ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

詩 「アーモンドの花のように」

2013-03-17 14:28:14 | 詩・コラム


 アーモンドの花のように清らかな教え子が遠くにお嫁に行きます。

                        

   「アーモンドの花のように」


韓流スターの様な イケメンの新郎と
ファッション雑誌から抜け出た様な新婦が
喝采を浴びながら歩いてくる
バージンロードを 幸せに向かって

スポットライトは二人の主役を追いかけ
結婚式場は 喜びに満ち溢れている

式場の前方 左隅で
緊張で胸をドキドキさせながら
マイクに向かう司会の彼女

時々 とちりながらも 必死だ
親友の結婚式を盛り上げようと
何日も何日も 心を込めて準備した原稿

歓声で彼女の声が聞こえない時もある
食事に夢中で彼女に気付かない時もある
でも 一生懸命な 彼女

アーモンドの花のように美しい笑顔
香りさえただよう 優しい声は
歌のように 心に沁みる

亡きアボジを想い涙する 新婦の姿に
すすり泣く彼女の姿は あまりにも愛しい

初級学校の時から今日まで
泣いたり笑ったり 時にはけんかもし
何日も口を利かなかった 日もあったろう

だが彼女は いつもそうだった
自分の事より 友のため
自分の事より みんなのため
尽くすことが まるで 幸せのようだ

アーモンドの花言葉は
「真心の愛」「希望」
彼女は まるで アーモンドの花

甘い香りを漂わせ みんなに幸せ運んでる
新郎新婦に 幸多かれと 祈る 彼女
彼女の瞳からあふれ出た 涙
任務を終えた安堵が 真珠になった

                    
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日記詩 「アーモンドの木」

2013-03-17 14:18:06 | 詩・コラム


 「アーモンドの木」             


孫達を待つ間 毎朝 見ていた花壇
下ばかり見ていたせいか 気付かなかった
裸の木の枝に ピンクの花がいっぱい
わたしの背丈を越えている

桜? 桃? 梅? わからない
葉のない枝に沿うように
淡いピンク色の花が咲き誇っている
可愛い蕾も いっぱい くっついて
ところどころ若葉も顔を覗かせている

持ち主らしき人に 聞く
《この木 前からありました?》
《はい。3年ほど前からありますよ。》

《御免なさい。気付きませんでした。》
《アーモンドの木ですよ。ほらチョコなんかに
入っている あれの木ですよ。》
《アーモンドの木!》

嬉しくなった 改めて じ―っと 見る
桜にも桃にも似ているけど やはり違う
今までもどこかで見ていたはずだけど
名前が分かったことがものすごく嬉しい

名前を知らなくても 生きてこれたけど
分かれば もっと 幸せ
今からでも遅くない もっともっと
いろんな事が 知りたい!

                   
コメント (2)
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3月24日 チャリティ コンサートで朗読いたします。「モンダンヨンピルよ」

2013-03-17 10:01:13 | 詩・コラム

3月24日 チャリティ コンサートで朗読いたします。



「モンダンヨンピル(ちびた鉛筆)よ」
              

一日、二日ならば
一回、二回ならば
難しくは無かったことでしょう

だけど貴方たちは
1年12ヶ月を
地震被災地の子供たちに捧げました

ある人は歌をうたい
ある人は楽器を奏で
ある人は司会を担当し
ある人はお弁当をつくり
ある人は後片付けを手伝いました

今はお馴染みの 「青年カトリック会館」
毎月 地下のコンサート場には 人が溢れ
テグに光州、チンジュにコヤン 仁川から 
波濤のように広まった 遠足コンサートの便り

夢のように 我が故郷 済州島に
貴方たちの歌声が轟きわたったとき
たとえこの身は 異国にいても
共に歌いました ふわりふわりと海を越え

私たちにも朝鮮学校が「ウリハッキョ」になったと
かえって自分たちが得た物の方が もっと多かったと
それで 有難く 又 有難いと 微笑む 貴方たち

その気持ちが 涙がでるほど ありがたくて
自分自身に問うてみます
私も貴方たちのように「モンダンヨンピル」になれたかと

(感謝をこめて)



