ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

中本通学班と共に過ごした1年間

2017-03-18 09:55:08 | 日記
明日は中大阪初級の卒業式です。

はじめ5人だった通学班も今は7人になりました。




雨の日も台風の日も、1日もかかさず子どもたちと通学路を歩きました。

昨年の3月まではスクールバスで通園するヒジョン君をバス停まで送っていたのですが、4月にヒジョン君が1年生になったのを契機に中本通学班の自称「見守り隊」になりました^o^



























こんな詩も書いて見ました。


우리 통학반

ニョニョ

아침마다 줄지어 즐거운 통학길

나가모또통학반이 오늘도 나아간다



까불이 희정도 응석둥이 리안도

이제는 1학년생 발걸음도 씽씽



≪희정 모자 바로 써!≫

≪리안 위험해 더 왼쪽으로!≫



울보 유화도 이젠 누나노릇 제법인데

앞뒤에서 지켜주는 형님들이 믿음직해



누굴 보나 깍듯이 ≪안녕하세요!≫

사람들 얼굴에 저절로 피는 웃음꽃



지나가는 사람마다 물어본다네

≪기특해 례절 밝아 어느 학교니?≫



≪나까오사까조선초급학교입니다!≫

날마다 커지는 아이들의 대답소리



자칭 통학반 인솔대 이 함매도

어깨가 으쓱으쓱 젊어지기만 한다네



너희들은 꼬마외교관 4세 통학반

너희들이 씩씩하니 우리도 새힘 솟지



비바람 모진 날엔 손잡고 나아간다

래일향해 걸어간다 우리 통학반




私たちの通学班



     

毎朝並んで楽しい通学路

中本通学班が今日も行く



ふざけ屋さんのヒジョンも甘えん坊のリアンも

もうすっかり1年生 足取りも元気いっぱい



「ヒジョン、帽子をちゃんとかぶらなきゃ!」

「リアン危ないよ、もっと左に!」



泣き虫ユファもすっかりお姉ちゃん風吹かせて

前と後ろで安全確認 お兄ちゃんたちが頼もしい



誰を見てもきちんと「アンニョンハセヨ!」

皆の顔に自然と花咲く笑顔の花



道行く人たちが訪ねてくる

「偉いねきちんと挨拶できて、どこの学校?」



「中大阪朝鮮初級学校です!」

日ごとに大きくなっていく子供たちの返事



自称―通学班引率隊のこのハンメ(おばあちゃん)も

有頂天で肩を張りどんどん若返っていきますよ



あなたたちはチビッ子外交官 在日4世通学班

あなたたちが元気いっぱいだから 私達も力が湧いてくる



雨風吹き荒れる日には手を繋いで進んで行く

明日に向かって歩いていく私たちの通学班




訳詩/金敬淑































明日は卒業式です。3月18日、6年生の通学班引退式を行いました。お祝いのラブレターも準備しましたよ。

中級部に上がっても頑張ってねと!それから下級生を可愛がってくれてありがとうと!

















通学路に咲く木蓮の花もにっこり笑い、卒業生たちを祝ってくれている様です、


子どもたちは、特に低学年の子どもたちははじめ早く歩けなくてもたもたしていましたが、今はどんどん前へ進みます、私は追いかけるのに必死です、子どもたちのお陰でこの一年間、一度も風邪もひかず元気に過ごせました、子どもたちコマッスムニダ!

これからスファが卒業するまで10年間「見守り隊」頑張ります.





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月14日、235回目の「火曜行動」です。

2017-03-14 15:00:13 | 火曜日
235回目の「火曜行動」です。

今日は早くから東大阪初の卒業生、東大阪中の卒業生、朝高卒業生に東大阪初のオモニ会の皆さんらが、駆けつけてくださり、とても活気に満ちた行動日になりました。








今日のリーダーは大村和子さんです。

*大村和子さん

この火曜行動は2012年から始め、5年がたち今日で235回目となりました。何の進展もなく、補助金裁判では不当な判決をうけました。補助金というのは、税金から出ているものです。朝鮮学校の保護者も所得税、固定資産税、消費税ときちんと納税しています。税金から出ている補助金が、朝鮮学校には一切支払われない。おかしいです。

今、問題になっている「森友学園」に、大阪府、政府がやってきたことを思うと怒りでいっぱいになります。「森友学園」は障害を持った子ども達を受け入れるということで、1億余円の補助金を受け取っているが、手がかかるということで、障害を持つ子どもを排除している。しかし、府は補助金を出している。


朝鮮学校に対しては、橋下前知事は学校まで来て、4要件なるものを突き付け、民族教育を否定する対応をしました。国の無償化排除をうけた、橋下のヘイトスピーチ的対応を今もそのまま受け継いで補助金を止めています。「森友」と比べ、腹立たしい思いです。


