ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

8月23日、484回目の「火曜日行動」です。

2022-08-23 21:14:00 | 火曜日
暑い日々がまだまだ続いています。

 











今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信して参りますね。







長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

 府庁でお勤めの皆さん、ご通行中の皆さん、こんにちは。
まだまだ暑いですね。セミの声は聞こえなくなったのですが、秋に向かいながらも今日も暑い日が続いています。

 大人が子どもたちの夢と希望を奪わない、一日も早い朝鮮学校に対しての、大阪府・大阪市の補助金の復活と高校無償化の実施を、そして制限なくすべての朝鮮学校の幼稚園が、無償化が適用されるようにということで、今日もいろんな人たちと声をあげ、繋いでいきたいと思います。

 マスコミで連日報道されている、政治と統一教会の関係、もう一つが、世論調査をすると実に50%を越えて、おかしい、反対だと言っている安倍元総理の国葬の問題です。吉村知事にはぜひ訴えたいのですが、今、全国各地の自治体で、組長に対して、出席せずに、反旗をあげて弔問するようなことをしないでほしいという、市民たちが取り組んでいます。吉村知事はすぐに参加するという返事をしていましたが、大阪府民の多くの意見とは違います。

 私たちが毎週声をあげているのは、実にシンプルなことです。大人が子供を差別しない。とりわけ行政が子どもに対して差別をしない。毎週火曜日に保護者の方々が、マイクをもって口々に訴えられますが、その保護者の方々は大阪府民であり、大阪市民です。

国民の義務である納税をし、地域の中で、それぞれ子育て、福祉、高齢者の支援など、いろんな形でたずさわっています。日頃は地域社会の中で助け合っているのに、自分たちの子どもが、大阪府・大阪市から権利を認められずに、学校に対する補助金が切られたままになっていること、このおかしさをもう10年を超えて、訴えています。

ここに来た、オンマに抱かれていた子や赤ちゃんたちはもう小学生になりました。ここで小学生として訴えた子は高校生、大学生に、そして、社会人となり、中には結婚して子どもを連れてくる人も出てきています。

10年一昔といいますけども、この10年、暑い暑い夏の日、凍えるように寒い日も、土砂降りの雨の日も、ここに立って訴えを続けてきました。ここに来られているオモニの皆さん、この10年を振り返った時に、朝鮮学校を巡る過酷な条件はさらに加速しました。

子どもたちの数は少子化によって減り、学校の経済的な運営は厳しさを増し、ハッキョに子どもたちを送っている保護者の方々は、ダブルワーク、時にはトリプルワークをしながら、仕事をし、子どもを学校に送る費用を負担してきています。そんなにまでしてなぜ子どもたちを朝鮮学校に送っているのか。それはここに来ているオモニの皆さん、時にここでマイクを持つハッキョの子どもの姿に、ぞこにおのずとあらわれていると思います。

 日本社会の中で、アイデンテイテイー、自分が何者であるのか、そして自分の中に民族として人間としての誇りを持って、自分に自信があるからこそ他者に対して寛容になり優しくなる。そんな子どもたちが朝鮮学校の中で育ち、それを支えるオモニの皆さん、アボジの皆さんがおられます。

 今日も火曜日バンドが楽しい音楽を奏でてくれています。先日は奈良でピョンヤンの写真展が行われました。奈良のハッキョで行われましたが、たくさんの方々が来られました。朝鮮学校を支える方々の献身的な働き、それを子どもたちが受けてのびのびと大きくなっていることが、大人たちにとって大きな喜びになっているというお話も出ました。

今日もいろんな方方に、マイクを渡していきたいと思います。

























城北初級の安先生がマイクを持たれました。

 こんにちは。先ほど奈良ハッキョの写真展の話が出てきましたが、僕も奈良の朝鮮学校に通い、大阪朝高でそして朝鮮大学に行き、奈良の朝鮮学校で7年間教員をし、次に大阪に来ました。

