ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

7月6日、431回目の「火曜日行動」です。

2021-07-06 16:45:00 | 火曜日
雨も上がり蒸し暑い中、431回目の「火曜日行動」が始まりました。



予告通り東京から秋山さんが参加されました。



長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

皆さん、こんにちわ。蒸し暑い中ですが今日も沢山の仲間の皆さんが、火曜日行動に参加されています。自分のルーツに誇りをもち、日本の中で在日朝鮮人・韓国人として生きていく、そんな当たり前の思いを朝鮮学校によって育てられています。

橋下知事の時に補助金が切られ、政府に高校無償化から除外され、抗する私達の火曜行動ももう9年を超えました。どの国に生まれようが、そのルーツ、自分の民族に誇りを持って生きていく、そんな当たり前のことがなぜ実現できないのか。そんな思いでこの場に立ち続けています。

今日も色々な立場の人達が参加されています。火曜バンドの皆さんは文化で、朝鮮の歌、日本の歌などの演奏で火曜行動に実をそえてくれています。

マイクを持っている私は、生野区で朝鮮学校を支える活動を続けていますが、いろんな立場から朝鮮学校の問題と出会い、かかわりを持たれた方たちがいます。日本人も、この多くの関係を日本社会を良くするため、平和のために活かしていきたいという思いを持って参加しています。

今日は遠く東京の町田市から来てくださいました。秋山さんです。早速ですが、東京での活動など報告をおねがいします。




今日のレポーターハルモニ会の平田さん、写真撮影は松尾さんです。



秋山さんがマイクを持たれました。

秋山さん

大阪府庁のみなさん、吉村知事、聞こえますかー!

私は今日、東京町田の朝鮮学校を支援する会の一員として神奈川からやってきました。

今日は全国各地で朝鮮学校への差別をなくすための街宣活動が行われています。

昨日は神奈川の駅前で神奈川県側のオモニ達が率先して街宣活動を行いました。

1時間のサイレントスタンディング行動でしたが、オモニ達は思いをいっぱいアピールしました。そして県内の朝鮮学校の学生さんも参加してくれました。学業や部活で忙しいなかでの参加です。朝鮮学校の生徒たちがとても苦しい思いをしています。日本人として胸が痛みます。

私は町田市で朝鮮学校と交流しています。かって、町田市で、子ども達を守らなければならない事態が起きて、教育委員会は子ども一人ひとりに防犯ブザーを配りました。しかし、朝鮮学校は除外されブザーが配られませんでした。

自治体や教委が、あからさまに差別して命を選別したんです。その時どれだけ、どれだけ悲しかったか!子ども達がどれだけ傷ついたか、わかっていますか。町田市ではすぐに、この子たちを守るため、アボジ、オモニ、学生、支援する会が声を上げ、実際に防犯ブザーを配るようにさせました。自治体は当初、私達の言葉に耳を貸そうともしませんでした。

子ども達を守れない、そんな行政で、そんな社会でいいんですか。

大阪府庁の皆さん、吉村知事、差別をなくすよう訴えたい一心でこの場に来ました。

多くの在日の人達、支援者が声を上げたら防犯ブザーが配られたのです。声を上げるということがどれだけ大切か。火曜行動は431回です。

東京の文科省前では毎週金曜日、無償化を求めて声を上げています。私も荻生田大臣に向かって声を上げています。私達が声を上げることを止めたら差別はそのままになってしまう。私達は当り前の権利の為に声を上げ続けているんです。

大阪府庁の皆さん、吉村知事、耳を傾けてください。

今、東京はオリンピック一色です。政府や都はオリンピックを開催するために、コロナ禍で困窮する都民を犠牲にしています。オリンピックが開催できれば、都民の生活を苦しめても平気なんです。コロナ禍で困窮する人が沢山います。職を奪われ、生活を奪われ、人生を奪われた人たちが沢山います。その人たちを救おうともせず、国のメンツに拘ってオリンピックを開こうとしている。何のため、何の意味があるのか。

ここに立って訴えます。吉村知事、聞こえていますか。朝鮮学校を差別するな!民族教育を認めよ!
高校無償化適用、幼保無償化適用、コロナ禍の学生緊急支援金を支給せよ!