私の住む自治体の市長が、わずかながら出してきた補助金を来年から中止すると突然言ってきました。20年前に作った、多文化共生、在日外国学校を守るための要項に基づいて出してきた補助金を止めるというのです。私達は要望書を提出し、話をしましたが、差別ではないと、廃止の方針を変えませんでした。私達はあきらめません。勝つまで闘います。


私は、朝鮮学校の芸術発表会などに参加してきました。子ども達の演技は素晴らしく、笑顔に励まされました。怒りを力に変えていきましょう。(レポート平田)





レポーターはハルモニ会の平田さんです。









火曜バンド、火曜行動のシンボルです。^o^




イケメン三銃士健在です。
























今週の日曜日に卒業を迎える東大阪初の皆さん。














拒否されても、拒否されても最後まで頑張る呉さん。






























梁ハルモニが息を弾ませながら坂を自転車で上って来られました。涙が出ます。








パンチョンジャさん、柴田さん、お久しぶりです。





長崎さん、今日も重たいスピーカーとマイク、ありがとうございます。





まるで姉妹のようですね。







*大阪朝鮮歌舞団の歌姫ー李恵子さん

団結すれば必ず勝利します。この歌を歌います。「勝利のその日まで」

みなさん、子ども達のため、勝利のその日まで頑張りましょう。






歌舞団の李恵子さんが新曲「勝利のその日まで」をバイリンガルで歌ってくださり、みんなに大きな力をくださいました。






*東大阪初のオモニ会の方のアピールです。


私は朝鮮学校に子どもを送っている父兄です。子ども達は朝鮮学校に楽しく通っています。

校舎、設備は恵まれた環境とは言えません。学費も高いです。3人の子を高、中、初級に通わせていて学費も大変です。


でも、朝鮮の歴史や文化、日本の歴史も学んでりっぱな朝鮮人として育って欲しいと思っています。(レポート平田)




*お子さんを奈良から東大阪初に送って下さっている東大阪初の保護者


朝鮮学校に2人の子どもを送っています。奈良に住んでいますが大阪の学校に送っています。

送っていることに後悔はありません。自負もあります。勉強だけでなく、あいさつ、明るさなど沢山の得るものがあります。

一度子ども達を見てもらえれば、解ってもらえると思います。(レポート平田)







寒い中、必死にメモを取って下さっている平田さんです。





中山さんに中野さん。





オモニ会の皆さん。颯爽としてますね。





火曜バンドがどんどん増えています。





*南大阪初のリュウ先生のアピール


大阪に生まれて50年、府民として50年がたち、私は大阪が好きです。しかし、近頃、東京のことがそのまま持ち込まれたり、東京でやりにくいことも大阪で行われています。皆さん、大阪がこれでいいんでしょうか?


朝鮮学校の問題だけではない、大阪府・日本の問題ではないかと思います。大阪がゆがんでゆくんじゃないでしょうか。


教員として、公教育でもなぜ在日がいるのか教えているのか?教えていない。心ある教員の個人的努力だけでは出来ない。


朝鮮学校の問題はお金の問題でない面、お金の問題である面がある。権利とお金、家計・学校・教員・学校環境に負担がかかります。子ども達の未来のために頑張らないといけない。

大阪府庁で働くみなさん、考えてみてください。(レポート平田)












クッスンさんが今日も無償の愛のキャンディを配ってくれています。





岡本さん、お久しぶりです。





*東大阪初のオモニ会、高会長です。

今日は2日前に中級を卒業した卒業生、3日後に卒業する初級6年生が参加しています。

今日、立っている子ども達の目には希望しかありません。希望の光を奪わないでください。(レポート平田)






*大村さん(男性)もアピールしてくださいました。


私達は、植民地支配したアジア諸国、とりわけ朝鮮、中国への反省の言葉を述べていません。

戦前と変わらない排外主義と差別を克服できないまま、今日まで来てしまいました。それが無償化、補助金問題となっています。

枚方でも補助金停止の動きがあります。怒りを2倍にして闘いたいと思います。(レポート平田)













*東中の卒業生たちです、みんな泣きながら訴えています。


*中級卒業生

2日前に卒業しました。補助金停止、無償化排除は本当につらいです。同じ年で、同じ学生なのに私達に権利がないのはおかしいです。闘って権利を勝ち取ります。

*中級卒業生

もうすぐ高級学校に通うことになります。日本の学生と同じ学生です。自分達の未来のために自分で闘っています。同じように保障してほしいです。

*中級卒業生

差別に反対です。私達にも補助金を出し、無償化を適用し差別しないでください。

*中級卒業生

私達も日本人と同じ学生です。最後には補助金をもらえると思うので、それをめざして頑張ります。

*中級卒業生

私達も同じ学生です。不当判決があった日、友達と話し合って、本当に自分のこととして感じて、今日ここに来ました。時間があればここに来て、自分にできることは何でもして頑張ろうと思っています。