奈良もふるさとであり、大阪は第二のふるさとであり、そして心のふるさとは朝鮮学校です。

学校は今夏休み中です。教員たちは、授業の準備や運動会の準備や、一生懸命やっています。日本の皆さんは朝鮮学校のことを知っている人も知らない人もいると思いますが、いま多様性の社会ということで、男女差別関係なく、いろんな人たちと共に分かち合おうではないかと、この多様性を重視する世界・日本の情勢の中で、朝鮮学校の子どもたち、そして僕たちは、いたたまれない気持ちがたくさんあります。

日本で育ち、日本の国にも愛着があり、そして奈良、大阪、たくさんの日本の方々が力を貸してくれています。日本の政府の特に大阪の行政の人たちがちょっとでも力を貸してくれれば、これからの日本の多様性ももっと素晴らしいものになるのではないのかなと思います。この声がほんとに聞こえているのかどうかということは、何回もやっている人たちの気持ちとか、大阪府庁の方々に届いてくれればいいなと思います。これから2学期が始まります。たくさんの日本の方々の応援を胸に、そしてこれからも朝鮮人としての誇りを持ち、共に幸せな道を歩んで行けたらいいなと思います。コマッスムニダ。
































大阪第4初級の先生がマイクを持たれました。

 なかなかここに来れてないのですが、僕自身、中学校の時、無償化のことが初めて出てきて、高校に上がったら無償化適用されるんだと思いながら学生生活過ごしていたのですが、突然、排除になって、高校生の時自分も原告になって裁判に参加もしながらきました。

そして朝鮮大学校に行きながら、東京の方では金曜日に、火曜日行動と同じように、無償化闘争に参加をしながら闘ってきたのですけど、現実は今もまだ適用されていないということです。大変憤りと悲しい気持ちであふれています。

現在小学校の子どもたちを担任していますが、小学生や幼稚園の子どもたちは、実際に自分たちが国籍やなどで差別されているという実感は、あまり持っていません。ですが、これから中学・高校に上がっていくうちに、ずっと前から無償化問題があって、未だに適用されていないという状況を初めて知った時に、心にものすごく大きな傷を負うと思います。

実際に僕もその体験者の一人です。これから子どもたちにもっともっと教えていくことによって、高校無償化の糸口になればと、頑張っていきたいと思います。ほんとに暑い中、いつもウリハッキョのために戦ってくださる日本の先生方、そしてよろはっぷも(保護者の皆さん)、トンボたちのおかげで、ウリハッキョのソンセンニムたちもそうですが、子どもたちも、安心して学校で過ごせると思うので、これからも一緒に力を合わせて頑張っていきたいと思います。頑張っていきましょう。




















オンマたちのアピールです。

オモニ

大阪府庁の皆さまこんにちは。私は子どもが3人います。大学生と中学生から、ウリハッキョに通っているのですけど、高校無償化の闘いが始まってもう10年以上たとうとしています。

火曜日行動にも年に何度か立たしていただいているのですけど、子どもが卒業するまでには社会も変わるだろうと期待をもってアピールを続けていますが、10年一昔というように10年もたてば社会も変わっていくのに、日本の社会はなかなか朝鮮学校を認めてくれないという現実が、今だに続いています。

子どもたちの学ぶ権利を、朝鮮学校を支える日本の皆さんの力を借りながら、これからも訴え続けていきたいと思います。一日も早くウリハッキョの無償化を願っています。お願いします。










大野さんがマイクを持たれました。

大野さん

アンニョンハシムニカ。日朝市民連帯の大野です。

日頃いろんな運動しながら朝鮮の人たちと頑張っていますが、朝鮮の人たちの権利を守るということについては、大阪は一番遅れている、ヤル気あるのかないのか、敵対しているのかはわかりませんけど。国葬の問題は、圧倒的多数で今の時点で反対である。これは日を追うごとに絶対多数が反対に回るという中で、9月にやられるということです。これは決して民主主義ではない、とんでもない話で、玉砕そのものであると思います。

安倍さんが倒れた後に、逮捕者が続出する、変な現象が出てきました。オリンピックの組織委員会の元理事が、逮捕される。これ全部、安部さんのお友達だったのです。いろんな問題が噴出しているのだけどふたをしてきたという経緯がまずあります。