秋山さんのマイクアピールが続いています。



長崎さんが繋がれます。

長崎さん

東京での活動、全国各地での行動のこと報告してもらいました。ありがとうございました。

私も、先週土曜日に第4初級学校の公開授業がありました。うれしかったことを報告します。韓国の民主連合の皆さんがこの公開授業に駆けつけて、カンパと沢山のマスク、消毒液を持ってきてくれました。子ども達の姿を見て本当に感動していました。

オモニ会会長の話された言葉が、今の朝鮮学校の教育の姿を語っているなと思ったのでちょっと報告したいと思います。子どもを朝鮮学校にやってよかったと思う。子どもが愛されている、家で、地域で、学校で、子どもの中にその思いを”返していきたい”という思いが育っている。先生や同級生を思う話をしていると。

大学生がかなりきてくれました。その中に3世だという人がいて、支える活動もしたいといわれました。コロナ禍で交流ができないが、素晴らしさを伝えていきたいと改めて思いました。




若い池さんがマイクを持たれました。

池さん

私の妹が卓球のチソンイで、兄になります。これからもよろしくお願いいたします。

朝大の卒業生の一人ですが、今、朝大生が支援金関係で差別を受けています。国連から是正の勧告を受けていますが、加藤官房長官は各種学校だからとか、あるような無いような理由を述べて勧告を無視しています。オリンピックをしようという地で、こういうことがあっていいのか。国連もそういうことも問題にしていると僕は思います。

南大阪初級学校でオープンスクールがありました。本当に沢山の方に来ていただいて力と勇気をもらいました。応援してくれる人達に、これからも仕事を頑張っていこうという思いになりました。この日本社会、メチャクチャ閉鎖的だと思います。この閉鎖的な社会の中で大きな一歩を踏み出すために、まず小さな一歩を踏み出す。この小さな一歩を踏み出すのに、こんなに沢山の方々がいらっしゃる。熱い気持ちと、そういう気持ちに対する熱い気持ち、この2つを持ってこれからも頑張っていきます。




若いオンマたちがマイクアピールします。みんなでシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」‼️

オモニ

保護者のオモニです。何年もここに立っているので、毎回同じことをしているかもしれません。通っている人も、またやっているな、風景のように思っているかもしれません。でも私達在日は常に声を上げないと誰も聞いてくれません。

わたしの学生時代にも差別はずっとあって、慣れ切っている自分がいます。わたしは大人なので、耐えれるし、打ち破ろうともします。でも子ども達はどうかなと思います。言葉で差別されなくても、制度などから除外されるとさみしい思いをすると思うし、自信を持てなくなります。訴えても、すぐには変わらず、9年間の間に良くなることはなく、新しい問題が出て、状況は悪くなっています。でも子ども達のため、あきらめずに声をあげていく、すべてのオモニ達は思っています。皆さんの力を借りて頑張っていきます。

オモニ達のシュプレヒコールと歌

子ども達の学ぶ権利を保障せよ!

行政は差別するな!

高校無償化を適用せよ!

大阪府は補助金を復活せよ!

行政は差別するな!




大村さんのアピールと合唱「勝利のその日まで」‼️

大村さん

私も第4初級に行ってきました。子ども達はアイデンティティを育みながら健やかにのびのびと育っていて素晴らしいと思いました。
6月30日の朝日新聞の「声」の欄に兵庫県の高校生の投稿がのっていたので紹介します。

「ありのままを認める」という題字。幼稚園から朝鮮学校に通っているが、友人には言えなかった。日本社会ではまだまだ差別があるし、学校の存在すら知らない日本人もいるから。きっかけがあって、ありのままをさらけ出して、声を上げていこう、と思うようになった話です。

ではあきらめないという気持ちで歌を歌います。

合唱 「勝利のその日まで」!!




駐輪場での申し送りです。



秋山さんが紹介されました。



東成支部,東成青商会からのご案内です。



7月16日、金曜日、19時30分から朝鮮新報社のベテランカメラマン盧琴順さんが東成区民センター小ホールにて
写真で見る日本では報じられない「朝鮮の今」というタイトルで講演をされます。
この方は2003年から2020年3月まで平壌支局特派員として定期的に朝鮮に滞在して様々な北南行事や現地の人々の生活を撮影しておられます。

コロナ禍に揺れる今、日本において朝鮮の現状を知る数少ない人物として各メディアで貴重な情報を発信し続けています。
是非お越しください。百聞は一見にしかず‼️
協力金は1000円だそうです(中大阪ハッキョチャリティーイベントです)
会場でお会いしましょう‼️

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