(レポート平田)




















柴田さんも久しぶりのアピールです。若者が来てくれると百人力です。

*若者


沖縄に行っていましたが1/26の判決は気になっていました。愕然としました。司法は機能していません。行政の言いなりです。国際的に認められた子どもの権利を蹂躙しています。

沖縄でも同じような権利の蹂躙が行われています。許されてはならないと思います。明日から沖縄へ行きますが、また戻ってきます。ここは僕にとって、故郷です。(レポート平田)






田中直子さんらが森友学園情報開示公判・抗議申し入れ行動から駈け付けられました。お疲れ様です。






*大村和子さんのまとめです。

補助金裁判の後、オモニ達は緊急集会を持ち、一世,二世がいいものを残してくれた。私達も子ども達に、いい背中を見せよう、頑張ろうとアボジ、青年も加わって話し合っていました。

また、先生達が一生懸命頑張っている姿に励まされ、頑張ろうと。(レポート平田)





最後はみんなで合唱です。「この坂を上れば」、子どもたちのアピールを聞いて泣きすぎて、声が全く出ませんでした、申し訳ないです。




いつものように駐輪場での総括です、いろんな団体さんがアピールやお知らせです、参加者に大きな拍手が送られました。












最後の最後まで聞き取りをして下さった平田さん。





同じ頃、ソウルの日本大使館前では金ソンミンさんが一人デモを行っていました。




柴田青年が最後に言った言葉ー「また戻ってきます。ここは僕にとって、故郷です。」

この言葉が私の胸を熱くしてくれました。日本の若者が朝鮮の子どものことを思い、共に戦う場所―ここを自分の故郷だと言ったのです。日本の良識は生きている!と感じた一瞬でした。



春遠からじ・・・来週も頑張ります。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一番上の孫が今日3月12日、中級部を卒業しました。

2017-03-12 23:39:42 | 詩・コラム

私には孫が6人いますが、1番上の孫のユニが今日、中級部を卒業しました。感無量です。

2番目の孫のユナも来週の日曜日、初級部を卒業します。この子たちは私の長女の娘たちです。卒業の記念にユニとユナについて書いた詩を集めて掲載します。時間のある方はご覧くださいね。孫日記詩です。





①「こんな日がいいなぁ」
             

久しぶりの休日
空は青く さわやかな朝
ユニと手を繋ぎ 鼻唄口ずさみながら
公園に向かう 道すがら

《ハンメ、ユニちゃん昨日走ってん》
《うん?》
《いっぱい走ってん。こけへんかったで》

そうだったね 一週間が過ぎても
ユニには昨日だったんだね 運動会が

もみじの様な ちっちゃな手を
しっかりつないで 歩く この道
凝っていた肩が 嘘のように軽くなった

《オンマもアッパも お仕事いってん》
聞いてもないのに ぽろっと出た言葉に
あわてふためいて 立ち止まった 私

《オンマもアッパも 頑張ってるよ。
ハンメと公園で ブランコ乗って
いっぱい遊んでたら 帰って来るよ》

じ―っと 私を見つめていた ユニ
納得したかのように にっこり笑い
《ウン。ユニちゃんハンメだぁ―い好き!》
明るくなった声に 安堵して ホッ

また手を繋ぎ いち に、いち に
暖かい風が こっそり姿をあらわし
過ぎ去った日々を運んでくれたよう

ユニよ、おまえのオンマもそうだったよ
むずかるおまえのオンマを ハンメに預け
休日も忘れて 突っ走っていたあの日々
オンマの気持ち 考える余裕もなかった

だけどユニよ 寂しがらないでね
オンマはいつもユニの事ばかり考えているよ
泣いてないかなぁ 怪我してないかなぁ と

愛しいユニよ 早く遊ぼうよ
オンマが仕事を終えて帰って来れば
ぎゅっと抱っこして チュ―してくれるよ
ハンメがオンマに そうしたように

久しぶりの休日
ユニと手を繋ぎ 公園に向かう道
空は青く 私の心も ほんわか
あぁ、こんな日が いいなぁ

      2004年 (訳 2011年)
 
 ―初孫のユニが 3才のとき― 



②「うれしくて」 
          
           

