朝から蝉の鳴き声が聞こえてきます。
今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです、今日も心一つに発信してまいりましょう。
長崎さんの第一声です。
☆長崎さん
今日は32度を超える暑い日和になりました。
自分が自分を好きになるために通っている朝鮮学校。私たちはその誇りを取り戻すために補助金復活、高校無償化、幼保無償化の適用を求めて、2012年4月17日から毎週火曜日、ここに立っています。
今日は午前中に、連帯労組(全日本建設運輸連帯労働組合)にかけられてきた不当弾圧に対する裁判がありました。結果は、一部勝訴、一部不当判決でした。ある組合員が、保育所の申し込みに必要な就労書類を会社に申請したところ、連帯労組の組合員であるから出さないと言われ、この不当な扱いに対してあくまで要求したところ、「強要罪」として起訴されたという事件がありました。これに対しては無罪判決を勝ち取りました。また、委員長に対しては求刑を大幅に下回る懲役3年執行猶予5年の判決となりました。しかし、そもそもがでっち上げに基づくものなので、これはあきらかに不当判決です。
朝鮮学校に対する差別も根っこは同様です。
行政の差別を裁判所に訴えても司法がむしろその後押しをしています。
今月は7月。7月といえば、7月28日、全国で唯一、無償化裁判で勝訴判決を勝ち取った日です。勝訴の判決に歓喜の声が沸き上がったことを思い出します。そして様々な差別の根がつながっていることを、今日の裁判所前の支援集会で思い起こしました。
今日は久しぶりに来られたカンさんにお話しいただきましょう。
火曜バンドは不滅です。リーダーの古賀さんが入院中のため、池辺さんが遠くから頑張って駆けつけてくださいました。
カンさんのアピールです。
☆カンさん
コロナ禍でなかなか時間を作ることができませんでしたが、今日はひとつ、私自身もその場に立ち会った心温まるエピソードをみなさんにお伝えします。
私は今吹田で活動していますが、北大阪朝鮮学校を支援する会(北大阪アプロハムケ)の方々が、去年12月からエアコンの設置のための運動をされてきました。今学校にエアコンがないのは北大阪と福島だけです。教員や保護者の方々はもうすでに精一杯頑張っておられるので、この運動は日本人支援者の方だけでおこなうと。
それで300万円を目標にしていたところ、それを超える350万円が集まりました。先日、それを渡す伝達式のセレモニーを行ったところ、アプロハムケの館山先生が、みごとな朝鮮語で「朝鮮民族として、朝鮮人のため、そして日本人のためにしっかり勉強してください」と言われ、みな感激しました。この活動に参加している方々は、正しいこと、間違ったことをしっかり理解し、それを行動に移す人たちであることをあらためて、再確認できました。
真夏の厳しい暑さに氷を口にしながら立ってきたことを思い出しますが、いつも歌っているように“勝利の日まで”頑張り抜きたいと思います。
高校時代も良く来てくれた二人が朝大生になり2年目、今日も1番に来てくれたサヒさんとユニさんです。
門田さんがマイクを持たれました。
☆門田さん
西淀川区の日本人です。朝鮮人差別の問題をネットで発言してきましたが、先日そのことで、知り合いの朝鮮人の子と仲違いしてしまいました。彼女の言うには、「私たちを分析している。生きた我々を見ていない」と。
初めはなぜ糾弾されたのかよくわかりませんでしたが、どうやら、相手を客体として観察してしまい、生きた主体として見ていないということのようです。友達として付き合わねばならなかったのにそれができていませんでした。どうすればいいのか…。これが今の偽らざる気持ちです。
大野さんもマイクを持たれました。
☆大野さん
吉村知事は菅首相に会って、「東京と大阪にワクチン接種を先に」と言ったそうですが、私は平等にすべきだと思います。地方も必死に頑張っているのですから。
イギリスのジョンソン首相はコロナ対策は「国民一人一人で」と言って、政府の責任を放棄しました。
まだまだ感染者は確実に増えます。政府が市民・国民から信用を得ていないからです。
維新の会は去年大きな間違いを犯しました。「PCR検査をすると陽性者が出て医療崩壊につながる」と。しかし、早期の検査こそ大切であり、それを怠ったからこそ、今日の状況になったのではないでしょうか。
朝鮮学校差別に反対する私たちの運動は小さなものかもしれませんが、私たちにとっては大事なことです。人権を無視すると、それは戦争へとつながっていきます。
