前日から降っていた雪で朝から20cmほどの積雪になった1月25日。この日は所用があって仕事を休んだので、時間の合間をぬって滋賀県甲賀市の臨済宗妙心寺派 龍護山大池禅寺(大池寺)を久しぶりに訪れてみました。
大池寺は約1250年前の天平年間(729~784年)に諸国行脚の高僧、行基菩薩がこの地を訪れた際、日照りに悩む農民のために灌漑用水として、「心」という字の形に4つの池を掘り、その中央に寺を建立し、「一刀三礼の釈迦丈六坐像」を安置したのが始まりと伝承されてます。
こんな雪の日に訪れる人も居ないだろうと思ったら、お隣の国から団体観光客が来てました 庭園が有名とは言え、ここも観光コースに入ってるんですね。。。
雪景色の蓬莱庭園。
蓬莱庭園は江戸初期寛永年間に小堀遠州の作として伝えられるサツキの大刈り込み鑑賞式枯山水庭園です。書院前方正面の二段刈り込みと左右の大刈り込みは大洋の大波小波を現し、白砂の水面上に刈り込みを以て宝船と七福神を現してます。
初夏と秋に訪れたことはあるけど、雪景色の蓬莱庭園を眺めるのは初めて。天気と自分のスケジュールが合わないとめったに見られる光景じゃないから今回はラッキーでした まるで屏風に描かれた絵のような佇まいですね~。
本尊の釈迦如来坐像
天平時代、行基菩薩による一刀三札の釈迦丈六坐像。釈迦は仏教の開祖であり、大恩教主、発遺教主とも呼ばれます。人々を苦しみの世界から苦しみの無い世界へと導くために教えを説かれ、仏の世界に送って下さる仏様です。黄金に輝く仏様は蓬莱庭園とともに一見の価値あり。櫟野寺の薬師如来坐像、十楽寺の阿弥陀如来坐像とともに甲賀三大仏のひとつになってます。
近くのため池も寒さのため凍りついてました。。。
明日から2月、暖かくなるにはまだ2ヶ月ほどの辛抱ですね
※過去ブログ『お気楽忍者のブログ』も2017年3月31日まで閲覧して頂けます。
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