いつもの様に保育所にむかう

1才、2才、4才
孫3人が通う保育所に

車のドアーを開けたとたん
思いもよらぬ大きな歌声

♪ハッピバスディツーユ ハッピバスディツーユ
ハッピバスディディアハンメー ハッピバスディツーユ

うまれて初めて貰った 誕生祝いの歌
知らぬ間に にやけてしまった

本当に長生きするものだね
孫達にこんな素敵なプレゼント貰うなんて


今度は学校から帰った外孫達

イチゴの入った ちっちゃなケーキさげて
ふうふう 息を切らせて やってきた

♪ハッピバスディツーユ ハッピバスディツーユ
ハッピバスディディアハンメー ハッピバスディツーユ

この年で誕生日はちょっぴり照れるけど
オチビちゃんたちの気持ちが愛しくて

一日中 ウキウキ
一日中 ルンルン

ヒジョン、ユファ、リファ、ユナ、ユニ
見ても見てもまた見ていたい 私の孫達

うれしいなあ
いつもいつもこんな日であります様に…

   *ハンメ[お婆ちゃん]



③ 「すりリンゴ」

          
ウリ幼稚園から緊急電話
ユナが熱を出した

38度だという
呼び出しは初めて

手を繋ぎながら歩くと
確かに手のひらが熱い

<ユナ熱やからお当番さん
代わってくれてん>

人の心配している、ビックリ!
ユナはまだ幼稚園児でしょ?

とにかく寝かせる
お話二つだけの約束

白雪姫とシンデレラの話したら
<おんなじ話やなー>と言う

また ビックリ!
そんなこと考えた事なかった

2時間後 熱を測ると
ななんと38度8分!

氷枕に変え
すりリンゴを食べさせた

<オンマも 熱出たらいつも
すりリンゴ作ってくれんねん>

そうだったね ハンメも
ハンメのオンマもそうだった

一日中 傘を作っていた母が
熱が出た時だけ すりリンゴ作ってくれた

母から娘へ 娘から孫へ
繋ぎ繋がれた すりリンゴ

ちょっと茶色くなって
甘酢っぱい すりリンゴ
どんな薬より効く妙薬!

熱が下がったユナ
<ハンメ 
すりリンゴのお陰やなぁ>

甘酢っぱい思い出が
胸いっぱい 広がった 





④「 ひとりじめ 」

        
2月14日夜
ユニとユナが息弾ませてやってきた

《ハルベ はい プレゼント!》
可愛い手作りの箱の中には
ふた粒のチョコレート

バレンタインチョコを
二人で作ったそうな
少し形はゆがんでいるけど

《味はどう?》
《美味しい、最高!》
無口なハルベがニコニコ

《私の分は?》
《え~?》
すでに箱の中は空っぽ

ハルベのひとりじめ
幸せをひとりじめ!

    (2011.2.14)

*ハルベ (おじいちゃんの幼児語)



⑤「ウリハッキョが大好き!」
                  

孫達の学芸会
人がいっぱい
ハルベ、ハンメ、オンマ、アッパ
近所のおばさんまで来ている

花のような衣装を身に着けた
1年生の始まりの挨拶から
最後の校歌合唱まで
場面が変わるたびに拍手喝さい

年とって涙もろくなったのかな?
合奏聴いても合唱聴いても
踊りや体操見ても涙が出る
よその子を見ても涙が出る

なんて けなげなのだろう
外では木枯らしが吹いているのに
ホールの中は春がいっぱい
朗々とした歌声が鳴り響く

なんて 明るいんだろう
暗いニユースで日本列島ゆれているのに
ウリハッキョの子供達がいるところには
お日様が燦々と光を放っている

ただ可愛いだけじゃない
互いをおもいやり、励ましあい
オンマ、アッパを信じている
先生が大好き、ウリハッキョが大好きだ

ウリハッキョの学芸会
ウリマルが生きている
ウリチャンダンが息づいている
希望の花が咲き誇っています

 *ウリマル【朝鮮語】ウリチャンダン【朝鮮のリズム】
 *ウリハッキョ【朝鮮学校】




⑥「 ユチバンの卒園式 」

                         

花のアーチをくぐりぬけ
卒園生達がニコニコ笑いながら
お花畑の様な講堂に入ってきました

男の子4名 女の子4名
3年前 入園式の日は
テガン君一人のクラスでした

一人ふえ 二人ふえ 今は8倍です 
アッパもオンマもハルベもハンメも
みんな ホッとした 笑顔です

主任の先生が ひとりひとり紹介します
テガン君は 毎朝 泣いていたそうです
オンマのいる家に帰りたいと 正門前で 

最初 姉の教室にばかり行っていた ユナも
入園した頃より 15cmも大きくなって
下級生の面倒を良く見る年長さんだそうな

新任の担任の先生は 初めからウルウルです
関東から赴任され 早 1年がすぎました
楽しかった日々を涙声で伝えて下さいました
先生も 園児も 保護者までも ウルウルです

