10月、足の痛みで病院を訪れた義母、レントゲンではこれといった所見はありませんでした。
年も取れば足も痛くなるわなということでしばらく様子見。
11月中旬、なかなか足の痛みが取れないので、今度は病院でMRIを撮ることに。
そこで、肝臓に腫瘍が複数あることが分りました。
大学病院に入院しましたが、全身状態もかなり悪くなっており、その進行性の癌はもう治療の適応にはならないとのこと。。
2週間ほど入院した時点で医師の見立ては余命1週間・・・あまりに突然でした。
春の健康診断の血液検査では何の所見も無かったのに・・・
このまま入院していてもコロナの影響で面会することもできないため、家に連れて帰ることを決断しました。
1週間ほどはベッドに座って食事を摂ったり、話すこともできていましたが、それからは痛みと終末期せん妄との闘い・・
つきっきりで世話をしていた妻もかなり辛い時期だったと思います。
年が明けてからは食事もほとんど摂れなくなり、麻薬性鎮痛薬や向精神薬で痛みやせん妄を取り除いてやるのみ。
そして、家に帰ってきてから3週間後、親族に看取られて義母は安らかに逝きました。
お婆ちゃん子だった息子が手を握ると、うっすらと目を開け、ひと筋の涙を流して逝きました。
まだまだ寒いのにミモザの蕾が付きはじめました。
管理人は25年前に母を亡くしているので、妻と結婚してからは義母が母親のような存在でした。
息子が泣いている姿を見るのも10年ぶりくらいだったかもしれません。
およそ1か月が過ぎ、ようやく喪失感も薄らいできました。
亡くなる4日前、ふと正気に戻り、「今まで色んな人に良くしてもらって幸せだった」と言った義母。
家で看取ったことがせめてもの恩返しになったかな。
急な在宅介護の開始であったにも関わらず、地元の病院の包括医療支援センターや訪問医療の医師や看護師の皆さん、ホームヘルパーさん、介護用品店の方々が非常に親身に対応して下さりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
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