補助金の復活、高校無償化、幼保無償化を一日も早く実現してください・
サヒさんとユニさんがマイクを持ちました。
☆朝鮮大学2年生(政治経済学部)
サヒさん
無償化裁判は全国で次々と敗訴が決定していきましたが、勝利の日まで闘い抜きたいと思っています。
無償化裁判では全国で最後になる広島の裁判に向けて朝鮮大学では支援を続けています。
朝鮮大学が夏休みとなる間、私は出身の大阪に戻ってウリハッキョを支援し、在日のコミュニティを活性化することに力を注ぎたいと思って、実践活動に取り組んでいきます。火曜日行動にも友達をたくさん呼びたいと考えています。
☆朝鮮大学2年生(外国語学部)
ユニさん
コロナ禍でバイトも無く苦しいのに、全国の大学生に給付される支援金を朝鮮大学生は貰えていません。
私たちも同じ大学生です。学生支援給付金の支給、高校無償化、幼保無償化の適用をお願いします。
女性同盟のアギさんもマイクを持たれました。
☆オモニ
私は朝鮮学校に子どもを通わせている保護者です。
私が高校生の時、チョゴリを着て通っていました。すると、他の女子学生から、くすくす笑われたことがあります。
そして、今、子どもが朝鮮学校に通うのに、補助金は打ち切られ、高校無償化・幼保無償化は適用されないままです。
それでも私の子どもは、朝鮮学校でのびのびすくすくとルーツを学び、人生の糧を得ています。それは、先ほどの話にもあったように、朝鮮学校を愛してくれる大人たちに囲まれ、その愛を感じているからだと思います。
高校生の頃から空気のように扱われ、行政が公的な保障を奪っていくことはやめてほしい。
早く行政が公的な保障を示し、一緒に未来を作っていきたいと思っています。
オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」‼️
・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校を差別するな!
・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!
・朝鮮学校も「幼保無償化」を適用せよ!
最後の歌は久しぶりにカンさんの音頭で「勝利のその日まで」‼️
いつものように駐輪場での申し送りです。
コロナ禍ですが、30分と短縮して432回目の「火曜日行動」が大阪府庁前で行われました。
今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです、今日も心一つに発信してまいりましょう。
長崎さんの第一声です。
☆長崎さん
今日は32度を超える暑い日和になりました。
自分が自分を好きになるために通っている朝鮮学校。私たちはその誇りを取り戻すために補助金復活、高校無償化、幼保無償化の適用を求めて、2012年4月17日から毎週火曜日、ここに立っています。
今日は午前中に、連帯労組(全日本建設運輸連帯労働組合)にかけられてきた不当弾圧に対する裁判がありました。結果は、一部勝訴、一部不当判決でした。ある組合員が、保育所の申し込みに必要な就労書類を会社に申請したところ、連帯労組の組合員であるから出さないと言われ、この不当な扱いに対してあくまで要求したところ、「強要罪」として起訴されたという事件がありました。これに対しては無罪判決を勝ち取りました。また、委員長に対しては求刑を大幅に下回る懲役3年執行猶予5年の判決となりました。しかし、そもそもがでっち上げに基づくものなので、これはあきらかに不当判決です。
朝鮮学校に対する差別も根っこは同様です。
行政の差別を裁判所に訴えても司法がむしろその後押しをしています。
今月は7月。7月といえば、7月28日、全国で唯一、無償化裁判で勝訴判決を勝ち取った日です。勝訴の判決に歓喜の声が沸き上がったことを思い出します。そして様々な差別の根がつながっていることを、今日の裁判所前の支援集会で思い起こしました。
今日は久しぶりに来られたカンさんにお話しいただきましょう。
火曜バンドは不滅です。リーダーの古賀さんが入院中のため、池辺さんが遠くから頑張って駆けつけてくださいました。
カンさんのアピールです。
☆カンさん
コロナ禍でなかなか時間を作ることができませんでしたが、今日はひとつ、私自身もその場に立ち会った心温まるエピソードをみなさんにお伝えします。
私は今吹田で活動していますが、北大阪朝鮮学校を支援する会(北大阪アプロハムケ)の方々が、去年12月からエアコンの設置のための運動をされてきました。今学校にエアコンがないのは北大阪と福島だけです。教員や保護者の方々はもうすでに精一杯頑張っておられるので、この運動は日本人支援者の方だけでおこなうと。