校長先生からの 卒園証書授与です
「コマッスムニダ!」 大きな声
ひとりひとり 自分の決意をのべます

「一年生になったら勉強頑張ります」
「一年生になったらお手伝い良くします」

ユナも言いました 「一年生になったら
先生のおっしゃること よぉく 聞きます」
今は聞いていないのかな? 爆笑です

年長組修了証授与です
なんと うちのユナが代表です
甘えん坊のユナが 今日は頼もしく見えます

笑いあり 涙ありの ウリハッキョの卒園式
毎週土曜日 おむかえに行って
一緒に過ごしたハンメも 感無量です
小鳥のさえずりが聞こえてきましたよ

           (3・19)

ユチバン(付属幼稚園)
コマッスムニダ(有難う御座います)



⑦「新学期」
                       

桜も満開 ピカピカの 新学期
ユニは4年生 ユナは1年生
手を繋いで今日から自主通学

ユチバンのリファは
初めてのスクールバス通園
ユファ.ヒジョンはつみき保育園へ

空は真っ青 久しぶりの保育園
園児達の泣き声が外にまで聞こえる
新学期の風物詩だ

《ハンメ、そこ違うで。》
ライオン組になったユファが
得意げに教えてくれる

ユファもヒジョンも
教室がかわった 先生もかわった
でももうベテランだ シールだって貼れる

ピィピィ泣いていたヒジョンも
先輩づらして 新米たちを見ている
(きみたち なんで ないてんの?)

新学期は いいなぁ
全てが 新鮮だぁ
エネルギー 貰ったよ ハンメも!

       2011.4.7




⑧ 「 少女ユニ」
           

JR玉造駅に向かって
一目散に自転車を走らせていた時

《ハンメ!》
と呼ぶ声に 急ブレーキをかけた

(ん?誰?)
毎日見ている顔なのに一瞬分からない

(えぇ? ユニ?!)

いつもユナの手を引いて
二人でワンセットの所しか見ていなかった

まさしく 孫のユニ
1人で下校している姿を初めて見た

そうだ 高学年になったんだね
クラブの日は1人下校だったね

アンパンマンのようにムチムチだったのに
すらっとして まるで 乙女のよう

《気を付けて いってらっしゃい!》
手をふりウリマルで送ってくれた ユニ

心地よい そよ風のように
少女ユニは つかのまの幸せくれた

       (2011・4.16)

   *ウリマル(朝鮮語)



⑨ 「初参観日」
                            

雨も上がり まっさおな空
ルンルン気分で 学校に向かう
今日は 孫達の初参観日

ユチバンの はりきり娘 リファ
返事もハキハキ 動作もキビキビ
見ているほうも楽しくなる

新一年生の ユナ 元気一杯 《イェ!》
でも時々うしろが気になって そわそわ
オンマが見ている 頑張らなきゃ かな?

少年団に入団しました 可愛い写真はユニ
《舞踊の練習、家でも頑張ります!》
正直でいいなぁ君は 勉強も頑張ってよ  

三人三様 どの孫も 個性があって良いなぁ
楽しみだなぁ 変わりゆく季節を感じながら
どんどん大きくなってね 校庭のリラの木のように!

             4月29日




⑩「オウマのおはなし 」
            

ユニ、ユナ 9時だよ
さぁ お布団に入ってねぇ

今日は オウマのおはなしだよ
「お馬のおはなし?」

それは聞いてのお楽しみ
さぁ 目をつぶってつぶって

あんたたちのオンマが 2才になって
はじめて保育園に行った日のことだよ

お昼にお迎えに行ったんだけど
オンマは泣き疲れて 寝ていたんだよ

「おかあさん 今日 インスギちゃんね
お馬お馬と言いながらずっと泣いていました
よっぽど 好きなんですね。お馬が」

「お馬?ははは それ お馬じゃなくて
オンマです ママの コリア語なんです」

「へぇー 知らなかった そうなんですか
インスギちゃん コリア語 喋るんですね」

ユニもユナも 寝るどころか 大笑い
「もう1回 もう1回」と せがむ

35年も前の なつかしい おはなし
孫に 話すときが来るなんて 感無量
       2011.5.24



⑪「ユナが泣きました」
            

何があったのだろうか
いつもなら 叱られても
笑いながら 食事をしていた子が
今日はびくともせず 頭を垂れ座っている

姉の食器はすでに空になったのに
まだ黙り込んでるユナ、反抗期かな?
重ーい空気が食卓に流れている

どうしょう? 無理やり食べさせようか?
それはダメでしょ もう3年生なのに
ぐっとこらえ 声かけた
《大丈夫 ユナは。さ 食べよ》

すると まるで堰を切ったように
え~んえ~んと ユナが 泣き始めた
冗談が好きで おちょくり専門の ユナが
手の甲で 涙を拭きながら 泣き続けた

自分なりに いつも 我慢してたんだね
ハンメ、ハルベが 親の代わりにはなれない
3年生になったといっても 末っ子は末っ子
胸が痛み のどが詰まった

まさにその時 玄関の戸が開く音
一目散にオンマの胸に飛び込んだユナ
数秒したら けろっとして食事をはじめた
何事も無かったかのように にんまりしながら!