次に、幼・保無償化で運動していましたけど、全国幼稚園連合会というのがあって、全国で8000ぐらいの私立の幼稚園を束ねているわけですが、今から10年ちょっと前に、幼保連、全幼連、これが政府に対して無償化要請をしました。圧倒的多数の署名を集めて、安倍政権へ提出した中で、時間はかかりましたけど、幼稚園保育園が無償になった。その理事長が使い込みでまた逮捕されました。

これは安部さんが亡くなって1週間ほどして逮捕されてます。

この理事長は安部さんと同郷の山口の防府の人で、これが何億円も使い道を明らかにしていない、また事務局長は、友人というか彼女の高層マンションの家賃をずっと支払い続けていたことが明らかになっています。何十億も全国から集めて、自民党に献金を毎年1千万ずつしていたということも明らかになっています。

腐った安倍政権であった。それを引き継いで岸田さんがやっているわけですが、何をやっているかわからない。めりはりのない、特に朝鮮問題に対して口を開かない、何も言わないということは、私たちにとってはたまらない状態で、一日も早く、朝鮮問題、拉致問題も含めて、解決するような方策を、一歩前に歩みだしてほしいと思います。


























カンさんが力強いアピールをされながら歌も歌って下さいました。本当に元気一杯な保護者です。












































大村さんもマイクを持たれました。

大村さん

今日は484回目の火曜日行動です。明日は24日、何の日かご存じない方が多いと思います。

6日の広島の被爆、9日の長崎の被爆で、唯一の被爆国であると日本は言っていますが、そうではないとこれまでも話してきました。

明日24日は浮島丸事件、これを聞いたら朝鮮人の方はご存知だと思います。戦後77年経ちました。1945年8月24日、青森県の大湊港を出た浮島丸。この大湊港を出たのは戦時中に韓国・朝鮮半島から強制連行などで連れてこられた方たちが強制労働された、そういった軍事施設や造船所で働いていた朝鮮人の人たちが、祖国が解放されたということで、急いで祖国に帰りたいとこの浮島丸に、家族と一緒にたくさん乗られました。

釜山に向かっていたのに、途中舞鶴港に入港したのです。なぜなのか解らないわけです。戦後77年経っても日本は真相究明を一切していません。そして8月24日の夕刻、舞鶴港沖で浮島丸は撃沈されました。このことは日本では一切報道されなくて、何日かたって韓国からの報道でわかったわけです。浮島丸は海底深く沈んだまま、10年後にやっと調査がされましたが、真相は解明されていません。朝鮮人約4000人が乗っていましたが、日本人の乗組員200人余りと共に、2000人余りが亡くなったわけです。


今、舞鶴湾のところに舞鶴の有志の人たちによって碑が建てられています。毎年8月24日にはそこで朝鮮高校の生徒たちと合唱や踊りや、追悼の催しが開かれます。明日も開かれます。テレビはあまり報道しないと思いますが、私たちは、日本が戦争したことによって、いろんな真相が闇に埋もれてしまっているか、そのことについてもう一度歴史を掘り返してきちんと見ないといけないということを、皆さんにお知らせしたいと思います。





















みんなでシュプレヒコールしながら歌を歌いながら行動を続けました。

オモニから

大阪府庁の皆さん、日々私たちの生活安全のためにご苦労様です。東大阪からたくさん駆けつけてきました。吉村知事、コロナ対策テレビ出演などご苦労様です。

私たちも、コロナに悩まされ、子どもたちの補助金がカットされ、物価高騰でダブルの悲劇どころか四重、五重の悲劇に陥っています。もうこれ以上耐えられません。ほんとうに耳を傾けてください。私たちはこの闘い最後の最後まで闘い続けます。それまで大きな声で叫び歌い続けます。

歌 「声よ集まれ歌となれ」

シュプレヒコール

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう















































歌舞団の舞姫の音頭で「勝利のその日まで」みんなで元気に歌いました。


























オモニたちが記念撮影されています。


今日も東成中本分会の洪さんから参加者への冷たい飲み物の差し入れがありました。本当にコマッスムニダ❣️










駐輪場での申し送りです。
















森本さんが先日、奈良での写真展に大勢お越しくださりありがとうございますとご挨拶されました。





暑い中でしたが今日も心一つに行動することができました。来週も頑張りましょう。
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