それで300万円を目標にしていたところ、それを超える350万円が集まりました。先日、それを渡す伝達式のセレモニーを行ったところ、アプロハムケの館山先生が、みごとな朝鮮語で「朝鮮民族として、朝鮮人のため、そして日本人のためにしっかり勉強してください」と言われ、みな感激しました。この活動に参加している方々は、正しいこと、間違ったことをしっかり理解し、それを行動に移す人たちであることをあらためて、再確認できました。
真夏の厳しい暑さに氷を口にしながら立ってきたことを思い出しますが、いつも歌っているように“勝利の日まで”頑張り抜きたいと思います。
高校時代も良く来てくれた二人が朝大生になり2年目、今日も1番に来てくれたサヒさんとユニさんです。
門田さんがマイクを持たれました。
☆門田さん
西淀川区の日本人です。朝鮮人差別の問題をネットで発言してきましたが、先日そのことで、知り合いの朝鮮人の子と仲違いしてしまいました。彼女の言うには、「私たちを分析している。生きた我々を見ていない」と。
初めはなぜ糾弾されたのかよくわかりませんでしたが、どうやら、相手を客体として観察してしまい、生きた主体として見ていないということのようです。友達として付き合わねばならなかったのにそれができていませんでした。どうすればいいのか…。これが今の偽らざる気持ちです。
大野さんもマイクを持たれました。
☆大野さん
吉村知事は菅首相に会って、「東京と大阪にワクチン接種を先に」と言ったそうですが、私は平等にすべきだと思います。地方も必死に頑張っているのですから。
イギリスのジョンソン首相はコロナ対策は「国民一人一人で」と言って、政府の責任を放棄しました。
まだまだ感染者は確実に増えます。政府が市民・国民から信用を得ていないからです。
維新の会は去年大きな間違いを犯しました。「PCR検査をすると陽性者が出て医療崩壊につながる」と。しかし、早期の検査こそ大切であり、それを怠ったからこそ、今日の状況になったのではないでしょうか。
朝鮮学校差別に反対する私たちの運動は小さなものかもしれませんが、私たちにとっては大事なことです。人権を無視すると、それは戦争へとつながっていきます。
補助金の復活、高校無償化、幼保無償化を一日も早く実現してください・
サヒさんとユニさんがマイクを持ちました。
☆朝鮮大学2年生(政治経済学部)
サヒさん
無償化裁判は全国で次々と敗訴が決定していきましたが、勝利の日まで闘い抜きたいと思っています。
無償化裁判では全国で最後になる広島の裁判に向けて朝鮮大学では支援を続けています。
朝鮮大学が夏休みとなる間、私は出身の大阪に戻ってウリハッキョを支援し、在日のコミュニティを活性化することに力を注ぎたいと思って、実践活動に取り組んでいきます。火曜日行動にも友達をたくさん呼びたいと考えています。
☆朝鮮大学2年生(外国語学部)
ユニさん
コロナ禍でバイトも無く苦しいのに、全国の大学生に給付される支援金を朝鮮大学生は貰えていません。
私たちも同じ大学生です。学生支援給付金の支給、高校無償化、幼保無償化の適用をお願いします。
女性同盟のアギさんもマイクを持たれました。
☆オモニ
私は朝鮮学校に子どもを通わせている保護者です。
私が高校生の時、チョゴリを着て通っていました。すると、他の女子学生から、くすくす笑われたことがあります。
そして、今、子どもが朝鮮学校に通うのに、補助金は打ち切られ、高校無償化・幼保無償化は適用されないままです。
それでも私の子どもは、朝鮮学校でのびのびすくすくとルーツを学び、人生の糧を得ています。それは、先ほどの話にもあったように、朝鮮学校を愛してくれる大人たちに囲まれ、その愛を感じているからだと思います。
高校生の頃から空気のように扱われ、行政が公的な保障を奪っていくことはやめてほしい。
早く行政が公的な保障を示し、一緒に未来を作っていきたいと思っています。
オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」‼️
・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校を差別するな!
・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!
・朝鮮学校も「幼保無償化」を適用せよ!
最後の歌は久しぶりにカンさんの音頭で「勝利のその日まで」‼️
いつものように駐輪場での申し送りです。