     (2013.6)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月11日、6年という月日が流れました。

2017-03-11 08:58:52 | 日記


2011年3月11日、想像を絶する東日本大震災がおきた日から6年という歳月が流れてしまいました。

テレビニュースで繰り返し流された津波の恐ろしいほどの勢いを見ながら、私の人生観はいっぺんに変わってしまいました。人間の運命なんていつどうなるか分からない、それならいつこの世とおさらばしても悔いのないように、自分のできる事は何でもやろう、そう思うようになっていました。

大阪に住む私たちも何かをしなければ、自分たちのできることから始めなければと立ち上がりました。被災地の方々のご苦労を考えるだけでも胸が痛くて・・・

4月6日の日には、被災地から発信された記事と写真に衝撃を受け「しっかり見るんだよ」という詩を書き、大阪はもとより奈良での支援チャリティコンサートなどで朗読し7月には13人の仲間たちと共に東北のウリハッキョを訪問しこの詩も朗読いたしました。


똑똑히 보거라
                  

길남아,마이야
똑똑히 보거라
실컷 울고나면
똑똑히 보거라

너희들의 조상이 꾸리고
할머니의 추억의 사진첩도
기쁨도 슬픔도 고스란히 담긴
너희들이 자라난 곳이다

그림자도 흔적도 없어졌어
집도 논밭도 소도 개우리도
송두리채 흘러가버렸단다
눈 깜빡할 사이에 흘러가버렸어

남은것은 잔해만
남은것은 슬픔만
남은것은 고통만

그러나그러나 
너희들이 남았다
희망이 남았다

똑똑히 보거라 
여기에 살던 사람들을 
여기에 있던 집을 논밭을 강아지를 

살아있으면 어떻게나 산단다
희망이 있으면 살아갈수 있단다
만사람이 성원을 보내주고있지 않느냐
우린 혼자가 아니야

똑똑히 보거라
누가 무엇을 
어떻게 하자고 하고있는가를 

「しっかり 見るんだよ」
        


よし君、舞ちゃん
しっかり 見るんだよ
泣くだけ泣いたら
しっかり 見るんだよ

あなた達の先祖が築き
お婆ちゃんの思い出のアルバムも
喜びも悲しみもみんな詰まった
あなた達の故郷だよ

影も形もなくなった
家も 田んぼも 犬小屋も
根こそぎ 流されてしまった
一瞬に 流されてしまった

残ったのものは 残骸だけ
残ったものは 悲しみだけ
残ったものは 苦しみだけ

でも あなた達が残った
希望が 残った

しっかり 見るんだよ
ここにいた人たちを
ここにあった 家を 田んぼを

生きていれば 何とかなるよ
希望があれば 生きていけるよ
みんなが 応援してくれている
一人じゃないよ 私たちは

しっかり 見るんだよ
誰が 何を どのように したのかを

     2011・4・6

またその日、3年生の子どもたちと共に即興で朝鮮の昔話「金の斧、銀の斧」も上演しました。












歌や演奏、詩の朗読など、13人で自分のできることを一生懸命しました。群馬からは詩人の金敬淑さんが、茨城からは詩人の康明淑さんが参加してくれました。東京からはジャーナリストの金日宇さん、金淑子さんご夫妻が、群馬からは焼肉店を営む廉数昭さん、金順子さんご夫妻が駆けつけてくださいました。

大阪からは詩人の李芳世さん、エッセイストの尹美生さん、音楽家の李明玉、高知司さん、夫の金主休、京都からは詩人の河津聖恵さんが参加し,各々自分のできること(歌手は歌、演奏者は演奏、伴奏、詩人は朗読等を、焼肉を持ってきてくださった廉さんご夫妻は、100人近い方々全員に焼肉を振る舞われました。)そしてみんなの様子を記録し「朝鮮学校のある風景」のブログで発信してくださった金日宇さんご夫妻・・・


それから2年後の7月14日、東北を再び訪ねた私は、学生たちに詩や朗読の臨時授業をさせていただきました。




次の日には合流した河津聖恵さんと共に今度は、保護者や同胞たちを対象に講演もさせていただきました。





6年の間、一度も忘れることなく4月の新学期には、心ばかしの支援金も毎年送らせていただきました。有志たちと一緒に図書も送らせていただきました。

6年前お話で共演したこどもたちも、いまや中級部2年生、4月には中級部3年生になります。


福島県のウリハッキョの子どもたちは或る意味、もっとつらい思いをしていると思います。風評被害はなお彼らや家族を苦しめ、3万5000人にも上る仮設住宅でお住いの皆さんは行き場を失い路頭にさまようかもしれません。


