ホンモロコ釣りを記事にしてますが、子持ちホンモロコの塩焼きは最高です


イサザ(魦)
イサザは琵琶湖固有のハゼ科淡水魚で、普段は水深30m以上の深みに生息しています。
底引き網や定置網で捕獲され、佃煮などになる高級食材。
しかし、漁獲量は激減していて、絶滅危惧IA類(近い将来、野生絶滅の危険性が高い)にも指定されてますが、明確な保全の方法が分からないそうです。。
写真のイサザは湖北の某漁港で漁から帰ってきた漁師さんに頂いたものです。ガサでは取れんからね。

ゴリ(杜父魚)
琵琶湖でゴリと呼ばれるものはオウミヨシノボリやカワヨシノボリといったハゼ科魚類の稚魚の総称で、ウロリとも呼ばれます。
すなわち、写真のヨシノボリよりもっと小さいものを指し、琵琶湖では佃煮で食されます。

ハス(鰣)
ハスは琵琶湖固有のコイ科の淡水魚。
国内のコイ科の中では唯一の魚食性でコアユなどを追いかけて餌にしているそうです。
成体は30-40cmほどにもなり、琵琶湖ではケタバスとも呼ばれてルアーフィッシングの対象魚にもなったりします。
塩焼きにすると美味しい白身魚ですが、小骨が多くて食べにくいのが難点ですね。。

ビワマス(琵琶鱒)
琵琶湖博物館で撮影した琵琶湖固有のビワマスの幼魚。
さすがにビワマスは捕獲したことありません・・・というか、漁業権があるので捕ったらいけません。
琵琶湖の宝石や琵琶湖の女王とも呼ばれるビワマスは刺身でも食べることができ、主に湖北のビワマス料理店などで食べることができます。

ビワマス若魚の南蛮漬け
滋賀県米原市の醒井養鱒場の春秋のイベントではビワマスのお刺身や味噌汁、ビワマスバーガーなどが振舞われます。
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