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4月26日、家を8時20分に出ました。地下鉄、阪急電車を乗り継ぎ西院にやってきました。
京都会館は自然に囲まれた素晴らしい環境の中にありました。まるでどこかの大使館の様でしょう?
春の日差しがやさしく包んでくれ、庭園のつつじやポプラの若葉が青々と茂り新緑の季節の到来を告げてくれているようでした。
中に入ると、建物は古くあちこちに亀裂が入っていましたが、京都の皆さんが大事に大事に守ってこられた我が家のような建物でした。
講演会の会場に入ってみると、勿体ないほど素敵な名称が貼られていてとても恐縮しました。
今日、私がこの会館を訪ねたのは、セセデ(新世代)セミナーの講演を依頼されたからでした。
3月の13日に担当者の鄭さんから初めてのお電話をいただき、4月の初めには鄭さんとじかにお会いしました。
長い教員生活の経験からウリハッキョの素晴らしさについて語っていただきたいという依頼でしたが、現役を離れ4年も過ぎていたし、理論的にどうこう言える水準もないし、だんだん心細くなってきて鄭さんに逆にお聞きしたわけです。いったい何が聞きたくて私のようなお婆さんを指名したのかと・・・
鄭さんが人生の体験談を気軽にはなしてくれれば良いと仰ったので、その方向で原稿を作成し前もって読んでいただくことになりました。
何日も色々考えましたが、ウリハッキョの素晴らしさを語るためには自分の人生をすべて語るしかないと確信した私は次のような順に話すことにし原稿をまとめました。
タイトル「ウリマル・ウリハッキョはとても素晴らしい!」としました。
1.私がここに来た理由
(退職後の夢が自分の人生に関わりのあった場所を訪ね、その地域の方々とウリマルの勉強を共にし語りあうことだったこと。
青森―北海道―東京を経て京都に引っ越し、ハラボジと一緒に住みながら学び過ごした京都がとても大切な思い出の場所であったこと)
2.学生時代、歌舞団活動をしていたときのお話
(主には高級部時代、夏休みに行った夏季学校での指導を通じ教員になりたいという夢を持った話、2,3年の時文宣隊の活動を通じウリマルの重要性を深く感じた話、それがのちに歌舞団活動の原点になったこと、歌舞団に入団し同胞たちの愛校心に心を打たれ1968年生まれて初めて詩を書いた話しなど)
3、教員になった動機。
(末息子の介護を通じ学んだこと、家庭を守るためにはオンマがまず元気に前向きに生きていかねばならないと決心したことなど)
4.子育てをしながらウリハッキョに対し感じた感謝の気持ち。(具体例2つ)
5.教員時代に対内外の方々から聞いたウリハッキョの素晴らしさについて(実例紹介)
6.交通事故にあった日に考えたこと、ソルマジ公演になぜ行くようになったのか、人生において家族、同胞、学校、友人がどれほど大切なものなのかを感じた話。
7.「第21回韓国演劇祭」に参加した時体験した話(ウリハッキョで学んだウリマルがどれほど大切なものだったかという話)
*結び
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10時半から12時までお話をさせていただきました。その後1時間、オモニたちの自己紹介やいろんな感想や悩み、思い、これからのことなどをお聞きしました。その内容は明日に続きます。お休みなさい。)