「宝塚の市民の会」の皆さんは毎年、夏には福島のウリハッキョの子どもや先生方を招いてくださり綺麗な空気と汚染のない食物を準備してくださり、保養キャンプを組織して下さっています。兵庫女性同盟の方々も共に活動されています。伊丹初級の生徒さんや先生方、保護者の方々も毎年ミニコンサートを準備され、2年前から大阪の私達も一日だけですがお手伝いに行かせていただいています。

















私たちに何ができるでしょう。大きな事は何もできないかも知れない。でもこれだけは出来ます。

決して彼・彼女たちを忘れない。決して東北を忘れない!決して福島を忘れない。この気持ちだけでも持ち続けなければと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月7日、234回目の「火曜行動」です。

2017-03-07 20:54:22 | 火曜日
昨日まであんなに暖かかったのに、火曜日だけ何故こんなにさむいのでしょう、寒のもどりです。涙




でも今日も皆さん元気に坂を上って来られました。





今日のレポーターはハルモニ会の横道さんです、寒いですがよろしくおねがいいたします。写真はいつものように松尾さんが沢山送ってくださいます。



長崎由美子さんの明るい第一声が響き渡っています。

☆長崎さんのアピールから

冬に逆戻りしたような寒い日の府庁前から234回目の火曜行動です。
3月5日は大阪朝鮮高級学校で卒業式が行われました。
3月12日は中級学校で3月19日は初級学校で卒業式が行われます。


未来に向かって羽ばたく朝高生たちが、「高校無償化」から排除されたまま卒業していかなくてはならない。
「後輩たちに、この悔しさを味あわせたくない」という思いを胸に卒業していかなくてはならない。
3月卒業式、4月入学式、このシーズンの火曜行動は本当に心が痛みます。


1月26日の補助金裁判不当判決を受けて、各オモニ連絡会の緊急集会が持たれています。。
「私達が諦めてどうする。黙っていてどうする」「当事者が闘わずに、誰かに任せて闘える闘いではない」オモニ達は真剣に話し合われています。
「本当に悲しみ怒っているのは、頑張ってきた弁護団だ。特に若手の弁護士はショックだと思う。励ましたい」と弁護団にも心を寄せています


『寒梅は真理に似て』という言葉があります。
差別や偏見の中にあっても、自信を持ってしっかり立っている子どもたち。
人間への不信ではなく、人間としての尊厳をもって力強く立つオモニたち。
これこそ『真理』だと思います。


「森友学園」と朝鮮学校の待遇の格差に唖然とします。
松井知事は被害者のように言っていますが、森友学園の申請が出てから、大阪府の認可基準を突然規制緩和して、認可への道筋をつけたのが真実です。
政府と関係の濃い学校を異常に厚遇する。
「森友学園」だけではありません。全国で起っている、このいびつさをしっかりと訴えていきたい。(レポート横道)















古賀さんお帰りなさい。森本さんと松尾さんご夫妻です。



























朴さんのアピールです。

☆パク・ヨンチさんのアピールから

卒業式、入学式の季節です。毎年行われる何も変哲のない風景です。
大阪朝高は100人の3年生が卒業しました。
卒業生たちは日本の高校生と同じように、大学に、専門学校に進学します。留学する子もいます。就職する子もいます。
日本の子どもと何ら変わらないのに、何故「無償化」から排除されなければならないのか。
「補助金」をストップされなければならないのか。悔しい気持ちをいだきながらも、朝高生として誇りを持って卒業していきます。


卒業生たちは在日四世です。一世は日本の植民地支配下で日本にやって来ざるをえなかったのです。
大阪府・市はそう言う事情を理解して、普通の私学の4分の1程度にしろ、補助金を出してきたのです。
しかし突然、政治的理由で補助金を打ち切り、政治を教育の場に持ち込んだのです。


誰も、どの民族に生まれるか選べませんが、朝鮮民族に生まれてきた以上、民族の母語、文化、歴史を学びたいと思うのは当たり前のことです。日本の人も同じだと思います。


どの国で生きようと、民族教育を保障することは、今では国際的なスタンダードです。
植民地支配の歴史的経過を踏まえれば尚のことです。
大阪府や市の行政が良心を取り戻すまで、強く訴えていく。(レポート横道)