 <몽당연필>이여
          

하루,이틀이라면 
한번,두번이라면
어렵지는 않았겠지요

하지만 그대들은 
일년 열두달을 
지진피해지 아이들 위해 바쳤습니다

어떤 분은 노래를 부르고 
어떤 분은 악기를 다루고
어떤 분은 사회를 하고
어떤 분은 도시락을 장만하고
어떤 분은 뒤처리를 도왔습니다

이제는 낯익은 청년카토릭회관
달마다 지하콘사트장에 사람 넘치고 
대구며 광주,진주며 고양,인천에서
파도처럼 퍼져나간 소풍공연소식  

꿈과 같이 내 고향 제주도에 
그대들의 노래소리 울려퍼졌을 때
비록 몸은 이역땅에 있어도
함께 노래 불렀습니다 훨훨 바다를 건너 

우리에게도 조선학교는 <우리학교>가 되였다고
오히려 자기들이 얻은것 더 많다고
그래서 고맙고 또 고맙다고 미소 짓는 그대들

그 마음이 눈물 나도록 고마와서
자신에게 물어봅니다
나도 그대들처럼 <몽당연필>이 될수 있었을가고
  
(2012년2월20일)

                             
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3月24日 守口市のムーブ21 イベントホールにおいてチャリティコンサートが催されます。

2013-03-17 09:34:14 | お知らせ
 来る3月24日、14時より 守口市生涯学習情報センター ムーブ21 イベントホール(4階)において

  東北復興支援 チャリティ演奏会「希望への道」が開催されます。

 偶然いろんな行事が重なっていますが、長い間出演者の皆さんが頑張って準備してこられました。是非ご来館下さいませ。

 ヘグムアンサンブル ケナリ(関西)・民族楽器重奏団 民楽(関東)チャリティ演奏会です。

 声楽家の李明玉さん、吹奏楽団の方々もゲスト出演なさいます。

 私もゲストとして僭越ながら2作品、詩の朗読をさせていただきます。



「 山つつじ 」
          

          
ここちよい 山の気を
全身に 浴びながら
急斜面を あえぎ あえぎ 登りきて
ふと 山つつじ
花 いっぱいに 山つつじ

行けども 行けども 山つつじ
そよ風に そよぐ 可憐な 花びら
春雨にぬれて 清い
うす紫の おまえに
こみあげてくる 懐かしさに 心打つ

つつじよ おまえは
打ちつける 雨にも 負けず
空に 向かって 背をのばし
両手いっぱいに 花びらを ひろげた

おまえを 育てる 人も なく
おまえを 守る 人も なし
人知れず そっと 咲き
あたたかく迎えてくれた やさしい花よ

冬を うち勝った 山つつじよ
ただ ひたすらに 歩いていた 私は
ただ 心せわしく道を急いでいた 私は
すがすがしいおまえの姿に 心を打たれた

華やかじゃ なくとも
まこと 美しく 生きる事を
険しいけれど
一日を 力いっぱい 生きる事を

ああ 山つつじ
おまえを 胸にいだきて 生きたし
おまえの 様に 生きたし

清い 花よ
澄んだ 心の鏡よ

   
 (能勢青少年キャンプ場にて)

                  
  
  
 「산진달래」 
           
        
싱그러운 흙냄새 온몸으로 맡으며
비탈진 산길 톺아오르더니
살며시 얼굴 내밀어
손저으며 반겨주는 산진달래

가도 가도 산진달래
선들바람에 설레는 어여쁜 꽃잎들
봄비 품어 시원한 연보라색 네 모습
그리움에 사무쳐 내 가슴 높뛰네

진달래야 너는
억수로 퍼부운 큰비도 아랑곳없이
오히려 싱싱하게 키돋움하였구나
오히려 탐스럽게 망울을 터쳤구나

너를 가꾼 사람 따로 없고 
너를 지킨 사람 따로 없어도
이름없는 산발에 남먼저 피여나
방긋 웃고 맞아주는 정다운 꽃이여

겨울을 이겨핀 산진달래야
그저 돌길을 걷던 나는
그저 바쁘게만 길가던 나는 
살뜰한 네 모습 보고 정신을 차렸단다

화려하지 못해도
꾸밈없이 곱게 살아야 함을!
순탄하지 못해도 
하루를 힘껏 살아야 함을!

아,산진달래 
너를 안고 나는 살리
너같이 나는 살리
살뜰한 꽃이여
티없는 마음의 거울이여

 -학생들과 함께 야외활동의 길에서-
       
     



 
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