イケメン三銃士揃いました。^o^




レポーターの横道さん、かじかむ手を必死に動かしておられます。





青年同盟の高さん、アピールです。

☆青年同盟 高さん

母校大阪朝高の卒業式に行ってきました。
僕の地域から10人が卒業を迎えました。

彼らは勉強やクラブ活動に励みながら、街頭に出てビラを配り署名を集める活動もしてきました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。

僕も大学の4年間文科省前の金曜行動で訴えてきました。
当然の権利が奪われる現実に、苛立ちと怒りを覚えます。

青年同盟は全国から同胞や支援者が集まり抗議集会を予定しています。
頑張りましょう!(レポート横道)






中大阪保護者の金さんもアピールです。

☆金さん

中大阪初級学校で緊急集会が10日に行われます。

弁護士の先生から裁判報告や無償化連絡会から大村さんのアピールがあります。

今日は城北ハッキョで緊急集会です。ぜひご参加下さい。(レポート横道)






青年同盟の梁さんもアピールです。

☆青年同盟の梁青年

今夜19時より城北ハッキョで緊急集会を行います。

高校無償化は教育の機会均等のためのものであるのに、朝鮮学校だけを除外したことに、私は怒りを鎮めることができません。

安倍政権の反動政治によって差別されていることをアピールしていきたい。(レポート横道)













若者が元気です。








宮川さん、寒さを乗り越えバイオリンを演奏されています。




☆歌舞団の歌姫金さんのアピールと歌

(ペーパーをお借りして転載しました)

「今日はどうしてもこの場でお伝えしたいこと、歌いたい歌があり、マイクを握らせていただきました。
私は朝鮮の歌や踊りをもって活動している金和美と申します。

去る1月26日、補助金裁判不当判決を受け、ショックで愕然とする中、2月9日に行われたオモニ連絡会主催の緊急集会に参加しました。

怒りをあらわにしながらも、一致団結し「自分達が出来ることを精一杯やろう」と思いを語られるオモニ達の姿に奮い立たされ、オモニ達に元気を与えられる歌を作らなければいけないという使命感が、ふつふつと沸いてきました。

それから、火曜行動に欠かさず参加してらっしゃるホ・オンニョ先生に作詞をお願いし、チョ・バンウ先生の協力も得て「勝利のその日まで」という曲を完成させる事が出来ました。
今日この場で初披露となります。

この歌が、オモニ達のそして皆さんの想いを代弁する歌になれれば光栄です。」

(優しさに溢れているのに力強くもある、歌詞にとっても合ったメロディーでした。
感激!—横道)














森本さんが仲間を引き連れて「幸せなら手をたたこう」をバイリンガルで歌ってくれています。

☆三線の森本さん

歌舞団の方の歌は素晴らしい。感動しました。
一緒に歌えるように皆で覚えていきましょう!

今日は、奈良で再開された幼稚班で歌っている歌を習ってきたので歌います。
皆さんも知っている「幸せなら手をたたこう」の朝鮮語バージョンと日本語バージョンです。
どちらも歌います。

日本語バージョンは
 幸せならあいさつしよう(アンニョン)
 幸せならあいさつしよう(アンニョン)
 幸せなら態度でしめそうよ ほらみんなであいさつしよう(アンニョン)










宮川さんの短歌が朝日歌壇に掲載されました。



この歌は東京新聞に掲載されるそうです。





森本さんの作品も朝日歌壇に又掲載されました。








クッスンさんが今日もみんなをねぎらって愛のキャンディの配給です^o^








尊敬するオモニとのツーショット







☆長崎さんの結びのアピールから

私は在日朝鮮・韓国の子どもが70%を占める、キリスト教系の私立保育園で働いてきました。
そこで民族教育が子どもたちの笑顔をつくることを実感しました。


先ず保育士の中で自分のルーツを知り、言葉を取り戻し、通名ではなく本名を使う人が出てきて、子供たちに広がっていきました。
給食のビビンバやチジミは保護者も喜んでくれました。


「寝た子を起こすな」と抗議してくる保護者もいましたが、やがてその人も「先生、よくやってくれた」と理解してくれる様になりました。


「子どもが責任を取れないことで、子供を苦しめてはいけない」
「大人が子どもの夢や希望を奪わない」
そして人間として誇りをもって、闘っていきましょう!(レポート横道)


この後いつものように火曜行動の歌「この坂を上れば」を合唱しました。













駐輪場に集まりました。





訪朝されていた古賀さんの第一声は「日本ではややこしいことばかり言ってるけど、共和国はとても平和です。」でした。





新しいアコーディオンです。ウンバンウルとかいてありますあ、鈴蘭と言う意味です。









森本さんも集いの案内をされました。皆さん寒い中お疲れさまでした。

とても寒いので地下鉄で帰る方々とお蕎麦を食べて帰りました。来週も頑張ります。






















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする